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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

巨大ブラックホールの衝突こそが宇宙創造の源

2012年12月27日 13時11分20秒 | 宇宙

 宇宙に始まりがなくてはならないという強い願望・概念はキリスト教の天地創造からくるものか、人間的な論理の収まりなのか、アインシュタインをはじめ世界の天才物理学者たちがビッグバンをこぞって創り上げてきた。

 始まりが有れば、終わりもある。丁寧なことに、天才達は宇宙の終焉(消滅)までも描き続けたのである。

 然しながら、私が何度も何度もしつこく反論してきたように、ビッグバンには相当無理がある。ミクロ量子とマクロ宇宙を結びつける(ミクロの宇宙卵が巨大なマクロの宇宙に拡大する)などは、よほど困って奇想天外な発想に至ったのだろう。天才が何を言おうと、教科書に書かれていようと、NHKが報道しようと、有り得ないことは有り得ないのである。

 宇宙には始まりも無ければ、終わりも無い。宇宙には移ろいが有り、我々はその移ろいの中の あるひと時を過ごしているということだ。人類が考えている宇宙の端は単に観察可能な最遠の天体に過ぎない。 

 始まりと終わりが有るとすればすれば物質などの組み合わせやその状態である。(例えばaにbが加わる。次にCが加わり、aがdに変化、bがフェイドアウト:このように組み合わせが始まりまた終わる)

 宇宙は永遠の移ろいの中で、ありとあらゆる可能性(組み合わせ)を試している。(創造している) その起点となる大きな役割を果たしているのがブラックホールである。

 ブラックホールは物質を吸い込み重力が巨大化する。ブラックホールの内部は超高密度で極度に凝縮され、物質の最も初期的・原始的な状態になる。母なるブラックホールのおなかなのだ。

 ブラックホールが宇宙全体を吸い込むとの考えも有るが、現実には接近する物質の方向などの条件が合った場合に吸収されるに過ぎない。銀河の中心にはブラックホールが存在するとされいるから、ブラックホールは無数にある。

 (ブラックホールが蒸発するとの考えも示されているものの、根拠がはっきりしない。またもや、物理学者がその時の都合で考え出されたアイデアではないか)

 私は巨大ブラックホールどうしの衝突が宇宙にエポックメイキングな一つの始まりをもたらすと考える。滅多にあることではないが、巨大ブラックホールどうしが接近する。近づくにつれて、強力に引き合い、これも滅多にあることではないが衝突に至る。大衝突(BIG COLLISION)である。

 しかし、巨大な重力を持っているから、慣性がとてつもなく大きく、衝突が合体にはなりえない。衝突は凄まじいエネルギーを発生させ無限大とも言える温度となる。ブラックホールの分解(子供ブラックホールの誕生)も有り得るし、極限に圧縮されていた物質を放出することになる。

 新たな宇宙が創造される。放出物質の大膨張が始まる。膨張した物質が引っ付きあって天体を形成するかもしれない。天体の集合体が太陽系のような恒星ループを形成し、それらが子供ブラックホールを中心に銀河を形成するかもしれない。

 このようなブラックホールの衝突モデルの方がビッグバンよりは遥かに合理的で現実的であろう。ビッグバンで言う宇宙卵の誕生も相当な いかがわしいアイデアだが、この宇宙全体が再び量子大に縮小し消滅するとの考えは現代の科学や技術では絶体に実現できないし、証明不可能である。

 私が一つ指摘したいのは、物理学の天才たちが提唱する宇宙卵(架空の存在)は、実は巨大ブラックホールと物理的な性質がよく似ている(両方とも極限まで凝縮した莫大な物質を内蔵)。恐らくブラックホールは量子より大きいものの、偶然、サイズ以外は両者が酷似している。ブラックホールの存在は容易に確認できるが宇宙卵は確認不可能である。

コメント
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