路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説】:W杯ラグビー 多様性で新たな歴史を

2019-09-21 09:24:55 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【社説】:W杯ラグビー 多様性で新たな歴史を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:W杯ラグビー 多様性で新たな歴史を

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が開幕した。世界ランキング10位の日本代表は20位のロシアに快勝。目標の8強入りに向け、幸先のいいスタートを切った。

 ラグビーW杯は五輪、サッカーW杯に次ぐ世界的なスポーツイベントだ。1987年の第1回大会以降、4年に1度開かれている。今大会が9回目で、アジアでは初開催。3連覇を狙うニュージーランドなど20チームが参加。全国の12会場で44日間にわたって熱戦が展開される。

 日本はこの後、グループリーグで世界ランク1位のアイルランド、16位のサモア、7位のスコットランドと対戦する。8強進出には上位2位までに入る必要がある。

 前回のイングランド大会で、日本は2度の優勝を誇る南アフリカを終了間際に逆転して破った。試合は「スポーツ史上最大の番狂わせ」と呼ばれ、日本中を歓喜の渦に巻き込んだが、惜しくもベスト8進出は逃した。地元開催の今年はぜひとも新たな歴史をつくってほしい。

 今大会の日本チームを象徴するのが「多様性」である。ラグビーの代表資格は他競技とは異なり、国籍は関係ない。その国・地域で(1)選手本人が生まれた(2)両親、祖父母の1人が生まれた(3)3年継続して居住(4)通算10年居住―のいずれかを満たせば資格を得られる。

 日本代表31人のうち、外国出身選手は過去最多の15人に上る。ニュージーランド、トンガ、南アフリカ、サモア、韓国、オーストラリア、そして日本の7カ国の多様な背景を持つ選手が「ワン・チーム」のスローガンの下、桜のエンブレムを胸に着けて戦う。

 日本では多くの外国出身者がさまざまな仕事に就くようになった。しかし、日本の習慣に戸惑ったり、言葉に慣れなかったりしている人も少なくない。日本代表の活躍が外国出身者への理解を深めることにつながれば、ラグビーと今大会の社会的価値はさらに高まっていくに違いない。

 秋田市で事前合宿したフィジー代表にも期待したい。練習だけでなく、イベントで市民や小学生ラガーとも交流した。気さくで穏やかな選手たちの人柄に好感を持った人は多い。

 フィジーはきょう、札幌ドームでオーストラリアとの初戦に臨み、25日の第2戦では岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムでウルグアイと対戦する。会場は東日本大震災の津波で全壊した小中学校の跡地。復興の象徴となる会場での試合は、本県からも応援ツアーが組まれている。

 大会組織委員会は期間中、50万人を超える海外からのファンが訪れ、その経済波及効果を1千億円以上と試算している。地方発の日帰りツアーも多数用意されており、W杯特需への期待が高まる。「AKITA」を発信する機会にもなるはずだ。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月21日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:昨年夏の甲子園で金足農業高校が準優勝したのを受け、同校の生徒たちが手掛けた・・・

2019-09-21 09:24:50 | 【経済・産業・企業・起業・関税・IT・ベンチャー・クラウドファンティング

【北斗星】:昨年夏の甲子園で金足農業高校が準優勝したのを受け、同校の生徒たちが手掛けた「金農パンケーキ」がブームになったのは新鮮な驚きだった。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:昨年夏の甲子園で金足農業高校が準優勝したのを受け、同校の生徒たちが手掛けた「金農パンケーキ」がブームになったのは新鮮な驚きだった。

 既に販売が終わった期間限定商品だったが、甲子園後に復活。しばらく売り切れ続出で、入手するまで何度か出直した

 ▼パンケーキは同校の生徒たちが2012年からコンビニ大手・ローソン、たけや製パンと共同開発しているロングセラー商品。甲子園での活躍はあったが、パンケーキ自体がおいしいからこそ、ブームになるのだと納得した

 ▼同校は今年、さらにパンの開発に力が入っている。ローソンは5月から、過去のパンケーキの「復刻版」2種を含め、共同開発した全8種類の商品を順次、期間限定で販売している

 ▼県産食材を使うことを条件に2、3年生全員からアイデアを募集した。生徒たちは試食を繰り返して改良を加えたり、どれを商品化するかを絞り込んだりした。苦労を重ねただけに、今も生徒は発売されたパンの味を報告し合い、売れ行きの好調さを喜んでいるという

 ▼全8種類のうち、最後を飾る「金農アップルパイ」は24日に発売される。開発に携わった生徒は「外側の皮のサクサク感にこだわった」と自信をのぞかせる。店頭に並ぶ完成品がどんな味か楽しみだ。一番よく売れたパンは10月に再発売されることになっている

 ▼同校に限らず、高校生が企業と連携して商品開発に取り組む例は少なくない。10代の柔軟な発想は大きな力になり得る。 

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月21日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:東電原発事故判決 原因究明、在り方議論を

2019-09-21 09:24:45 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【社説】:東電原発事故判決 原因究明、在り方議論を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:東電原発事故判決 原因究明、在り方議論を

 東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人に、東京地裁は「津波への予見可能性はなかった」として無罪判決を言い渡した。未曽有の被害をもたらした事故から8年半。旧経営陣の責任は問われなかったが、東電は被災者への対応など今後も企業責任を負い続けることを肝に銘じるべきである。

 裁判で争われたのは大津波を具体的に予見できたかと、対策を講じていれば事故を防ぐことはできたかの2点だった。

 検察官役の指定弁護士は国の地震予測「長期評価」を基に、東電が08年に最大15・7メートルの津波が原発を襲う可能性があるとの試算結果を得ていたことから、大津波は予見はできたとして「原発を止めたり、安全対策を取ったりする義務があったのに怠った」と主張。一方、弁護側は「長期評価に信頼性はなく、予見できなかった」と反論していた。

 東京地裁は判決で「国の長期評価は十分な根拠があったとは言い難く、信頼性には限界があった」と判断。「3人は大津波が襲来することについて、事故回避のため、原発を止める義務を課すほどの予見可能性はなかった」とした。

 原発事故の責任は民事裁判でも争われており、避難者が国や東電に損害賠償を求めた訴訟では「東電は津波を予見でき、事故を防ぐことは可能だった」として賠償責任を認める判決も多い。しかし個人を罰する刑事裁判では事実認定が厳しく、立証のハードルは民事裁判より格段に高いのが現実である。

 判決は司法の限界を示した。特に過失事件では捜査・裁判による原因究明は困難を余儀なくされている。今回の判決を契機に、重大事故における原因究明の在り方について議論を深めなくてはならない。関係者に刑事免責を与えて証言義務を課す制度や、企業・組織の責任を問う「企業罰」の創設の検討も必要である。

 ただ検察が嫌疑不十分として起訴を見送ったにもかかわらず、市民からなる検察審査会が2度にわたり起訴すべきだと判断。強制起訴を経て、法廷で東電の内部事情などが明らかにされたことは評価できる。検察の聴取では元社員から「東電が経営状況を理由に大津波対策を先送りした」との供述が飛び出すなどした。

 無罪判決について、被災者らからは「残念の一言。福島の人は誰一人納得していない」「仮に有罪だったとしても町が元に戻るわけではない。個人で責任を取れる話ではないし、原子力政策を推進してきた国に責任がある」など批判とともに落胆、諦めの声が多く上がった。

 東電は被災者が一日も早く元の生活を取り戻せるよう努力を続けなくてはならない。同時に原発事故が二度と起こることのないように安全対策に万全を期すことが求められる。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月20日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:2005年の尼崎脱線事故で安全に関わる問題が幾つも浮かび上がった。

2019-09-21 09:24:40 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【北斗星】:2005年の尼崎脱線事故で安全に関わる問題が幾つも浮かび上がった。 

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:2005年の尼崎脱線事故で安全に関わる問題が幾つも浮かび上がった。

 その一つが速度超過で急カーブに進入した電車を自動的に止める装置が備えられていなかったことだ

 ▼死者100人を超すJR史上最悪の鉄道事故。JR西日本は運転士が暴走するのは想定外だったと過失を否定した。一方、国土交通省の事故調査委員会は報告書で、重大事に至る恐れがあるものについては対策を講じるべきだと警鐘を鳴らした

 ▼ノンフィクション作家の柳田邦男さんが著書「『想定外』の罠(わな)」(文春文庫)で紹介。大きな事故が起きるたびに想定外という言葉が免罪符のように使われる現状を憂えた。その上で、想像力を働かせて対策に万全を期すべきだと説いた

 ▼11年の東日本大震災はどうだったか。地震に伴う津波が東北の太平洋沿岸部をのみ込み、東京電力福島第1原発は高さ10メートルを超える大津波に襲われた。世界を震撼(しんかん)させた原発事故に東電は、これは想定外の事態だと訴えた

 ▼だが原発がある一帯は過去に大津波に見舞われたことがあり、対策は不十分との指摘が寄せられていた。事故は防げなかったのか。刑事責任を問われた旧経営陣3人にきのう下された判決は無罪だった

 ▼怖いのは、やはり想定外だったと安易に片付けられてしまうことだ。柳田さんは先の著書で「ご都合主義から決別することが第一だ」と説いた。事故の教訓を真摯(しんし)に受け止め、今後に生かさなければ、被災した福島の人たちが浮かばれない。 

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月20日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:新規就農者 きめ細かな指導不可欠

2019-09-21 09:24:35 | 【食糧自給率・食品ロス・農業・JA・農家・化学肥料・米・牛・豚・養鶏・野菜】

【社説】:新規就農者 きめ細かな指導不可欠

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:新規就農者 きめ細かな指導不可欠

 2018年度の本県の新規就農者数は225人となり、6年連続で200人を超えた。安定して新規就農者を確保することは、本県農業の将来像を描く上でも重要である。地域が一体となってバックアップし、地域をけん引する担い手となるよう育てていきたい。

 225人は、平成元年の1989年度以降では2016年度の227人に次いで2番目に多い。年代別では10~30代が65%を占める。実家が農家で他産業からの就農者が115人、農家出身以外の新規参入者は80人、新規学卒者が30人となっている。

 就農形態で目立つのが農業法人などに就職する雇用就農者である。118人に上り、県が調査を始めた01年度以降では最多となった。農業が就職先の一つとして定着していることの証左とも言える。

 特に県や市町村の助成を受けて整備した園芸メガ団地など大規模園芸拠点を経営する法人が受け皿となっていることが大きな特徴。13地区で21人が就農した。

 県の「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」(18~21年度)が目標としている250人に向けて順調に推移している。この流れをさらに促進したい。

 新規就農の下支えとなっているのが、就農者、雇用主への助成制度。国が12年度に導入した農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)は、自営での就農を希望する45歳未満(19年度から50歳未満)を対象に、就農前の研修期間を含めて最長7年間にわたって就農準備金や経営開始資金を支給する。県も独自の助成制度を設けている。

 農業法人の新規雇用に対しては国の「農の雇用事業」がある。50歳未満の従業員を1人雇うごとに、雇い主は最長2年間の補助金を受けることができる。

 就農後のフォローも大切である。県は地域振興局農林部の普及指導員を中心にした指導体制を築いている。新規就農者は農業に大きな可能性を求めて参入する。途中で挫折することのないように、よりきめ細かな指導に努めたい。

 一方で農業就業人口は高齢化や後継者不足を背景に減少に歯止めがかからない。農林業センサスによると、15年は5万4827人で、10年前の05年比で実に3万6千人も減っている。

 他の産業分野を含めて人手不足が顕著である。こうした中にあって、新規就農者を増やすためには、農業が魅力ある産業として成長することはもちろん、県内外にこれまで以上に情報発信していかなくてはならない。

 県はインターンシップなどを通じた農業法人と就農希望者とのマッチング事業や、複数の研修事業を展開している。首都圏で開かれる農業や移住関係のイベントなどを活用して積極的にアピールし、農業をやってみたいと思う人を一人でも多く本県に呼び込みたい。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月19日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:秋田市の舞妓(まいこ)・紫乃(しの)さんが来月から芸者に“昇格”する。

2019-09-21 09:24:30 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

【北斗星】:秋田市の舞妓(まいこ)・紫乃(しの)さんが来月から芸者に“昇格”する。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:秋田市の舞妓(まいこ)・紫乃(しの)さんが来月から芸者に“昇格”する。

 かつて「秋田美人」の代名詞としてもてはやされたものの、今や風前のともしびとなっている川反芸者の文化を継ぐ一人となる

 ▼紫乃さんは20代。同市で舞妓を育成する会社「せん」に所属し、日本舞踊などさまざまな芸を磨くとともに、客との会話の仕方を学んできた。約3年間の取り組みでその成長ぶりを評価され、秋田川反芸妓(げいぎ)連顧問を務める若勇(わかゆう)さんから芸者を名乗ることを認められた

 ▼若勇さんは中学卒業後の15歳で舞妓、20歳で芸者となり、川反にその名を残した。40代半ばの頃、芸者生活にいったん区切りを付けたが、せんの依頼で舞妓の指南役を務めるようになり、昨年11月に現役復帰した

 ▼自らの手で芸者を育てるのが夢だったという。あえて厳しい芸の世界に飛び込んだ紫乃さんに、かつての自分を重ね合わせた。喜寿を迎えた若勇さんにとっては、孫のような存在。後継者が現れたことに、喜びもひとしおだ

 ▼先日、秋田市千秋公園のあきた文化産業施設「松下」で2人の共演を見る機会があった。若勇さんは川反芸者が継承してきた「秋田岡本新内」の舞を、紫乃さんは他の舞妓2人と共に小唄「酒の秋田」に合わせた踊りを披露し、盛んな拍手を浴びた

 ▼「教わったことを忘れず、芸に励みたい」と決意を語る紫乃さんに目を細める若勇さん。「芸を愛する気持ちと品の良さを大切にして、自信を持って歩んでほしい」とエールを送る。 

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月19日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:投信不適切販売 日本郵政、信頼失墜した

2019-09-21 09:24:25 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【社説】:投信不適切販売 日本郵政、信頼失墜した

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:投信不適切販売 日本郵政、信頼失墜した

 ゆうちょ銀行は、2018年度の投資信託の販売で社内規定に違反した不適切な契約が、70歳以上の高齢者を対象に1万9591件あったことを明らかにした。

 日本郵政グループでは、かんぽ生命保険による保険商品の不正販売が発覚して大きな問題となり、調査が進められている段階だ。金融庁も立ち入り検査に入った。その実態がまだ明らかになっていない中で、今度はゆうちょ銀の投資信託の不適切販売がこれだけの数に上ることが判明したのだから深刻だ。相次ぐ不祥事は、日本郵政グループ全体の信頼を失墜させた。徹底調査による全容解明が不可欠である。

 不適切販売は、9割に当たる1万7700件がゆうちょ銀の直営店で、残り1割の1891件が販売委託先の郵便局で確認された。社内規定では、高齢者に投資信託を販売するに当たっては、勧誘時と契約時の2回、健康状態や投資信託への理解度を確かめることになっているが、これが守られていなかった。販売に関わった社員は内部調査に対し「確認の手間をかけたくなかった」「確認しなくても問題にならないと思った」などと述べている。

 投資信託は預貯金と違い、元本割れしてしまうリスクをはらむ。だからこそ丁寧に説明し、十分に納得してもらった上で販売しなければならない。基本中の基本である。手間をかけたくなかったなどとする言い分は論外と言うほかない。少なくとも社内教育が徹底されていなかったことは明らかである。再教育が求められる。

 かんぽ生命保険の不正販売で明るみに出たような過剰なノルマが背景になかったかどうかも疑われる。ゆうちょ銀は否定したが、この際、現場の実態をしっかり調べ上げる必要があるだろう。うやむやにしたままでは、同様の事態が今後また発生しかねない。

 ゆうちょ銀は投資信託を購入した全ての高齢者、計約23万5千人を対象に、投資信託に元本割れするリスクがあると理解して契約したかどうかなどを問う顧客調査も始めており、不適切販売の件数はさらに増える可能性が高い。

 会見では経営陣が不適切販売について「重く受け止めている」と謝罪した。その上で、この問題を受けて現在自粛している郵便局での投資信託の販売を10月下旬には再開したいとの方針を示した。だが実態がはっきりしない段階で再開を口にするのは拙速と言わざるを得ない。経営姿勢が問われる。

 十分な意思確認がないまま契約させられた高齢者にとっては、大切な生活資金をないがしろにされた思いだろう。解約希望があれば誠意を持って対応し、元本割れした場合は速やかに補填(ほてん)する必要がある。顧客第一の姿勢で臨まなければ、信頼は遠のくばかりだ。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月18日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:横手市の県立近代美術館を訪れて芸術の秋を堪能した。

2019-09-21 09:24:20 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

【北斗星】:横手市の県立近代美術館を訪れて芸術の秋を堪能した。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:横手市の県立近代美術館を訪れて芸術の秋を堪能した。

 目当ては「若冲(じゃくちゅう)と京(みやこ)の美術―京都 細見コレクションの精華」展。中でも江戸中期に活躍した伊藤若冲は繊細な筆致や大胆な色使いから奇想の絵師と呼ばれ人気が高い

 ▼「雪中雄鶏図(せっちゅうゆうけいず)」をはじめ、13点の若冲作品が展示されている。動植物を好んで描いた若冲だが、鶏は最もよく知られた画題だろう。水墨画の数々も味わい深く、間近でじっくり見られたのが何よりもうれしい

 ▼京の若冲と秋田との間には絵を通じた縁がある。秋田藩主・佐竹義敦(画号・曙山=しょざん=)と家臣の小田野直武の2人は、博物学者・平賀源内が江戸にもたらした西洋の絵の具プルシアンブルーを秋田蘭画に用いた。この絵の具を日本で初めて使ったのが若冲といわれる

 ▼秋田市立千秋美術館は2年前、秋田蘭画と同時代の絵画を紹介するため、若冲の水墨画の代表作「雨龍図(あまりょうず)」を購入。大きく口を開け、瞳を天に向けたとぼけた表情が印象的な作品だ。若冲は1800年に80代半ばの生涯を閉じた。ともに30代で亡くなった曙山、直武と生きた時代が重なる

 ▼近代美術館は所蔵する直武の「富嶽図」も展示中。同時代に絵筆を振るった京と秋田の絵師が時空を超えて出会ったと思うと、何とも愉快だ

 ▼「京の美術」展には若冲のほかにも貴重な展示が多い。豊臣秀吉と千利休の直筆書状が並んでいる。利休が秀吉に切腹させられたことを思えばドキリとする。歴史ファンにも興味深い展覧会だ。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月18日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:台風15号広域停電 一刻も早い全面復旧を

2019-09-21 09:24:15 | 【電力需要・供給、停電・エネルギー政策・原発再稼働・核ゴミの中間最終貯蔵施設他

【社説】:台風15号広域停電 一刻も早い全面復旧を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:台風15号広域停電 一刻も早い全面復旧を

 台風15号の直撃による千葉県内の広域停電は発生から1週間が過ぎた。依然7万戸余で電気のない生活を強いられている。停電の影響で断水や通信障害が発生。エアコンが使えなくなった施設で熱中症で亡くなった高齢者もいる。東京電力は、一刻も早く全面復旧を実現しなければならない。

 15号は9日未明に千葉市付近に上陸し、最大瞬間風速57メートル超を記録した。首都圏は鉄道の運休が相次ぎ、大混乱した。千葉県内では高圧線の鉄塔2基が倒れるなど、送配電網に被害が広がった。千葉を中心に7都県で最大約93万戸が停電した。

 東電は当初、11日中に全面復旧するとしたが、その後何度も見通しを修正。27日までの復旧を目指すとしている。電柱、電線の被害が想定を大きく上回った上に、倒木などのため現場にたどり着くのが難しい場所があるからだという。

 東電が早期復旧の見通しを示したために政府や関係機関に油断が生じ、被害状況の把握が遅れたのではないかとの指摘がある。初動時の正確な情報収集は災害対応の基本であり、「想定外」で済む話ではない。内閣府は10日に情報収集の先遣チームを千葉県庁に送ったが、停電などの被害が発生した9日のうちに派遣すべきで、対応が遅かったと言わざるを得ない。

 気掛かりなのは、入院患者や高齢者など災害弱者の置かれた状況だ。医療機関や福祉施設で停電が続き、これまで3人の高齢者が熱中症の疑いで亡くなった。人工透析が必要な患者の多くは、かかりつけの病院で透析を受けられなくなった。人命に関わる問題であり、電源車の配置を急ぐなどして危険を回避するべきだ。

 停電した地域では通信設備の非常用電源が不足し、固定電話3万回線以上が不通となった。インターネット回線は使えず、携帯電話はつながりにくくなった。一部では県と市町村の連絡が十分に取れない事態も生じた。そのために、被害が拡大したとすれば重大な問題である。

 大規模停電と復旧の遅れの要因を徹底検証しなければならない。二度と同じ事態を繰り返さないことが肝要である。

 電柱は風速40メートルまで耐えられる強度が求められているが、15号の暴風はそれを上回った。鉄塔や電柱などの強度を見直すことが必要だ。災害に強い送配電網を作る上で、電柱をなくし、電線の地下埋設を進めることが最も有効である。コストは高くなるが、長期的な計画を立て、着実に取り組みたい。

 本県では2012年4月、台風並みに発達した低気圧のために強風が吹き荒れた。各地で鉄筋コンクリート製の電柱が倒れるなどして、9万8千戸が停電した。昨年3月にも強風により、4万8千戸超が停電する被害があった。千葉や首都圏の教訓を、本県の防災、減災対策に生かさなければならない。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月17日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:小型無人機ドローンがブーンと音を立てて何度も高々と飛び上がり、

2019-09-21 09:24:10 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【北斗星】:小型無人機ドローンがブーンと音を立てて何度も高々と飛び上がり、空中で静止する。 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:小型無人機ドローンがブーンと音を立てて何度も高々と飛び上がり、空中で静止する。

 そこは秋田市八橋のあきぎんスタジアム。ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会に向け、11日までフィジー代表が練習していた

 ▼ドローンは上空から、その様子をビデオ撮影していた。コーチが時折選手を集め、映像を見せた。攻守の陣形や動きを確認した選手は再びフィールドに散ると、練習を再開した

 ▼今やどのスポーツでもトップレベルになると、最新機器を用いた情報収集や分析が当たり前になった。奔放なパス回しが「フィジアンマジック」と呼ばれるフィジーも例外ではないらしい。そう思った矢先、観客席でビデオ撮影中の男性の元にスタッフが駆け寄った。撮影した映像を男性に消去してもらったようだ。情報漏れにも敏感になっている

 ▼4年前の前回W杯で強豪・南アフリカを破った日本代表の活躍は、相手の戦力を徹底的に分析した成果だと言われた。選手の強化や選考のため、練習中の選手の体に衛星利用測位システム(GPS)端末や加速度計を装着し、走った距離や速度を測ったことも話題になった

 ▼W杯は各代表が鍛えた体と技、集めた情報をいかに生かすか、戦略が問われる場だ。試合をより面白く見るために、もっとラグビーを知りたくなった

 ▼3日後に迫ったW杯開幕が待ち遠しくて、ルールもおぼつかないのに新聞やテレビのW杯特集で、にわかに情報を仕込んでいる。それがまた楽しい。 

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月17日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:日本遺産への挑戦 ストーリー性磨きたい

2019-09-21 09:24:05 | 【国連・ユネスコ・世界遺産・世界有形無形文化遺産・記念物遺跡会議

【社説】:日本遺産への挑戦 ストーリー性磨きたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:日本遺産への挑戦 ストーリー性磨きたい

 「阿仁マタギ」(北秋田市)と「おくのほそ道」(にかほ市など)の日本遺産認定に向けた申請作業が本格化している。申請は3年連続となる。訪日外国人の地方への関心は高まっており、認定されれば観光振興につながることが期待される。過去2度にわたって認定が見送られた要因をしっかりと分析し、「ラストチャンス」の思いで関係者が一丸となり、認定を勝ち取ってほしい。

 日本遺産は2015年に始まった文化庁の事業である。全国各地にある有形、無形の文化財にあらためて光を当て、観光振興など地域活性化につなげる狙いがある。来年の東京五輪・パラリンピックで訪れる外国人観光客を地方に誘導する起爆剤としての効果も見込んでいる。来年までに100件程度を認定する計画で、今年までに全国で83件が認定されている。

 認定のための審査では、文化財そのものの価値よりも、文化財の背景にある歴史や風習などを踏まえ、その魅力を際立たせるストーリー性が重視される。特に海外への情報発信を念頭に置き、外国人にも分かりやすく訴えることが求められている。このことを申請自治体はこれまで以上に自覚することが重要である。

 「阿仁マタギ」は北秋田市が単独で申請。今年は「山の恵みは山神様からの授かりもの」をテーマに、山神信仰と狩猟採集の暮らしが残る地域の文化などをアピールした。

 「おくのほそ道」は岐阜県の大垣市を代表に、にかほ市を含む14都県32市区町が申請。「日本を楽しむテキスト『おくのほそ道』―日本人の美意識を磨く旅」と題して、松尾芭蕉が残した旅の記録に基づき、芭蕉本人になりきって名所や旧跡を旅する楽しさを提案した。

 認定が見送られた要因として▽「阿仁マタギ」は学術的な要素、表現に偏りすぎた▽「おくのほそ道」は参加自治体が多く、一丸となって文化財の活用を進める姿勢がもっと必要だった―などが考えられる。過去2回の申請で学んだ教訓を十分に生かしたい。

 申請には今後3年間の事業計画も必要である。認定された後に、自治体としてどう地域活性化に取り組むのかなど、将来像を具体的に盛り込まなくてはならない。中長期的な展望が求められる。

 本県関係では秋田、能代、男鹿、由利本荘、にかほの5市を含む15道府県にまたがる「北前船寄港地・船主集落」が認定されている。認定後は連携して情報発信などを続けている。

 日本遺産の認定は来年が最終年となる可能性がある。申請の期限は1月の見通し。残された時間は決して長くはない。日本遺産への挑戦は、地域資源を見つめ直し、育てる試みである。地域の本気度が問われている。地域性を前面に独創的な物語を紡いでほしい。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年09月15日  09:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:秋田市牛島で時計店を営む岡部司さん(76)と妻勝子さん(70)は来年、

2019-09-21 09:24:03 | 【経済・産業・企業・起業・関税・IT・ベンチャー・クラウドファンティング

【北斗星】:秋田市牛島で時計店を営む岡部司さん(76)と妻勝子さん(70)は来年、結婚50年の節目を迎える。 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:秋田市牛島で時計店を営む岡部司さん(76)と妻勝子さん(70)は来年、結婚50年の節目を迎える。

 ちょうどその頃店を出したから、開店50年でもある

 ▼時計職人として地道に修理の技術を磨いてきた司さん。景気が悪い時期も持ち前の明るさで支え、接客や経理を担ってきた勝子さん。ホームページを立ち上げ、インターネットを通じて全国から修理の注文を募るなど新たな取り組みにも果敢に挑んだ

 ▼「漫才をやっているみたい」と客にからかわれることもある。遠慮せず、言いたいことを言い合うからだ。それが夫婦円満の秘訣(ひけつ)だという。さまざまな時計と修理道具が並ぶ店内には応接スペースがあり、近所の人たちの寄り合い所にもなっている

 ▼こんなにも長く店を続けてこられたのは地域の支えがあればこそ。何か自分たちらしい恩返しができないものかと頭を巡らせ、思い付いたのが地元の市民サービスセンター「なんぴあ別館」に時計を寄贈することだった。丸形のシンプルな屋外時計。この夏、建物正面脇の壁に備え付けられた

 ▼なんぴあ別館はバス通りに面し、多くの住民がサークル活動などに利用する。時計は直径45センチほどとそれほど大きくはないが、バス停からもよく見えるから住民にはありがたい

 ▼勝子さんに「何より仕事に一生懸命な人」と言われた司さんは「よくついてきてくれたと思う。感謝しかありません」。互いに力を合わせ、多くの苦労を乗り越えてきた歴史がある。きょうは敬老の日。 

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月16日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【北斗星】:予約した客が予定時刻になっても一向に姿を見せない。

2019-09-21 09:24:00 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【北斗星】:予約した客が予定時刻になっても一向に姿を見せない。 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【北斗星】:予約した客が予定時刻になっても一向に姿を見せない。

 店主は1時間待った末に思い切って幹事役に電話をかけた。そうしたら「予定した人数が集まらなかったので行けなくなりました」と悪びれもせずに答えたという

 ▼人気が高く、なかなか予約が取れないことで知られる秋田市の和食店でのことである。憤まんやるかたないといった表情で店主が話した。店側にとっては大きなダメージとなる。売り上げに響いた上に準備した食材が無駄になった。事前に連絡をもらえていたなら、他の客を入れることもできた

 ▼無断キャンセルは社会問題にまでなっている。経済産業省によると、年間の被害額は2千億円にも上る。閉店に追い込まれるほどの被害を受けたケースもあるらしい

 ▼作家の瀬戸内寂聴さんのある対談での話が思い出される。「物質的に日本が豊かになりすぎたのではないでしょうか。物質的に豊かになると、なぜか心が貧しくなる。戦後の日本なんて、とても貧しかったけれども、心は潤っていましたもの」と話していた

 ▼「ものがありすぎるから想像力がなくなり、思いやりもなくなるんです」とも。もちろんすべての人に当てはまることではない。他人を思い、積極的に寄り添っている人は多い

 ▼ただ無断キャンセル、さらには最近のあおり運転などの問題から見えてくるのは心の貧しさであり、思いやりの欠如である。豊かになった一方で、大切なものを失っているのではないかという不安が募る。

 元稿:秋田魁新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【北斗星】  2019年09月15日  09:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【秋田県】:県議会自民と4会派、イージス計画批判の2意見書案

2019-09-21 07:58:50 | 【防衛省・自衛隊・防衛費、大綱・核兵器・武装・軍需産業・Jアラート・シェルター】

【秋田県】:県議会自民と4会派、イージス計画批判の2意見書案

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【秋田県】:県議会自民と4会派、イージス計画批判の2意見書案

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備する防衛省の計画を巡り、県議会の自民党会派と他の4会派が20日、それぞれ意見書案を議会事務局に提出した。いずれの案も、新屋を含む国有地20カ所が適地かどうかを検討する防衛省の再調査に関し、ゼロベースの再検討とは言えないと指摘。ただし、4会派案が新屋配備の計画撤回を求めたのに対し、自民案は「住民の安全を最優先した候補地選定を要望する」と結んでおり、配備の是非に明確に踏み込んでいるかどうかで違いが出た。

 地上イージスの配備を巡る意見書案は、6月県議会でも提出された。自民案が新屋以外の候補地も含めたゼロベースでの再検討などを求めた一方、つなぐ会、社民、共産の3会派案は配備計画の撤回を求めた。本会議の採決で自民案が可決された。 

 ※全文を読む場合は、有料登録が必要です。  

 ◆日本で初めてとなる陸上据え置き型の迎撃ミサイル発射施設、地上イージスを秋田市に配備する計画が浮上して、1年が過ぎた。ギリシャ神話に登場する万能の防具「イージス」になぞらえた現代の盾は、何を守る存在なのか。計画の背景を探っていく。 

 元稿:秋田魁新報社 主要ニュース 政治 【地方自治・秋田県・イージス・アショアを問う】  2019年09月21日  07:58:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【秋田県】:地上イージスで防衛相「まず再調査」 佐竹知事の発言受け

2019-09-21 07:58:40 | 【防衛省・自衛隊・防衛費、大綱・核兵器・武装・軍需産業・Jアラート・シェルター】

【秋田県】:地上イージスで防衛相「まず再調査」 佐竹知事の発言受け

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【秋田県】:地上イージスで防衛相「まず再調査」 佐竹知事の発言受け 

 河野太郎防衛相は20日の閣議後会見で、地上イージスを秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備する計画を巡り、佐竹敬久知事が「新屋は適地ではない」と発言したことや、県内の市町村議会で新屋配備に反対する請願や陳情が相次ぎ採択されていることへの受け止めを問われ、「地上イージスについては、まずしっかりと再調査をしてご説明したいと考えている」と述べるにとどめた。

 佐竹知事は18日、秋田魁新報社の取材に対し「新屋は適地ではない」と明言。19日の県議会本会議の一般質問で真意を問われ、「陸側にミサイルを絶対に撃たないという確約や、装備、想定に関する説明がない現段階では(配備について)理解できないという意味だ」と答えた。

 ※全文を読む場合は、有料登録が必要です。  

 ◆日本で初めてとなる陸上据え置き型の迎撃ミサイル発射施設、地上イージスを秋田市に配備する計画が浮上して、1年が過ぎた。ギリシャ神話に登場する万能の防具「イージス」になぞらえた現代の盾は、何を守る存在なのか。計画の背景を探っていく。 

 元稿:秋田魁新報社 主要ニュース 政治 【政策・防衛省・自衛隊・秋田県・イージス・アショアを問う】  2019年09月21日  06:59:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする