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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

生物進化論とビッグバン宇宙論ではパラダイムシフトが起きつつある

2018年05月01日 22時13分44秒 | 生命
 エピジェネティクス革命とジャンクDNAを書いたネッサ・キャリーは分子生物領域でパラダイムシフトが起きると控えめに述べている。実は、山中教授が2006年にiPS細胞を発表し、2012年にノーベル賞を受けたのが、エピジェネティクスという新たな世界の輝かしい幕開けとなったのだ。

 山中因子という、4つの遺伝子を線維芽細胞(皮膚)に入れる事によって、細胞のタンパク質発現を抑制していた修飾(エピジェネティクス)を解き放ち、悉くリセットしてES細胞の様な万能細胞を作り出したのだ。

 今やエピジェネティクス無しでは生物現象を語れなくなっている。ただ、いつの世にもある様に、根拠なく批判したり、いつまでも受け入れない集団は存在する。存在するが、加速度的に増大するエピジェネティクスの研究報告が見事に世界を変えてゆく。

 僕の進化論も2003年に発表して以来(レベルが月とスッポンぐらい違うがiPSより3年早い)、確たる証明が見つからなかったものが、15年経過した今年、コア仮説から導かれる小仮説が一挙に3つも証明されたのだ(と僕は思っている)。

 片や、ビッグバンもパラダイムシフトが起こる兆しが見えてきた。1918年ノーベル賞を受賞したマックス・プランク(量子論)が述べているように「科学的な理論は変わらない。何故なら古い科学者が心を変えないからだ。理論が変わるのは古い科学者がこの世を去る時だ」。

 書きにくい事だが、ホーキング博士はビッグバンを守る高く強固な壁だった。時間が虚数になるなんて話を理解できた人がいたかどうかは分からないが、超有名な学者が高度な数学理論で武装すると、なかなか破れるものではない。

 僕は過去に電気学会でビッグバンの矛盾点をいくつか指摘した。情報も予算も設備も無い僕が明確に否定できる一つは、物理で定義する時間が存在しないという事。時間は見えない、触れない、実体を直接計測できない。我々は時計を見て時間を知る。

 実は時間とは動きであり、動きの履歴なのだ。アンモニア原子の振動数を f とすると時間tは
 α × f+β = t  (α、βは定数)で表される。この式が振動の動きが時間であることを表している。この他にも色々有る。今回は省略するが、例えばダークエネルギーは矛盾に満ちている。

 最も、神秘に満ちて深い謎である生物進化と宇宙誕生の謎はいつか確実なパラダイムシフトを迎える。生物関連では、エピジェネティクス研究者が教科書を書き換える必要が有ると言っている。早晩そうなるだろう。生物進化に於いては既にパラダイムシフトの確実なプロセスが刻まれつつある。

 
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