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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

日本進化学会はエピジェネティクスを受け入れていない これでは進化メカニズムが全く分からない

2023年01月16日 20時18分59秒 | 生命
 日本進化学会から頻繁にメールのお知らせが届く。そこで、「エピジェネティクス」で検索してみるが、全く引っかからない。以前、進化学会の発表の内容を調べた時もエピジェネティクスは無かった。つまりエピジェネティクスは対象になっていない。

 僕は、2015年の電気学会論文で「従来ジャンクと呼ばれた残り98.5%のncRNA(Non-Cording RNA)に動形質の情報、ノウハウ、ESCLなどが記憶され、重要な役割を果たしていると仮定」と記載している。2018年、実はこれがエピジェネティクスだったことが分かり、2019年にはエピジェネティクスの事を書いている。ジャンクRNAはジャンクDNAでもある。

 2015年当時、ジャンクDNAに動形質の情報やノウハウなどが記憶されていると書くことは大胆過ぎる仮説のように思えた。そこで遠慮しながら図表の説明の中に書いた。ネッサ・キャリーの著書ジャンクDNAは、まさしく僕の考えを肯定するものだった。ただし、僕が塩基暗号でノウハウなどを記憶しているのかと想定していたが、エピジェネティクスではDNAの修飾(メチル化やヒストン修飾)で記憶するという仕組みだった。

 元々、遺伝子と呼ばれるゲノムはタンパク質を構成するアミノ酸情報を示すものだった。僕の計算では、遺伝子がDNA全体に占める割合は1%に過ぎない。従って、遺伝子が変化したところで、進化には何の影響もない。

 日本進化学会は、いつかの時点で、エピジェネティクスを認め、受け入れて、従来の仮説(遺伝子のコピーミスと自然選択)を大幅に変更しなければならない。しかし、進化の実態との差があまりにも大きすぎ、自ら変更できないのだろうなと思う。

 

 
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