安倍首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するよう関係府省に指示したとNHKニュースで伝わると、為替は円安に振れ始め、日経平均が大幅上昇、為替は夜、98円半ば近くまで下がった。
注目すべきは、円安に動いて株価が上昇している点。一つの傾向として
アベノミクス=イエスで円安⇒株高、
アベノミクス=ノーで円高⇒株安・・・になっている。イエス・ノーを出す人は当然市場の60~70%を占める外人でしょう。
上昇した株価ながらまだまだ動きが弱い。相変わらずインターネットの分析(*)では赤信号が点灯したまま。
*《・・・日経平均は短期トレンドは赤信号が点灯・・・中期トレンドは黄信号が点灯しています・・・》http://yslab.blogspot.jp/
今後も矢継ぎ早に、強力な改革や規制緩和の経済対策を打ち出すべき。
私は有効な順に
①公務員(官僚)改革、
②農業の規制緩和、
③医療の改革や規制緩和・・・だと思う。
官僚は先の大戦の大本営から本質的には進歩していない。昔の情報を詰め込んだエリートが、現場を知らず合理性の無い判断に基づき政策を動かす。先の大戦では、授業や教科書で習ったような戦闘場面は一度も無く、適切な指揮ができなかった。(失敗の本質)
自己組織を守るための隠ぺいと嘘に満ちた大本営発表を連発し、国をミスリードする。予算取りは作文で、結果については一切責任を取らない。
私は、いつも指摘しているように官僚が日本発展の障害と考えており、現場優先、成果主義、課長以上は降格有、報酬の一段下げ(国の借金が1000兆円を超えた責任の一端) が必要と考える。
◆◆論点から外れるが、日銀についての懸念は、日銀政策決定会合を実施しているさなかに、大幅円高、株価大幅安が起きている事。明らかに、日銀への不信か、更なる政策要求。日銀の市場との対話が不足している。
追記:アベノミクスは経済的に破たんしつつある日本が助かるラストチャンスなので、気が気ではない。安倍首相ならできる、安倍首相しかできない事がある。理由は長くなる。一方官僚は日本が沈没しようが、自らの既得権さえ維持できれば良いので、気楽な連中だね。
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