
コーヒーの生豆を各種 50gずついただいたので,焙煎を試みた.
ネットによれば,まず豆はぬるま湯で洗って薄皮を取るべしとあるが,乾くのを待つのが嫌なのでこの工程は省略.銀杏を煎るための金網のカゴが適しているというが,とりあえず写真の焙烙を棚下ろしした.
1) 我が家のコンロは IH 主体だが,オーム熱ヒーターも小さいのが一口ある.しかしこの上でごとごと俸禄を動かすのはためらわれる.宙に浮かした状態でふりつづけたら,熱い! 疲れる! パチパチという音が始まってやむまでが1ハゼ,遠火にして煎続けると2ハゼすなわち深入り開始...だそうだが,相手の色とこちらの疲労 = 嫌気で,ハゼ音と関係なく適当なところでストップ.写真は 10 分余りの難行苦行の結果だが,煎り方に随分ムラができてしまった.
2) ずっと振り続けるのは疲れるので,電子レンジに作戦変更.
平たい皿に一層にならべ,1分熱したらかき回すことを繰り返すこと,10 分くらい.しかし煎りムラはオーム熱ヒーターより大きい.飲んでみると,当然のことながら,深煎りと浅煎りのブレンド風.これはこれで悪くはないと自ら慰める.
3) オーム熱ヒーターの方が結果は良いが,電子レンジは疲れない.この両者を併用しよう.電子レンジの熱は豆の中心から外へと伝わり,オーム熱は外から中へと伝わるから,悪くはないはず.というわけで,5 分電子レンジ・つぎの 5 分をオーム加熱.煎りムラはやはり大きいので,浅煎り豆だけ拾い出して追加熱した.
4) 焙烙くんとはさよなら.5 分電子レンジ,その後いつものフライパンに豆を入れ,ひたすらしゃもじでかきまわしながらIHで加熱すること5分.煎りムラは 1) と同程度.2-3) よりはラク.煎っている感覚はコーヒー屋さんの焙煎機に近いかも.
煎りあげを新聞紙の上にひろげたらすぐ冷めた.変な豆を取り除き,翌朝挽いて淹れるというパターン.お湯を注ぐと粉が面白いように膨れる.
対象は 1) がコロンビア,以下,2) キリマンジャロ,3) グァテマラ,4) モカ だったが,豆の違いより煎り方の違いが結果を左右した.
なぜ特に電子レンジで煎りムラができるのかは疑問.
結論は...これに嵌ったら大変.焙煎したてをお店で買った方がよい.