オバマ政権はNIH(米国立衛生研究所)のコウモリ由来コロナウイルスの出現リスクの解明を中国科学院武漢病毒研究所(以下、武漢研究所)に委託し、同研究所には3億円近い委託費が払われた。情報や技術も提供されている。武漢研究所はこれら支援と受託研究でコロナウイルスのビッグデータを保有し世界のコロナ研究センターとなってい(*)。大失策だね。
* これに先立ち、フランスは中国にSARS研究の最新設備や技術を提供し、2015年、中国科学院武漢国家生物安全実験室が武漢研究所の付属設備として完成。
国内の新型コロナ論文プロジェクトで、
朝長啓造・京大教授は「既知のウイルスからはランダムな変異が入りすぎ、人工的に作ったにしてはうますぎる」、
iPSの山中教授は「コロナウイルスにランダムな変異を加え、病原性や感染力を強めることは理論的に可能ではないか」と質問し、
河岡義裕東大教授は「ウイルスの実験ではレセプターであるACE2にくっつくようにすると増殖性が落ちる、全ての目的を人工的に満たすことは不可能」と述べた。
結論として、新型コロナは自然発生となった。
僕の中では、逆に、武漢研究所犯人説が深まった。まず、河岡教授は、ワクチン開発の議論で「新型コロナはインフルエンザウイルスと比べて変異が大きくないからワクチンは開発可能」と述べている。新型コロナはランダムな変異が入り過ぎたとする主張と矛盾している。多分に、中国に対する忖度が有るのではないか。
また、山中教授のiPSの山中因子はランダムな選択から実現している。新型コロナがiPSの実現より難しいとは思えない。
このプロジェクトでは数か月の間に新型コロナの変異が5000におよんだことが明らかになった。ということは、宿主(動物、人間)の感染でウイルスが変異しやすい事を示している。であれば、武漢研究所が必死に生物兵器を開発しようとしていたのだから、動物への感染を主体とし、動物感染では困難な大変異は人工的に実施する事で効率化を図っただろう。
動物での試験は成功し、武漢研究所の最後の確認は人間の感染である。実際に人間で試すことは委託元のアメリカにばれることが怖い。そこで、研究員が管理の網をくぐって、人への感染を試みたのであろう・・・と考えることが出来る。