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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

従来の進化説はどこが間違っているか? NO1.最も重要な物質進化がすっぽり抜けている

2022年01月07日 20時27分13秒 | 生命
 ダーウィンはビーグル号で訪れたガラパゴス島でイグアナ、亀、アザラシ等様々な動物を観察して進化を考えた。正確で美しいスケッチも残っており、その好奇心に満ちた緻密な洞察力と努力は十分尊敬に値するものだ。このようにダーウィンの関心は高等動物だった。それ以前の事は触れられていない。

 後世の天才科学者達は高度化の一方向に進化するメカニズムを思いつかなかった。そこでダーウィンの突然変異と自然選択を取り上げ、新ダーウィン説としてその根拠を遺伝子の物理化学的な破損に求めた。この破損を今や遺伝子のコピーミスにしている。

 疑問は残る。遺伝子は破損せずコピーミスだけなのか?都合よく ある塩基(例えばA:アデニン)が別の塩基(例:G:グアニン)になるのか?そして、遺伝子が出来る前の創成期(物質進化)は対象外としてしまった。

 つまり、生命がどうやって生まれたかは全く分らないが、生命が突然出現して遺伝子のコピーミスで高度に進化するという、訳の分からない進化説がでっち上げられ、それが長年にわたって教科書に書かれているという状況だ。

 ダーウィン説だけではない。中立説も遺伝子の変化を進化の根拠にしている。その他の共生説、ウイルス説は部分的に進化の貢献度は高いが、進化のメカニズムを示すものではない。すなわち、従来進化説は最も重要な物質から生命を生むプロセスがずぼっと抜けているのだ。

 実は物質進化時期に、その後の進化を駆動する重大なメカニズムが作られたのであって、その後の進化は約束されたものだった。つまりその後の環境の変化に適合して生まれた付録だ。極論すれば僕らは約束された進化の付録で生まれたのだ。

 勿論、僕が発表してきた進化説は物質進化を最重要視しており、特に、今年3月に電気学会で発表予定の内容には具体的な根拠を示してそのモデルを記載している。自分で言うのもなんだが驚くべきモデルといえる。
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