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【行政文書巡り国会答弁】:高市早苗氏は「捏造」強調 総務省幹部は一般論で「考えにくい」

2023-03-10 07:45:30 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【行政文書巡り国会答弁】:高市早苗氏は「捏造」強調 総務省幹部は一般論で「考えにくい」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【行政文書巡り国会答弁】:高市早苗氏は「捏造」強調 総務省幹部は一般論で「考えにくい」 

 放送法の新たな解釈を示すまでの経緯をまとめたとされる総務省の行政文書について、高市早苗経済安全保障担当相は8日の参院予算委員会で、自身に関わる記述が「捏造ねつぞう」だと重ねて強調し、「事実であれば責任を取る」と語った。一方、総務省の今川拓郎官房長は内容の正確性が確保されていない可能性に言及しつつ、一般論として「捏造があることは考えにくい」と指摘。野党は新解釈の撤回と高市氏の議員辞職を求めた。
参院予算委で答弁する高市経済安保相

参院予算委で答弁する高市経済安保相

 
 総務省の公表前に行政文書を入手、公開した立憲民主党の小西洋之氏は、総務相時代の高市氏の発言などとして記載されている内容について、一つ一つの真偽を確認。その上で「違法な放送法解釈づくりの共犯者だと認めたくないがゆえに『捏造』と言っているのではないか」と追及した。
 
 高市氏は法解釈に関して、当時の安倍晋三首相や礒崎陽輔首相補佐官とやりとりしたことはないと繰り返し答弁。自身にかかわる4ページは「作成者が不明だったり、内容が全く違っていたり、事実ではないと断言できる」と述べた。一つの番組だけでも「政治的公平」に反すると判断可能だとする2015年5月の国会答弁も、自民党議員からの質問通告を受け、自らの責任で作成したと反論。事実だった場合の引責辞任を示唆する発言もあったが、これに先立つ参院本会議では「捏造された行政文書によって閣僚や議員を辞職すべきだとは考えていない」と強調した。
 
 新解釈を巡っては、野党が報道への不当な介入と批判を強めている。総務省は、放送事業者の番組全体で「政治的公平」を判断するという従来の考え方に変更はなく、法解釈をより明確化するための補充説明だという見解を示している。(曽田晋太郎)
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月08日  21:39:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【総務省】:「捏造考えにくい」 放送法文書、正確性精査

2023-03-10 07:45:20 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:「捏造考えにくい」 放送法文書、正確性精査

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:「捏造考えにくい」 放送法文書、正確性精査

 総務省の今川拓郎官房長は8日の参院予算委員会で、放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡り「一般論として行政文書の中に捏造があるとは考えにくい」と述べた。松本剛明総務相は正確性が確保されておらず「精査中だ」と説明した。総務相として文書に登場する高市早苗経済安全保障担当相は文書中にある安倍晋三元首相との電話を含め関与を全面否定した。野党は、政権の圧力で法解釈が変更されたとして撤回を求めた。

 参院予算委で答弁する総務省の今川拓郎官房長=8日午後

 参院予算委で答弁する総務省の今川拓郎官房長=8日午後

 参院予算委で立憲民主党の小西洋之氏(右端)の質問を受け、放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書について答弁する高市経済安保相=8日午後

 参院予算委で立憲民主党の小西洋之氏(右端)の質問を受け、放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書について答弁する高市経済安保相=8日午後

 文書には2014~15年、礒崎陽輔首相補佐官(当時)がTBS系情報番組でコメンテーター全員が同じ主張をしていたと問題視し、総務省と解釈を巡る協議を重ねた経緯が記されている。立憲民主党の小西洋之氏が入手し、松本氏が7日に行政文書だと認めた。
 
 高市氏は自身の記載がある4枚の文書はいずれも捏造だと繰り返し主張。放送法の解釈について安倍氏と電話で話したことはないとした。礒崎氏が放送行政に関心を持っていたと知ったのは今年3月になってからだと説明した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月08日  17:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【高市氏】:議員辞職を否定 総務省文書「正しくない」

2023-03-10 07:45:10 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【高市氏】:議員辞職を否定 総務省文書「正しくない」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【高市氏】:議員辞職を否定 総務省文書「正しくない」

 高市早苗経済安全保障担当相は8日の参院本会議で、放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡り「捏造された行政文書によって閣僚や議員を辞職すべきだとは考えていない」と述べた。文書の内容については「私に確認が取られていないものであり、発言したことのない記述がなされているなど正しい情報ではない」と指摘した。野党は政権側が法解釈を事実上変更させ、番組に圧力をかける狙いがあったとみて追及した。

 参院本会議で答弁する高市経済安保相=8日午後

 参院本会議で答弁する高市経済安保相=8日午後

 高市氏は、文書で自身の発言とされる記載などは「捏造だ」と反論。捏造でなかった場合には、閣僚辞任や議員辞職を明言していた。
 
 松本剛明総務相は参院本会議で、2016年の放送法を巡る政府見解に関し「従来の解釈を変更したものとは考えておらず、放送行政を変えたとも認識していない。放送関係者にもご理解を頂いている」と強調。文書は、17年の行政文書管理ガイドライン改正前に作られたものだとして「記載内容が正確であることを前提に議論するのは難しい面もある」と語った。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月08日  13:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【総務省】:高市早苗氏は内部文書を「捏造」と断言 その根拠は? 立証責任は追及側にあるのか?

2023-03-10 07:45:00 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:高市早苗氏は内部文書を「捏造」と断言 その根拠は? 立証責任は追及側にあるのか?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:高市早苗氏は内部文書を「捏造」と断言 その根拠は? 立証責任は追及側にあるのか?

 高市早苗経済安全保障担当相は7日の記者会見で、総務省の行政文書と確認された放送法解釈を巡る資料について、自身にかかわる記述の内容が不正確で捏造ねつぞうと繰り返し、辞任を否定した。「捏造文書」との主張が誤りだった場合に辞職するかに関しては「閣僚や議員の辞職を迫るのなら、文書が完全に正確だと相手も立証しなければならない」と強調。政治家としての説明責任を疑惑を追及する側に転嫁するような発言で、有識者は「ナンセンスで筋違いだ」と批判した。

 
 放送法解釈を巡る行政文書は約80ページあり、安倍政権下の2014〜15年にかけて、当時の礒崎陽輔首相補佐官が総務省に放送法4条の「政治的公平」の新たな解釈を示すよう働きかけた経緯が時系列に示されている。そのうち4ページには、総務相だった高市氏の発言や、安倍晋三首相との電話会談の内容とされるやりとりが記されている。
 
 立憲民主党の小西洋之参院議員が総務省職員から提供を受けたとして2日に公表したが、高市氏は3日の参院予算委員会で「信ぴょう性に大いに疑問を持っている。放送法について、安倍氏と打ち合わせやレク(説明)をしたことはない」と反論。自身にかかわる部分しか読んでいないとした上で「捏造文書だと考えている」と述べ、内容が事実なら閣僚や国会議員を辞めるかと問われて「結構ですよ」と言い切った。
 
 総務省は行政文書の内容について、正確性が一部確認できていないと説明する。高市氏は会見で「できる範囲のことはきっちりと調べ、4枚については内容が不正確だと確信を持っている」と語ったが、客観的な根拠は示していない。
 
 積極的に疑念を晴らそうとせず、文書の真偽の証明を追及側に求めるのは、自らの説明責任を棚に上げているように映る。高市氏の後ろ盾だった安倍氏がかつて森友・加計学園問題などで「悪魔の証明」という表現を多用し、野党議員の追及に「本当のことかどうかと分からないものを立証する責任はそちらにある」と反論していた姿に重なる。
 
 駒沢大の山崎望教授(政治理論)は、高市氏の対応について「捏造文書と言うなら、小西氏ではなく、自ら真実を明らかにする義務がある。国会答弁に対する責任感がなく、議会軽視にほかならない」と苦言を呈した。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  20:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【総務省】:「行政文書」と認め異例の公表、安倍政権下で作成

2023-03-10 07:44:50 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:「行政文書」と認め異例の公表、安倍政権下で作成

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:「行政文書」と認め異例の公表、安倍政権下で作成

 総務省は7日、放送法が定める「政治的公平」の解釈を巡り、立憲民主党議員が公表した同省の内部文書とされる資料が公式な「行政文書」だと認め、全文を公表した。中央省庁が「取扱厳重注意」とした内部文書をホームページで公開するのは極めて異例。安倍政権下の2014~15年に、官邸と総務省が解釈について協議を重ねた経緯が記載されている。問題を追及してきた立民は「番組に圧力をかける目的があった」と批判し、共産党は総務相として文書に登場する高市早苗経済安全保障担当相の閣僚辞任や議員辞職を要求した。」

 野党が実施した総務省幹部へのヒアリングで、質問する立憲民主党の小西洋之参院議員(左端)=7日午後、国会

 野党が実施した総務省幹部へのヒアリングで、質問する立憲民主党の小西洋之参院議員(左端)=7日午後、国会

 首相官邸に入る高市経済安保相=7日午前、首相官邸

 首相官邸に入る高市経済安保相=7日午前、首相官邸

 野党は7日、総務省幹部へのヒアリングを実施。野党議員が文書に登場する関係者に事情を聴いたかどうかを確認すると、幹部は「総務省OBを含めてできる限り聴いた」と説明した。
 
 総務省はホームページで「既に同じ内容の文書が一般に公開されていることに鑑み、全て公表することとした」と説明した。文書は78ページで、資料の一部には「取扱厳重注意」と記されている。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  19:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【総務省】:放送法の「政治的公平」を巡る文書を公開 何が問題なのか 高市早苗氏が「捏造」という記述とは【更新】

2023-03-10 07:44:40 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:放送法の「政治的公平」を巡る文書を公開 何が問題なのか 高市早苗氏が「捏造」という記述とは【更新】

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:放送法の「政治的公平」を巡る文書を公開 何が問題なのか 高市早苗氏が「捏造」という記述とは【更新】 

 総務省は7日、立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した放送法の「政治的公平」の解釈を巡る78ページの文書について、内部文書であることを認め、公表した。
 
総務省が7日に公表した「政治的公平」に関する行政文書のコピー。「取扱厳重注意」と記されている

 総務省が7日に公表した「政治的公平」に関する行政文書のコピー。「取扱厳重注意」と記されている

 文書には、2014~15年に安倍政権の礒崎陽輔首相補佐官(当時)が「政治的公平」の解釈などの説明を総務省に問い合わせてから、高市早苗総務相(当時)が従来の政府見解を事実上見直すような発言をするまでの経緯がまとめられている。
 
 礒崎氏はツイッターで「従来の政府解釈では分かりにくいので、補充的説明をしてはどうかと意見した」ことを認め、高市氏は自らに関する4枚の文書は「捏造」と主張している。礒崎氏の発言を中心に文書のポイントをまとめた。(デジタル編集部)※2023年3月9日午後9:00に内容を更新しました。
 

 政治的公平に関する従来の政府解釈 放送法4条で、放送事業者は番組編集にあたり「政治的に公平であること」が求められている。「政治的公平」とは①政治的な問題を取り扱う放送番組の編集に当たっては、不偏不党の立場から特定の政治的見解に偏ることなく、放送番組全体としてバランスのとれたものであること②その判断にあたっては、一つの番組ではなく、放送事業者の番組全体を見て判断することーとしている。

  公開された文書によると、礒崎氏は、番組全体ではなく、一つの番組でも「政治的公平」かどうか判断すべきだと主張していた。(同氏の発言を文書から一部抜粋)
 
(2014年11月28日)
 ・これまで国会答弁を含めて長年にわたり積み上げてきた放送法の解釈をおかしいというつもりもない。他方、この解釈が全ての場合を言い尽くしているかというとそうでもないのではないか、というのが自分の問題意識。
 
 ・「全体でみる」「総合的に見る」というのが総務省の答弁となっているが、これは逃げるための理屈になっているのではないか。そこは逃げてはいけないのではないか。
 
 ・一つの番組でも明らかにおかしい場合があるのではないかということ。今までの運用を頭から否定するつもりはないが、昭和39年の国会答弁にもあるとおり、絶対おかしい番組、極端な事例というのがあるのではないか。これについても考えて欲しい。有権解釈権は総務省にあるのだから、放送法の解釈としてもう少し説明できるようにしないといけないのではないか。
 
(12月18日)
・番組全体でのバランスの説明責任はどこにあるのか。「番組全体でどうバランスを取っているのか問われれば、放送事業者が責任を持って答えるべきものと考えます」というような答弁はできないものか。
 
・例えばコメンテーターが「明日は自民党に投票しましょう」と言っても総務省は「番組全体で見て判断する」と言うのか。反対する考え方には一切触れず一党一派にのみ偏る番組といった極端な事例について、もう少し考えてみてほしい。
 
(12月25日)
・国民の意見が分かれるような課題について、ある番組で一方の主張のみを放送した場合に、他の番組で他の主張について放送していれば政治的公平性が保たれている、くらいのことは言えないのか。
 
・「国民の意見が二分される問題について、一方の主張をまったく放送せず、もう一方の見解に加担する番組を執拗に繰り広げるような番組」は一つの 番組として政治的公平の観点から番組準則違反にならないのか。それはいくらなんでもおかしいだろう。他の番組とのバランスで判断されることは分かっていると 前から言っている。一つの番組だけでは「どんなに極端な内容であっても政治的公平の観点では違反にならない」と国会で答弁するのか。

 礒崎氏は2015年1月13日、従来の「政治的公平」を巡る政府見解の問題点を示すとともに、国会質疑などにおける解釈についての補完的な説明を盛り込んだ私案を総務省に示した。

【問題点】
 ① これまで、「一つの番組ではなく、放送事業者の番組全体を見て判断する」との答弁に終始し、どのような番組編集にすれば放送事業者の番組全体を見て「政治的に公平である」と判断されるのか、具体的な基準を示してこなかった。

 ② 同様に、「政治的に公平である」ことの説明責任の所在についても、明確に示してこなかった。

 ③ 放送事業者の番組全体を見なくても、一つの番組だけを見たときに、どのように考えても「政治的に公平であること」に反する極端な場合が実際にあり得るが、このことについて政府の考え方を示してこなかった。
 
【 国会質疑などにおける解釈について補充的説明】
 ① 例えば、ある時間帯で総理の記者会見のみを放送したとしても、後のニュースの時間に野党党首のそれに対する意見を取り上げている場合のように、国論を二分するような政治的課題について、ある番組で一方の政治的見解のみを取り上げて放送した場合であっても、他の番組で他の政治的見解を取り上げて放送しているような場合は、放送事業者の番組全体として政治的公平を確保しているものと認められる。

 ② 政治的公平の観点から番組編集の考え方について社会的に問われた場合には、放送事業者において、当該事業者の番組全体として政治的公平を確保していることについて、国民に対して説明する必要がある。

 ③ 一つの番組のみでも、次のような極端な場合においては、「政治的公平」を欠き、放送番組準則に抵触することとなる。

・選挙期間中又はそれに近接する期間において、特定の候補者や候補予定者のみを殊更に取り上げて放送した場合のように、選挙の公平性に明らかに支障を及ぼすと認められる場合

・国論を二分するような政治的課題について、ある番組の中で、一方の政治的見解を取り上げず、他の政治的見解のみを取り上げて執拗に繰り返した場合のように、当該放送事業者の番組編集が不偏不党の立場から明らかに逸脱していると認められる場合

 礒崎氏側と総務省は、礒崎氏の私案についてその後複数回議論し修正を重ね、それをもとに2月13日、総務省幹部が高市早苗総務相に報告。高市氏は同日付の「高市大臣レク結果(政治的公平について)」と題された文書をはじめ、自らに関する計4ページ分は「捏造」と主張している。

◆高市早苗氏が「捏造」と主張する文書中の発言(一部抜粋)

・「放送事業者の番組全体で」みるというのはどういう考え方なのか。
 
・そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?どの番組も「極端」な印象。
 
・苦しくない答弁の形にするか、それとも民放相手に徹底抗戦するか。
 
・官邸には「総務大臣は準備をしておきます」と伝えてください。補佐官が総理に説明した際の総理の回答についてはきちんと情報を取ってください。総理も思いがあるでしょうから、ゴーサインが出るのではないかと思う。

 ◆山田真貴子首相秘書官は「言論弾圧」と問題視

 2月18日、総務省幹部が当時の山田真貴子首相秘書官(総務省出身)に礒崎氏とのやりとりの経過を説明したところ、山田氏は「放送法の根幹に関わる話」と強い懸念を示したとされる。文書中の山田氏の発言は以下の通り。(抜粋)
 
・今回の整理は法制局に相談しているのか?今まで「番組全体で」としてきたものに 「個別の番組」の(政治的公平の)整理を行うのであれば、放送法の根幹に関わる話ではないか。本来であれば審議会等をきちんと回した上で行うか、そうでなければ(放送)法改正となる話ではないのか。
 
・礒崎補佐官は官邸内で影響力はない。総務省としてここまで丁寧にお付き合いする必要があるのか疑問。
 
・党がやっているうちはいいだろうし、それなりの効果もあったのだろうが、政府がこんなことしてどうするつもりなのか。礒崎補佐官はそれを狙っているんだろうが、どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないか。
 
・政府として国会でこういう議論をすること自体が問題。新聞・民放、野党に格好の攻撃材料。自分(山田秘書官)の担当(メディア担当)の立場でいえば、総理はよくテレビに取り上げてもらっており、せっかく上手くいっているものを民主党が岡田代表の出演時間が足りない等と言い出したら困る。民主党だけでなく、どこのメディアも(政治的公平が確保されているか検証する意味で)総理が出演している時間を計り出すのではないか。
 
・今回の件は民放を攻める形になっているが、結果的に官邸に「ブーメラン」として返ってくる話であり、官邸にとってマイナスな話。

 ◆安倍首相(当時)は「意外と前向きな反応」

 3月5日、礒崎氏らが安倍首相に説明。山田秘書官から総務省幹部への連絡によると、山田氏らが懸念を説明すると「意外と前向きな反応」が返ってきたという。山田氏からの連絡とされる文書中の安倍首相の主な発言は以下の通り。
 
・ 政治的公平という観点からみて、現在の放送番組にはおかしいものもあり、こうした現状は正すべき。

・ 「放送番組全体で見る」とするこれまでの解釈は了解(一応OKと)するが、 極端な例をダメだと言うのは良いのではないか。

・国会答弁をする場は予算委員会ではなく総務委員会とし、総務大臣から答弁してもらえばいいのではないか。

 ◆高市氏が国会で「一つの番組でも極端な場合は政治的公平を確保しているとは認められない」と答弁

 高市氏は5月12日、参院総務委員会で、自民党の藤川政人氏の質問に対して、次のように答弁した。
 
・放送法第4条第1項第2号の政治的に公平であることに関する政府のこれまでの解釈の補充的な説明として申し上げましたら、一つの番組のみでも 選挙期間中またはそれに近接する期間において、殊更に特定の候補者や候補予定者のみを相当の時間に渡り取り上げる特別番組を放送した場合のように選挙の公平性に明らかに支障を及ぼすと認められる場合といった極端な場合におきましては一般論として、 政治的に公平性であることを確保しているとは認められないと考えられます。
 
・同じように政府のこれまでの解釈の補充的な説明として申し上げますが、一つの番組のみでも 国論を二分するような政治課題について、放送事業者が一方の政治的見解を取り上げず、殊更に他の政治的見解のみを取り上げて、それを指示する内容を相当な時間に渡り繰り返す番組を放送した場合のように当該放送事業者の番組編集が不偏不党の立場から明らかに逸脱していると認められる場合といった極端な場合においては、一般論として政治的に公平性であることを確保していることは認められないものと考えます。
 
 政府は高市氏の答弁に関して、従来の「政治的公平」の解釈に何ら変更はなく、これまでの解釈を補充的に説明し、より明確にしたものと説明している。
 

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  18:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【公明党】:「作成経緯の精査を」 放送法解釈巡る総務省文書

2023-03-10 07:44:30 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【公明党】:「作成経緯の精査を」 放送法解釈巡る総務省文書

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【公明党】:「作成経緯の精査を」 放送法解釈巡る総務省文書

 公明党の山口那津男代表は7日の記者会見で、放送法の解釈に関する総務省文書を巡り、作成の経緯や明るみに出た経過、趣旨について「しっかり精査する必要がある」と指摘した。「今、全体的に評価するのは控えたい」とも述べた。

 記者会見する公明党の山口代表=7日午前、国会

 記者会見する公明党の山口代表=7日午前、国会

 元総務相の自民党の金子恭之総務会長代理は会見で、在任時に文書を見たことはないとした上で「国民から信頼を得られるよう、しっかりと総務省で対応してもらいたい」と語った。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・公明党・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  12:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【立憲民主党】:安住氏「報道介入」 放送法巡る総務省文書に

2023-03-10 07:44:20 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【立憲民主党】:安住氏「報道介入」 放送法巡る総務省文書に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:安住氏「報道介入」 放送法巡る総務省文書に

 立憲民主党の安住淳国対委員長は7日、放送法解釈を巡る総務省作成文書の内容について「書かれていたことは事実だと認定したい。安倍政治の負の遺産の一つで、報道介入だった」と強調した。国会内で記者団の質問に答えた。

 文書には、官邸がTBS系の情報番組でコメンテーター全員が同じ主張をしていたと問題視し、放送法の事実上の解釈変更に至ったとされる流れが記述されている。安住氏は「自分たちの意に沿わない番組に対し、放送法の解釈を変えて圧力をかけた。民主主義社会で一番あってはならないことだ」と説明した。
 
 立民の小西洋之参院議員への情報提供に関し「心ある官僚が内部通報してくれたと思う」と語った。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・立憲民主党・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  12:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【高市氏】:「捏造との認識不変」 自身巡る4枚の総務省文書

2023-03-10 07:44:10 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】
【高市氏】:「捏造との認識不変」 自身巡る4枚の総務省文書
 
 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【高市氏】:「捏造との認識不変」 自身巡る4枚の総務省文書
 
 高市早苗経済安全保障担当相は7日の記者会見で、総務省作成の放送法の解釈に関する行政文書について「私に関係する4枚の文書は不正確だと確信を持っている」と強調した。同省作成文書は捏造との認識に変わりはないかと問われ「4枚の文書は、そのように認識している」と語った。閣僚辞任や議員辞職を迫るのであれば、文書を公表した立憲民主党の小西洋之参院議員に立証責任があるとの考えを示した。
 記者会見する高市経済安保相=7日午前、内閣府

 記者会見する高市経済安保相=7日午前、内閣府

 立民の安住淳国対委員長は、国会内で記者団に「文書を捏造と言い張り、自ら議員辞職に言及した。責任を取るべきだ」と述べた。
 
 高市氏は「同席していたとされる方に確認し、(不正確との)認識は一緒だった」と説明した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【話題・高市早苗・経済安全保障担当相・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  12:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。 

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【総務省】:礒崎氏「会話の詳しい記憶ない」 元補佐官、放送法の解釈文書で

2023-03-10 07:44:00 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:礒崎氏「会話の詳しい記憶ない」 元補佐官、放送法の解釈文書で

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:礒崎氏「会話の詳しい記憶ない」 元補佐官、放送法の解釈文書で

 礒崎陽輔元首相補佐官は7日、放送法の解釈に関する総務省作成の行政文書に関し「当時、同法が定める『政治的公平』の解釈について総務省と意見交換したのは事実だ。一つ一つの会話の詳しい記憶は残っていない」と述べた。共同通信の取材に答えた。

 礒崎陽輔元首相補佐官

 礒崎陽輔元首相補佐官

 同時に「文書は見たことがなく、信ぴょう性についてコメントする立場にない」とも強調。一方、文書の公表については「首相官邸内で行われた各省庁との議論の内容が表に出るのは、決して望ましいことではない」と指摘した。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・総務省・放送法の「政治的公平」に関する行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  11:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【立憲民主党】:小西氏「違法解釈撤回を」 高市担当相に説明要求

2023-03-10 07:43:50 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【立憲民主党】:小西氏「違法解釈撤回を」 高市担当相に説明要求

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:小西氏「違法解釈撤回を」 高市担当相に説明要求

 立憲民主党の小西洋之参院議員は7日、松本剛明総務相が放送法の解釈に関する文書を総務省作成の行政文書と認めたことについて「岸田文雄首相は違法な法解釈を撤回すべきだ」と強調した。国会内で共同通信の取材に答えた。文書は、小西氏が同省職員から入手したとして公表していた。

 当時、総務相を務めていた高市早苗経済安全保障担当相に対し「当時の事実関係を国会と国民に説明する必要がある」と訴えた。
 
 行政文書を巡り、松本氏が「正確性を確認できないものがある」として精査を続ける考えを示したことには「総務行政の否定で、松本氏は辞職すべきだ」と述べた。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・立憲民主党・放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  11:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【総務省】:放送法の解釈文書は「行政文書」 高市氏「内容不正確」

2023-03-10 07:43:40 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:放送法の解釈文書は「行政文書」 高市氏「内容不正確」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:放送法の解釈文書は「行政文書」 高市氏「内容不正確」

 松本剛明総務相は7日の閣議後記者会見で、放送法の「政治的公平」の解釈に関する文書について、総務省が作成した「行政文書」であると認めた。文書は同日午後にも公表する。「一部は関係者の認識が異なる部分があるなど、正確性を確認できないものがある」として、精査を続ける考えも示した。

 記者会見する松本総務相=7日午前、総務省

 記者会見する松本総務相=7日午前、総務省

 文書に登場する高市早苗経済安全保障担当相は7日、「正確性や作成者が確認できないものがある。私に関係する4枚の文書は不正確だと確信を持っている」と述べた。
 立憲民主党の小西洋之参院議員が安倍政権当時の総務省作成として公表した、放送法の「政治的公平」に関する内部文書=3日

 立憲民主党の小西洋之参院議員が安倍政権当時の総務省作成として公表した、放送法の「政治的公平」に関する内部文書=3日

 文書は、立憲民主党の小西洋之参院議員が総務省の職員から受け取ったとして公表した。安倍政権当時の2014~15年に官邸と総務省が放送法を巡り協議した経緯とされる。野党は放送法の解釈を事実上変更し、番組に圧力をかける目的があったと批判している。
 
 行政文書は、行政機関の職員が職務上作り、組織的に用いるものとして持つ。松本氏は、小西氏の公表文書が「定義に合致すると考えられる」と説明。一方、内容の正確性の精査では「いろんな課題があると思う」と述べた。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・総務省・放送法の「政治的公平」に関する行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  10:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【総務省】:「政治的公平」巡る放送法解釈の「変更」 礒崎陽輔氏の問い合わせが契機 総務相認める 文書の真贋は答えず

2023-03-10 07:43:30 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【総務省】:「政治的公平」巡る放送法解釈の「変更」 礒崎陽輔氏の問い合わせが契機 総務相認める 文書の真贋は答えず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【総務省】:「政治的公平」巡る放送法解釈の「変更」 礒崎陽輔氏の問い合わせが契機 総務相認める 文書の真贋は答えず 

 松本剛明総務相は6日の参院予算委員会で、安倍政権下で放送法の「政治的公平」を巡る新たな見解を示したきっかけが、礒崎陽輔首相補佐官(当時)からの問い合わせだったことを認めた。立憲民主党の小西洋之参院議員が一連の経過を記した総務省の内部文書だと主張する資料の真贋しんがんについては明言を避けているが、その内容と符合する発言は一部確認されている。一連の経緯と事実関係を点検した。(佐藤裕介)
6日、参院予算委で答弁する松本総務相

           6日、参院予算委で答弁する松本総務相

 小西氏が公表した資料には、礒崎氏が2014年11月26日に初めて、放送法の「政治的公平」の解釈や違反事例などの説明を総務省に問い合わせてから、翌15年5月に当時の高市早苗総務相が従来の政府見解を事実上見直すまでのやりとりが時系列でまとめられている。
 
 野党側が「報道の自由への介入だ」と批判しているのに対し、政府は否定。総務省の文書であるかどうかは、内容の不正確さを理由に明らかにしていない。だが、礒崎氏がツイッターに書き込んだ事実はある。
 
 礒崎氏は14年11月23日の投稿で「日曜日恒例の不公平番組」に言及し「仲間内だけで勝手なことを言い、反論を許さない報道番組には、法律上も疑問がある」と指摘。24日には「放送法上許されるはずがない。黙って見過ごすわけにはいかない」と批判のトーンを強めた。具体名の言及はないものの、TBS番組「サンデーモーニング」を指すとみられる。
 
 この時期は衆院解散の直後。それに先立つ20日には、自民党が在京テレビ局に対し、公平中立な選挙報道を要請する文書を出し、言論への不当な介入という批判が出ていた。安倍晋三首相(当時)は、自民党文書について問われ、放送法の規定を根拠に「公平公正は当然」と説明している。
 
 
 小西氏の資料によると、安倍氏は翌15年3月に総務省から「政治的公平」の法解釈に関する説明を受けた際にも「現在の番組にはおかしいものもあり、現状は正すべきだ」と理解を示した。
 
 最終的に政府は15年5月、それまで放送事業者の番組全体で判断するとしていた「政治的公平」について「不偏不党の立場から明らかに逸脱しているなど、極端な場合」は一つの番組だけでも判断できるという見解を表明した。
 
 6日の参院予算委で立民の石橋通宏氏は「一握りの人間に放送法解釈がゆがめられた懸念がある」と追及した。岸田文雄首相は「総務省で(資料の内容を)精査する必要がある」と述べるにとどめた。
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・総務省・放送法の「政治的公平」に関する行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月07日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相】:「報道介入当たらず」 礒崎氏、放送法の解釈問い合わせ

2023-03-10 07:43:20 | 【公文書・国民の知る権利・国民共有の知的資源・情報公開・権力者による隠ぺい】

【岸田首相】:「報道介入当たらず」 礒崎氏、放送法の解釈問い合わせ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:「報道介入当たらず」 礒崎氏、放送法の解釈問い合わせ

 岸田文雄首相は6日の参院予算委員会で、放送法の「政治的公平」に関する文書を巡り「従来の解釈を変えることなく、補充的な説明を行ったものだ。報道の自由への介入といった指摘は当たらない」と述べた。総務省の今川拓郎官房長は、議論の主導役として文書に登場する礒崎陽輔元首相補佐官から2015年ごろに放送法の解釈について問い合わせがあったと認めた。

 参院予算委で答弁する岸田首相=6日午前

 参院予算委で答弁する岸田首相=6日午前

 文書は、立憲民主党の小西洋之氏が安倍政権当時に総務省で作成されたとして公表。14~15年に官邸と総務省が放送法を巡り協議した経緯とされる。野党は個別の番組に圧力をかける目的があったとみて批判している。
 
 首相は文書に関し、当時、総務相を務めていた高市早苗経済安全保障担当相が正確ではないと指摘しているとして「総務省において精査することが必要だ」と述べるにとどめた。立民の石橋通宏氏から精査過程で改ざんなどをしないよう求められ「公文書の改ざん、隠蔽、廃棄はあってはならない」と答えた。(共同通信)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・総務省・放送法の「政治的公平」に関する行政文書の真贋(しんがん)について】  2023年03月06日  12:05:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・03.03】:参院のメンツを立てて国益を損ねた?

2023-03-10 07:40:10 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【政界地獄耳・03.03】:参院のメンツを立てて国益を損ねた?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・03.03】:参院のメンツを立てて国益を損ねた? 

 ★首相と全閣僚が出席する「基本的質疑」が1日、参院予算委員会で行われたため、同日からインドで始まったG20外相会合に日本の外相・林芳正は出席できなかった。先月28日の会見で林は「G7議長国としてしっかり発信したい」とやる気満々。会議はロシアや中国も出席する「極めて重要な外交の場」といえるが、憲法63条で閣僚の議院出席の権利と義務「首相、閣僚は答弁・出席を求められたときは、議院に出席しなくてはならない」が国会の優先を決めているからだ。だが野党から林に質問はなく、自民党からの質問がたった1回、53秒だった。<button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="46"></button><button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="46">審議の出番は1分足らず(1日、参院予算委に出席した林芳正外相)。G20に出席した方がよほど国益があった(C)日刊ゲンダイ</button>

  審議の出番は1分足らず(1日、参院予算委に出席した林芳正外相)。G20に出席した方がよほど国益があった(C)日刊ゲンダイ(日刊ゲンダイ)

 ★2日午前の参院予算委員会で首相・岸田文雄は「出席する可能性を追求したが、国会を含む国内での公務などを総合的に勘案した」とした。だが同日昼に開かれた自民党麻生派の会合で党副総裁・麻生太郎は「G20外務大臣会合に出られなくなったっていうことはどうかねと。『国会論議で』というのを理由にっていうのは、どういう反響を私たちとしては考えるべきか、ちょいと考えないかんなと、正直な実感です」と発言。党内にはどうやら林を止めたのは野党や憲法の縛りではなく、自民党参院幹事長・世耕弘成の「全閣僚出席の基本的質疑は非常に重要度が高い。外相から直接答えを聞いてみたいという議員や国民も多い」、自民党麻生派の参院予算委筆頭理事・藤川政人は「いたずらに外交日程に穴をあけるつもりはないが、基本的質疑は国会のルールを優先してもらう」という理屈で押し切ったのではないか。

<button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">アベ政権時代、自民は「審議に縛られ外交できない」と、さんざん文句を言ってたのに?(国会優先を主張した世耕弘成参院幹事長)/(C)日刊ゲンダイ</button>
 アベ政権時代、自民は「審議に縛られ外交できない」と、さんざん文句を言ってたのに?(国会優先を主張した世耕弘成参院幹事長)/(C)日刊ゲンダイ(日刊ゲンダイ)

 ★ところがインドで3日に開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合には出席する。党内では衆院で予算が上がり、参院が軽視されることを嫌った世耕プライド参院から衆院鞍替えしたへの嫌がらせ世耕衆院鞍替えを模索したがうまくいかない八つ当たりとも。参院メンツを立て国益を損ねたのではないかと麻生は言いたかったのだろう。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年03月03日  08:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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