【自民党】:二階幹事長は続投へ 政権運営の安定を優先
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:二階幹事長は続投へ 政権運営の安定を優先
安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に実施する党役員人事で、二階俊博幹事長(80)を続投させる意向を固めた。
政権運営の安定を優先し、党内を掌握している二階氏を再任する。幹事長を希望していた岸田文雄政調会長(62)については、再任を含めて党四役など要職に引き続き起用する案が浮上した。複数の関係者が4日、明らかにした。
首相は内閣の骨格として麻生太郎副総理兼財務相(78)、菅義偉官房長官(70)の留任方針を固めており、党運営の要となる幹事長ポストが最大の焦点だった。首相は今回、「安定と挑戦」の人事方針を表明。政権中枢については安定性を重視した格好だ。党幹部は「二階氏を代えれば党内力学が崩れ、政権の不安定要素になりかねない」と指摘した。二階氏周辺は再任を求めていた。
二階氏を支える萩生田光一幹事長代行(56)も続投との見方が強まった。首相の出身派閥である細田派の萩生田氏は官房副長官などを歴任した首相側近。
二階氏は2016年8月、幹事長に就任した。17年の衆院選、先の参院選と連勝に導いた手腕や、重要法案を成立させてきた国会対応などを評価したとみられる。連立を組む公明党とのパイプも太い。先月には連続在職日数が歴代最長に達した。一方で党内には高齢を不安視する声や、二階派勢力拡大のため無所属や野党出身の議員を取り込む手法が強引だとの批判もあった。
岸田氏に関しては、政調会長続投に加え、憲法改正推進本部長と兼務させる案などがある。岸田氏は4日、首相と官邸で会談し、人事について意見交換した。
首相は細田派会長の細田博之元幹事長とも会談し、派閥の要望を聞いた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政治・自民党・内閣改造】 2019年09月04日 21:39:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。