【天風録・11.13】:自転車の乗り方
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.13】:自転車の乗り方
自転車の「ケンケン乗り」は絶滅危機か―。見出しに引かれて読んだネットニュース。名古屋のテレビ局による記事だ。片足で地面を蹴って助走し、サッとまたがるケンケン乗り。一般的かと思えば、若者は「しない」「こけそうで怖い」
▲小学生だった半世紀前、大人用の自転車と格闘した記憶がある。足も着かないが、ケンケン乗りを教わるとうまく乗れた。すうっと走り出して快適。だが止める時には怖い思いも。大きく重いため、操るのに苦労した
▲専門家によると、昔は今より5キロは重かった。スピードをつけて乗るケンケン乗りが推奨され、女性を中心に浸透。そのため今も主婦などには見られる。車体は軽くなり、電動アシスト付き自転車も普及。ケンケンは廃れそうだ
▲乗りやすくなっても、安全意識が軽くなっては困る。走行中、スマートフォンで通話や動画・ゲームをする人が目立つ。ながら運転と酒気帯び運転に、今月から罰則が設けられた。ながらで有罪なら懲役や罰金の刑に
▲速度が出やすく、人身事故を起こす恐れもある自転車。乗り方によっては危険と意識しなくては。もちろん冒頭のネットニュースを読んだのは走行中でないと記しておく。
元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】 2024年11月13日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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