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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

観光バス横転の事故は二つの事を実行すれば必ず防ぐことが出来た 26歳運転手の未熟さ

2022年10月15日 10時46分29秒 | 
 今月(10月)13日午前11時50分ごろ、富士山の5合目から出発する通称「ふじあざみライン」の下り車線で観光バスが横転し、乗客1人が死亡し、女性客3人が重傷を負った事故だが、確実に防ぐことが出来た。

 このバスが上る時、真後ろについていた乗用車のドライバーが随分ゆっくり走っていたと証言している。つまり、降りるときはずっとフットブレーキを踏みつつゆっくり走ったんだ。かなり慎重な運転手だ。そのため、フェード現象でブレーキが効かなくなっていた。

 ドラムブレーキからディスクブレーキになって、死語になっていたような現象だ。僕の勝手な想像だが、彼はブレーキが効かないので恐怖でパニックになり、バスを止めようと、カーブ左側ののり面に接触させたが、乗り上げすぎて横転した可能性がある。

 事故を防ぐ手段は二つあった。一つはエンジンブレーキだ。坂を下るときに常用すべきはエンジンブレーキで、速度をコントロールするのはギアの選択である。下り坂はギアを変更しながら速度を制御する。アクセルではない。このバスのギア比が分からないが、セカンドに落とし、更にはファーストにして法定速度の30キロ以下にできた。

 タイヤから煙が出るかもしれないが、安全に確実に速度が落とせて、しかも安定走行が出来た。実はオートバイでも、急減速はエンジンブレーキだ。大型バイクはリターン式ミッションで、急減速するにはミッションのペダルを蹴るようにしてギアダウンする。オートバイではブレーキを誤ると転倒しかねない。その点、エンジンブレーキなら、バランスを保ちやすい。
 
 バスはディーゼルなので、エンジンブレーキの効きが良い。僕からすれば、ディーゼル車の下り坂でエンジンブレーキを使わないなんていうのはあり得ない。彼が免許を取った自動車教習所はマスコミで発表すべきだ。

 次にハンドリングの問題。テレビで同じ道を下って見せ、60キロぐらいで曲がろうとしたと言っていたが、僕の判断では、あのカーブは70キロでも楽に曲がれた。つまり、カーブでやばいと思ったら力づくでハンドルを切ればよかった。僕はもっときついカーブを72キロぐらいで曲がっている(大型四駆)。あのバスでも遠心力で転倒するには85キロ以上の速度が必要だろう。

 僕はカーブの手前でシフトダウンさせ、急カーブをエンジンブレーキで72キロに落ちた時点で曲がりはじめ、傾くことも無く抜ける。カーブを抜けると65キロぐらいに落ちてしまうのでしばしばカーブで加速している。エンジンブレーキの安全性は高い。スリップも起こりにくい。

 普段から、どの程度の坂だとどのギアを選ぶか決めておき、カーブの程度でどの速度が安全かを知っておくべきだね。