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福島原発の凍土壁は東電壁? 東電壁は穴だらけで放射能液の漏洩が止まらない

2016年09月30日 11時03分14秒 | 深刻な問題
 東日本大震災で、同じBWR型の原子炉を持つ東北電力の女川発電所では何事も無く、東電の福島原発がメルトダウンという、世界を揺るがす大トラブルになった。東京が死の灰で住めなくなるという瀬戸際にいた。技術国日本の信用は失墜した。

 その原因は東電のあまりにもお粗末な対応だった。一つは社内で10mを超える津波のリスクが持ち上がった時に、あり得ない事として防波堤を検討すら実施しなかった。次に、福島原発での電源喪失対策が出来ていなかった事である。

 常識では考えられないが、それでいて、責任者や責任のとりかたは全く明確になっておらず、8.3兆円の廃炉費用負担は国民に負わせるという案が持ち上がっている。本来は歴打の社長が責任を負うものとして、解任とか、それに見合った給料返済とかがなされなけらばならない。

 凍土壁(東電壁)の採用に関しては、大きな疑問が残る。同じような雑すぎる判断が有ったとみられる。放射能水は絶対に海へ流してはならない。だから、対策としては漏洩遮断が条件になる。

 次に、工事業者に発注する場合、ここでも当然、放射能水の漏洩遮断が仕様の第一条件になる。受注業者はこれを満たす方法を提案しなければならない。従って、発注する計画側と受注する工事側の2つのサイドで、放射能水の漏洩遮断が重要な課題になる。

 然し、計画段階でも工事実施段階でもこれらの判断が無かったか、あまりにも甘かったと判断される。発注側、受注側、いずれかが少しでもしっかりしていれば、今回のような失敗にはなっていない。

 受注側は新しい技術を試したかったし、発注側も安直にそれに乗った感じ。漏洩は絶対許されず、しかも世界が注目しているとの認識は無かった。

 東電の決定プロセス(国家の問題でもあるが)には大穴が開いていた事を象徴するように、凍土壁(東電壁)は遮断できなかった壁から、放射能水が漏れ出してしまったのだ。



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