《今日も惑いて日が暮れる・01.08》:自衛隊に入ろう=吉井理記
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《今日も惑いて日が暮れる・01.08》:自衛隊に入ろう=吉井理記
メディアはゴロ、というか切りの良い数字が好きである。
○○から50年、××没後30年、などなど。3年前の2022年は沖縄の「本土復帰」50年の報道が相次いだし、関東大震災から100年の23年もそうだった。
今年はといえば、まずは戦後80年だろう。昭和100年、作家・三島由紀夫の生誕100年あたりも思い浮かぶが、僕はここでフォーク歌手・高田渡を挙げておきたい。05年に56歳で亡くなったから、今年は没後20年である。
「自転車にのって」などの名曲で知られる高田だが、ベテランの読者が思い浮かべるのは1969年の「自衛隊に入ろう」だろう。
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