《金語・12.06》:国際法が泣いている=小倉孝保
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《金語・12.06》:国際法が泣いている=小倉孝保
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どうすれば個人の戦争責任を問えるのか。国際社会は20世紀以降、この課題と向き合い、何度も挫折してきた。
第一次世界大戦後の1919年、米英仏などの連合国は敗戦国ドイツとの間にベルサイユ条約を結んだ。
独皇帝を退位したウィルヘルム2世を特別法廷で裁くと規定したものの、亡命を受け入れたオランダが、「十分な法的基盤がない」として引き渡しを拒否した。
第二次大戦(39~45年)ではニュルンベルク、極東国際軍事両裁判が開かれ、独日両国の指導者が訴追された。それぞれ45年8月に採択されたロンドン協定と、46年1月に連合国軍最高司令官マッカーサーが出した命令などを根拠としている。
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元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金語】 2024年12月06日 02:01:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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