【衆院選】:「11・7」か「11・14」投開票有力 任期越えは現行憲法下で初
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:「11・7」か「11・14」投開票有力 任期越えは現行憲法下で初
自民党の岸田文雄新総裁は臨時国会召集日の10月4日に首相に指名され、中旬にも衆院を解散するとの見方が強い。衆院選は「10月26日公示、11月7日投開票」か「11月2日公示、14日投開票」が有力視される。衆院議員の任期満了は10月21日で、任期越えの衆院選は現行憲法下で初。臨時国会は新首相の所信表明演説と各党の代表質問にとどまる見通しで、予算委員会での本格論戦が持ち越しとなれば、野党が批判を強めるのは必至だ。
自民党総裁選で決戦投票の末に新総裁となりあいさつする岸田文雄前政調会長(撮影・小沢裕)
岸田氏は直ちに党役員人事に着手。首相指名後、組閣し、副大臣・政務官人事に取り組む。党は、新型コロナウイルス対応を巡り批判を浴びた菅義偉首相では「衆院選を戦えない」として総裁選を実施。政権刷新で内閣・党支持率を上昇させて選挙戦に臨む戦略だ。立憲民主党は対立軸を明確にし、共産党などとの野党共闘で対抗する。
衆院選は最も遅い場合、11月28日の投開票も可能だが、党幹部は「年末に予算編成があるため、衆院選を11月前半に終える日程が現実的だ」と語る。野党は代表質問だけでなく、予算委開催も要求する。岸田氏はこれまで「代表質問を受け、国民に判断いただく材料を示した上で解散する」と述べる一方、予算委には消極姿勢を示していた。
衆院選に先立ち、10月24日に参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙が実施される。30、31両日にはイタリア・ローマで20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれる。与野党決戦と首脳外交の日程が重なり、岸田氏の対応が注目されそうだ。
岸田氏は総裁選後、衆院選と来年夏の参院選に向けて党の結束を訴えた。当面は、総裁選で破った候補陣営の人材登用などで党内の求心力を高めつつ、国民にアピールできる布陣とできるかどうかが焦点だ。総裁任期は3年。政権運営を軌道に乗せるには、新型コロナ対応を誤らないことと、衆院選と参院選の結果が鍵を握る。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【政局・自民党の岸田文雄新総裁・次期衆院選挙】 2021年09月29日 22:46:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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