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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ランクル100ディーゼルとベンツML350クリーンディーゼルとBMW-X5の詳細比較

2013年04月13日 21時20分39秒 | 

 打劇王(バッティングセンター)へ行くと、店長がやってきて「自動車替えられたんですか?」と話しかけてきて、BMW(店長所有の3シリーズ)について10分以上話を伺った。BMWに乗る人はもう、BMW命みたいな人が多い。かつて、お世話になった製造業社長も7シリーズに乗っておられた。

 BMWは音や振動(かなり改善された)は有って当然と諦めておられるようだ。3シリーズは4気筒になり、パワー不足で非常に不満らしい。6気筒とはパワーが劣るという。BMWは全般的に省エネのためエンジンをサイズダウンさせている。この傾向はしかし、国産車も同じ。

 外車は修理費などがとてつもなく高いので奥様には金額を見せられないとか。ベンツMLもバッテリーを交換すると5万円はかかると聞いており、覚悟はしている。スタッドレスタイヤは数十万円、ヤナセが喜ぶだけ。ただ、ベンツの場合、3年間はメンテ無料になっている。

 店長の話は国産車との比較になった。トヨタはブレーキが効かない・・・は同感。ランクルは強めに踏んでもブレーキが滑るのでショックが少ない。MLはブレーキが良く効くので、ちょっと踏んでもガクッと速度が落ちる。なかなか慣れない。BMWやベンツは内装が劣る・・・はランクルとの比較に関しては分からない。

 ウィンカーレバーの位置(左側)は店長の意見どうり、日本方式に直してほしい。1か月経過しても時々、間違える。自動車教習所のBMWは日本式に右にしてあるそうだから、一般向けも直せるはず。センター付近にあるダイアルを回して設定する方式も、なかなか慣れない。ベンツのナビは弱点。タッチパネルではないので扱いにくいし、案内が分かりにくい。

 ランクルは2000年モデルだったから比較もおかしいが、MLは色々な最新機能がついてきた。運転が単調化したり、休憩が少ないと休みなさいと表示が出るとか、凄いなと思ったのは、ウオッシャー液が減っても、部品の機能が悪くなってもそれを示す表示が出る。

 ベンツに関して、現時点で言えることは、新しいモデルでベンツが様変わりした事。ある意味、ベンツがベンツではなくなった。最も変わったのは加速だろうね。前のディーゼルではもたもたして走らなかった。BMWはその点、飛び出しが良かったのに、ベンツはBMW以上に飛び出すようになった。例えば、信号の変わり目、ランクルディーゼルでは踏んでも遅れが有り間に合わないところ、MLでは僅かに踏むと加速し間に合う。

 ベンツの新しいミッションは画期的だね。ハンドル右のレバーを下げると前進、上げるとバック、軸方向に押し込むと駐車。操作を間違えてもコンピューター判断で入らない。BMWも電子ミッションだが、従来方式に近い。国産は電子ミッションは無かったと思う。BMWは8速、ベンツは7速で、BMWが少し差をつけている。ディーゼルのためには細かい変速が有利。

 ベンツの優れた点の一つはブレーキの利きの良さだろう。トヨタから乗り換えると、効きすぎて困るが安全を考えると合理的。ライトは切り替えではなく、一つのライトが動く。キーレスエントリーなどは国産車でも当たり前。ドアはレバー内側を触るとアンロック、外側を触るとロックする。

 今の車は慣らし運転が必要ないはずだが、最初はゆっくり走ってくださいと言われ、借りた猫のようにゆっくり走っていた。1400kmの時点で確認すると十分と言われて(500kmで良かったらしい)、少しづつアクセルを踏むようになった。圧巻は2000回転以上。

 夜、隣に並んだ車が信号が緑になった瞬間、「ばあああーん」という物凄い轟音と共に、飛び出した。後から考えると音も姿もチューンアップしたレーシングカー。こちらはゆっくり出たのだが、加速し追いかけた。抜けなかったものの距離を縮めた。信号の手前でチューンアップ車は急におとなしくなり、別の路線へ移り、異なる方向に去った。

 普通のスポーツカーなら楽勝のところ、遅いはずの大型四駆に差を縮められたので、慌てたのだろう。モンスターのような車に対して互角に走れる。2.2トンの重量を感じさせず、バイクのような軽やかなフィーリングと加速。オートマのままで中速以上が抜群に強い。これがディーゼルだから驚きだ。

 BMW-X5も加速は良かったがベンツML-350に比べるとやや もたっとした感じ。パンチが無い。

 ランクルの良さはサイズの大きさと重さ、および独自のサスペンションからくる安定性。様々な車に乗ったが、これほどの安定感は味わったことが無い。また、高速で、滑るように滑らかに走る心地よさは他の追随を許さない。しかし、小さなカーブでは重心の高さが災いして非常にバランスが悪くなる。

 MLにはまた独自の安定性が有り、例えばハンドルは速度が増すほど現在の状態を保とうとする強い力が働き、車の揺れが有ってもハンドルがぶれることがない。カーブでは、遠心力に負けず、傾きも少なく安定して回れる。アウトバーンを制限速度なしで走る車だから、流石に違う。MLのハンドルの安定性は信頼感が有る。

 ベンツMLの音響は抜群に良い。広がりと立体感が有り、迫力がある。特に低音は音が潰れず、きちんと再現できる。ランクルの場合はサイバーナビを入れて画期的に改善されたが、元の音響は褒められたものではない。

 振動と音の大きい順はランクル100ディーゼル、BMW X-5 ベンツML350の順。BMWは確かにランクルより振動は小さかったが不快な周波数の振動が有り、高級車にしては感じが悪い。座布団を敷くと下からの振動は殺せるが、背中は残る。

 ベンツMLは本当に振動が少ない。1000rpmあたりで低いエンジン音が有り、加速で踏み込んだ時にガソリン3リットルツインカムターボのような音がする。振動では何の問題も無いが、音は多少改善の余地あり。話は変わるが、アルファードのハイブリッドを検討した時、加速時に甲高いエンジン音が有りすっかり興ざめしてしまった。

 前にも書いたように、ベンツMLディーゼルの方が同じベンツのBクラス(ガソリン)より音も振動も低い。室内が静かで室外では接近を知らせるような音がするのが理想的。

 坂道を上る時、高速での加速にはトルクがものをいう。ランクル100ディーゼルが42kg-mぐらいだったかな。フェアレディーZは37kg-mぐらい。BMWX-5ディーゼルは55kg-m。これに対してベンツMLディーゼルは62kg-m。飛び出しはガソリンのフェアレディーが速い。吹き上がりの良さがものをいう。ところが高速の加速や坂道の上りではトルクが効果を発揮する。

 急坂ではベンツMLディーゼルがアウディーも、BMWもレクサスも一気に抜いてしまう。勿論高速でも強い。

 弱点はランクル100に多かった。①重心が高くカーブが弱い、②加速中にアクセルを離すとがくがくとぎこちないミッションの動きを生じる、③振動は80に比べて画期的に減ったが距離が増えると多少大きくなった、④回転半径は6mと大きかった。

 BMW X-5はディーゼルの振動が気になる。加速は悪くはないが、ベンツMLに比べて弱い。

 ベンツMLは1000rpm付近のエンジン音(低く僅かな音だが)を抑えてくれたら、他は我慢する。

 最後に点数で比較すると、ベンツML350ディーゼルは85点、ランクル100ディーゼル(新車時)は75点、BMW X-5ディーゼルは70点かな。MLは何といっても基本性能(トルクの巨大さ=中速以上の加速、省エネ)が抜群に良い。安全性や世界をリードする各種機能も満足。100は走行安定性、運転の満足感、サイズ、X-5はデザインも良いし楽しさも有るがディーゼルの高調波振動は気になる。

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