習近平が盛んに台湾は中国領土と言い、台湾進攻を口にしているが、今のところ、中国が台湾に進攻するすることはなさそうだ。理由は3つある。
①まず、アメリカが台湾を守ると宣言していることが大きい。中国は不利な戦争をしない。日本と異なり、大国と戦争せずにいたことが、今の中国の躍進を招いている。
②ロシアと異なるのは、欧米との経済関係が中国の経済に大きな影響力をもたらす。アメリカが中国に露骨なプレッシャーをかけてきたことが、既に中国経済に深刻なマイナスをもたらし始めた。
③中国は台湾の半導体技術や製造力が欲しいわけで、アメリカや日本にTSMCが巨大工場を建設しつつあることに加えて、戦争で台湾の工場を壊したのではどうしようもない。
ロシアは、アメリカが支援を減らしているところから、ウクライナに対し攻勢を強め有利になりつつある。ロシアの砲撃はウクライナの10倍になっているらしい。今後2年間はウクライナにとって厳しい。
ところが、ウクライナが占領されるとNATOのヨーロッパはロシアの軍事的脅威が強まり、攻め込まれる恐れがあるから、ヨーロッパはウクライナの軍事支援増強を図りつある。3年すると支援増強でウクライナの巻き返しが期待される。
一方、ウクライナ兵に対するF16の訓練が今年の夏以降に終了し、F16がウクライナ軍に加わり戦力アップになるものの、当初が8機程度に留まる。その後、順次追加される予定。
イスラエルは人道性を無視した攻撃を継続し、世界中が戦争の日常になりつつあるが、何とかトランプが裁判で負け、アメリカが少しでも世界のポリス的立場を取り戻して欲しい。
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