【ホンダ】:日産の経営統合の狙いは「対中国」で日本勢結集 遅れ取るEV市場で巻き返しへ/解説
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ホンダ】:日産の経営統合の狙いは「対中国」で日本勢結集 遅れ取るEV市場で巻き返しへ/解説
ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る方向で調整していることが18日、分かった。持ち株会社を設立し、両社が傘下に入ることを検討する。
ホンダ(上)と日産自動車のロゴ(共同)
【解説】ホンダと日産自動車が経営統合の協議に踏み込むのは、脱炭素化の流れを追い風に比亜迪(BYD)など低価格の電気自動車(EV)を武器とする中国勢が台頭し、単独での生き残りが難しくなってきたためだ。日本メーカーが結集することで、規模を拡大しコスト競争力を高めて対抗する構えだ。
日本は従来型のエンジン車やハイブリッド車(HV)の市場では世界で圧倒的な存在感を示してきた。だが、普及が進むEV分野では米テスラや中国勢に出遅れ、苦戦が続く。
EV化とともに、自動運転などに使う車載ソフトウエアの性能が車両の競争力を大きく左右する変化も起きている。車載ソフトの開発には多大な費用がかかるため、経営統合などで巨額投資が無理なく続けられる経営規模を確保する戦略の重要性が増した。
中国勢は車両開発の速度も強みだ。ホンダや日産がEVで巻き返しを図るには、スピード感を持って競争力を高める具体的な施策を打ち出していくことが欠かせない。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・企業・産業・ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議】 2024年12月18日 10:39:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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