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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

福島原発の東京電力トップの責任を明確にしないと日本の未来はない はっきり断言できる

2020年08月23日 18時26分04秒 | 社会・経済
 東電以外の電力関係者の多くは、いや東電内部でも、福島原発事故の責任を当時のトップに追わせるべきだという意見が大半だと思う。何故なら、責任を取らせなければ今後も電力トップは事故防止に対して消極的な姿勢をとるだろう。リスクはますます高まる。

 実は、原子力本部長 は事務屋エリートが社長になるための出世コースだったりする。事務屋は嘘作文が得意で、電力トップの爺さん(世間や事実からは遠い)が喜ぶような嘘ばかり報告していながら、事故が起きると「私は技術の事は分からないので」と逃げてしまうし、逃げ切れる。

 まじめな技術屋が原子力の安全課題をトップまで報告していても、その技術屋が自分を守るためには、社長にはそのようなことを報告したことはありませんと言い切らなければならない。原子力問題は電力の最重要課題で、報告が社長に行かないなんてことは有りえない。その貢献度は必ずその後の出世として現れる。

 責任をとらないトップが君臨する電力会社は非常に恐ろしい。そして、裁判で無罪になり世間とはかけ離れた潤沢な金で、一般人とはかけ離れた恵まれた生活をおくることは、日本全体を著しくゆがめることになるだろう。

 それでなくても、技術屋は事故が起こり得る発電プラントに張り付いており、運悪く事故が起きると必ず責任はとらされる。言い訳すればますます評価は下がる。事務屋は技術屋の防御壁のおかげでいつも安全な場所に身を置く事が出来る。

 技術屋は過大なリスクを負い続け、事務屋はいつもふかふかの絨毯を敷いたエリートの階段をのぼり天国を独占し続けるのだ。

 最高の頭脳持ったエリートだから優秀な経営者ではないか?こうお伝えしよう。ゴミやカビだらけの知識を詰め込んだ偏差値エリートでは合理的な判断が難しい。重要な課題を解決出来る能力者は、電力トップ集団にはいないから、嫌われ淘汰される。