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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

大阪限定の忖度(そんたく)饅頭が人気で話題になっている 電力会社では過激忖度が出世の条件

2017年07月25日 22時12分08秒 | 社会・経済
 新大阪駅では「エキマルシェ新大阪」で忖度饅頭を販売しているらしい。今のところ大阪限定だが、ゆくゆくは国会議事堂内で販売したいとはテレビで質問を受けた社長の豊富。いかにも商売の町大阪らしく話題性を掴んでたくましい。

 安倍首相は予算委員会で「私が直接指示した事は一切ございません」と応えている。真意は明らかではないが、この手の話は出来るだけご本人が何かの時に傷つかないよう、周囲や下々の者が十分おもんぱかってやり遂げるのが常識。

 木下藤吉郎が織田信長の草履を温めたのを「私があなたの汚い草履を懐に入れて温めました」と直接、露骨に言わず、時間がかかって分かる奥ゆかしさが大切なんだ。それが効果最大。

 日本の会社では忖度がごくごく当たり前だが、電力会社では、それはもう、表面化しない目立たない場所と場面で忖度の嵐、忖度の山ではないだろうか。何しろ実績を残すとか活躍するとかも上司の意向を十分確認しなければならない世界だ。忖度は出世の死命線。

 営業所の責任者は「会長」、および「社長」のご自宅は何が有っても絶対に停電しないよう配慮してありますと僕に語った。本当は逆だろう、社長が社員に対して「私の家は停電してもいいから、需要家の皆様のご自宅は停電しないよう十分な対策を施すよう」と言うべきだ。

 電力社員の忖度は平日5時以降、そして土日祝祭日のプライベートタイムに激しく実施される。僕ら理工系ではこのような情報自体が殆ど無かったが、社長、会長、相談役の自宅には大勢が押しかけ、サービス合戦の涙ぐましい努力が展開されていたのだ。

 奥さまはもうそれが当たり前で、「そこの田中君(単に多い名前)庭を掃除してくれる?」とか指示する。しかし、こう言われれば大成功。次の人事では必ず良い結果が出る事だろう。こうして昇進した連中に限って社内では肩で風切って歩いていたという。

 僕が出向先から営業部に帰った年の忘年会で驚いたのは若い男性社員が5人が裸になり、一列で会場を練り歩いた事だった。女性社員も大勢いる。ここまでせんといかんのかと、家で待っているであろう彼らの家族の事を思った。

 部長であった藤□正△の好みを忖度したものであることは誰にもわかる。その次の年の忘年会も同じ光景が繰り返された。今回初めて書く事だが、僕は止めさせるべきだと思い、営業担当のトップに報告した(*)。驚くことに、その後、忘年会主席者をはじめ営業部から大勢の取締役を輩出した。

 *本来なら部長に直接注意すべきだが、そんな生易しい状況ではない。営業部に復帰早々、部長に会う前には古□次長の了解をとるように厳命された。出向先の子会社では毎週のように社長に新規事業(機械製造業を立ち上げていた)について報告していたのにである。

 古□次長は僕の監視と行動を縛ることが主な役割。若い人が酒の席「いつもゲームやってますね」と古□次長に言っていた。権限無く、予算無く、部下無く、営業部内は四面楚歌、ひどい扱いだった。古□はその功績で取締役、情報通信子会社の社長となり、今も現役かな?

 藤□正△が何でそこまで出来たかと言えば、単に彼の父親が超大物自民党議員の後援会長だった(本人が言った)だけで、仕事は大失敗などまともな実績無く、嘘&いかさまいしか記憶に無い。こういうことを書くとまたやくざが来るのかもしれないが電力関連では凄い金が裏で動く訳だ。

 超大物自民党国会議員の名前は今回は出さない。多分、秘書が忖度してやった事で、ご本人は実体を知らない。