文春文庫(2016/10),単行本は 2014/4.
「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」の全6篇.次第にストーリーが曖昧になるように配置されていると思う.
ただし執筆の順序と目次の順序は異なる.最後の「女の...」は書き下ろし.その他は文藝春秋に発表された.ただし「シェラザード」は MONKEY からの頼まれ原稿で,若い尖った読者を意識している... と言うようなことを書いた 8 ページにわたる,その著者自身の「まえがき」は,業務報告的なものだそうだ.
内容は「女のいない男たち」より,「女を失った男たち」が正しい.ほとんどがベッドシーンと酒場シーンで成り立っているという印象だ.
一時期著者の作品が好きだったがこの頃はそうでもなくなった.この本を読んであい変わらずだな,と思った.「イエスタデイ」があい変わらず度最高.
たぶん著者はあい変わらずで,こちらが変わったのだろう.
ノーベル賞なんか忘れてエンタメとして読めば,じゅうぶん楽しめる.
「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」の全6篇.次第にストーリーが曖昧になるように配置されていると思う.
ただし執筆の順序と目次の順序は異なる.最後の「女の...」は書き下ろし.その他は文藝春秋に発表された.ただし「シェラザード」は MONKEY からの頼まれ原稿で,若い尖った読者を意識している... と言うようなことを書いた 8 ページにわたる,その著者自身の「まえがき」は,業務報告的なものだそうだ.
内容は「女のいない男たち」より,「女を失った男たち」が正しい.ほとんどがベッドシーンと酒場シーンで成り立っているという印象だ.
一時期著者の作品が好きだったがこの頃はそうでもなくなった.この本を読んであい変わらずだな,と思った.「イエスタデイ」があい変わらず度最高.
たぶん著者はあい変わらずで,こちらが変わったのだろう.
ノーベル賞なんか忘れてエンタメとして読めば,じゅうぶん楽しめる.