愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

多党化の下で東日本大震災の復興と国民生活の疲弊の再建、勇気ある平和外交を推進する暫定連合政権こそ!

2012-12-26 | 日記

国民の圧倒的支持を得ず、小選挙区制と偽りの世論調査、野党の分断というトリックで議席を獲得した「お坊ちゃま内閣」、安倍政権が成立しました。マスコミが安倍首相の「暴走」を気にかけた記事を掲載しているように、不安定な政権となるでしょう。当面は、以下の記事のような「安全運転」で参院選を乗り切っていこうという腹積もりでしょう。

 しかし、閣僚や党の人事をみると、安倍「暴走」首相にブレーキを踏むお仲間というよりアクセルを全快させようとする「お調子者」議員が取り囲んでいるので、早晩ほころびが出てくることでしょう。民主党の前原「お調子者」元代表と同じように本人の「脇」も甘いところがあります。米倉経団連会長のお墨付きもいただきましたので、これからは、以下のような記事がたくさん出てくることでしょう。

安倍総裁の「政治とカネ」企業・団体献金、政党助成金にどっぷり 3日に1回飲み食い 758万円支出2012年12月25日(火)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-12-25/2012122515_01_1.html

 ま、それにしても、消費税増税を何としても実現するための「デフレ脱却」、大企業を優遇して労働者の懐を一層冷えさせる「愚策」にまい進していくことでしょうから、国民との矛盾は拡大することでしょう。そうすれば、選挙中に掲げた「取り戻す」コピーは、実は政権党としての体質を「取り戻す」ことであることが国民の前に明らかになって、再び政権を「投げ出す」ことになるでしょう。不幸なのは、小選挙区というトリックと偽りの世論操作を行ったマスコミによって国民的政権を逃した国民です。投げ出した後に、同じような政権づくりだけは何としても阻まねばなりません!

 第96代首相に安倍氏 デフレ脱却に全力 戦後2人目の再登板2012.12.26 15:13 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121226/plc12122615130016-n1.htm

 うこうしている時、自民党を「助ける建設的野党」の動きが日に日に高まってきています。以下の記事です。「やっぱりな!」というところでしょうか?太陽の陽射しは冬至を境に高度が高くなっていくにしたがって温かくなっていくはずですが、政界は憲法改悪の方向に向かってヒタヒタと歩いて国民を寒々とした日本国づくりの方向に向かっているようにも思います。それだけは何としても阻まねばなりません!

 嘉田氏「小沢さんとは成田離婚」…未来分裂へ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121226-OYT1T01124.htm?from=main1

 分裂で「54」の戦略的意義を捨てるな、維新よ!2012.12.23 12:00

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121223/waf12122312000007-n1.htm

 【日本維新の会】54議席獲得も内部では不満が爆発2012.12.25 

http://nikkan-spa.jp/356206

 

 そうであればこそ、共産党の出番です。この記事が、「赤旗」から報道されるのではなく「産経」から国民に届けられているという「皮肉」に、現在の共産党の姿が象徴しているように思います。明日のお昼ごろまでには直接の「声」が届けられないということの意味を共産党本部は噛み締めてほしいものです。これについては、昨日の記事で書きました。

 「責任を痛感」 共産・志位委員長が異例の言及 衆院選議席減で2012.12.26 14:26

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121226/stt12122614290015-n1.htm

 さて、この記事が正確に志位委員長の発言を報道しているかどうか、明日のお楽しみというところですが、今回のような結果になってしまった最大の要因は、小選挙区制とマスコミの偽りの世論操作、そうしてそのような装置を「先の先」の思想で読み取り、逆手にとった共産党の対応力、共産党の本部の「したたかさ」の欠如からきたものであることは、この間ずっと指摘してきました。

 そこで、今日は、この間書いてきた記事の第二段として、以下の不破氏の記事を掲載しておきます。

 日本共産党の政権論について 不破哲三委員長に緊急インタビュー(『しんぶん赤旗』1998年8月25日)

この記事を書くことで、共産党に考え直してほしいという訴えを出してみたいということです。

 マンネリ的日本改革ビジョンで国民の支持は?共産党の改革ビジョンを質す!現局面は暫定連合政権構想こそ!2012-11-27 10:59:56 

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/7fed388513c80fd3e5813951ebea763e

自民党型政治からの脱却をめざす向こう4年間の暫定政権構想提唱をこそ!共産党の信頼・共感獲得の道!2012-11-29 09:34:23

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/d/20121129

政権の枠組論にそらすマスコミに渇を入れながら、それなら自民型政治脱却暫定連合政権構想の提案を急いで!2012-12-05 10:18:48 

http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/d9fb9a434ff21a2a0b43d7dbbcdd6ea4

 東日本大震災の津波・原発被害からの復興の現状や原発再稼動問題、迫りくる直下型大地震や東南海巨大地震の恐怖や不安と対策の遅れをはじめ、劣化した日本列島の建物群、生活保護者の拡大にみるワーキングプアーの増大、石原氏に代表される戦争責任問題を曖昧にした発言がどのような外交結果を招くか、また「日米同盟基軸」論にもとづくアメリカのご機嫌ばかりを伺い、自立した東アジア外交の放棄、沖縄ではオスプレイが日米合同委員会の「合意」に違反していても抗議もできないな避けない政権、というように劣化と制度疲労の極地を示した政党政治、そうして、なかなか議席増を実現できない共産党の「力量不足」問題などなど・・・

 以上のような難問が山積していますが、こうした難問を克服していくことは、実は可能です。

 それは何より、国民の運動があるからです。共産党は、その先頭に立ってきたことは事実ですが、さらに、その先頭に立ったのが原発ノーの運動です。或いはオール沖縄やオール福島の運動、TPP参加反対運動や全国紙が煽って煽って実現を迫った消費税増税に対して反対の世論が少数にならない国民世論と運動に見るように、この国の民主主義と平和は地下水のように脈々と国民のなかに一筋の鉱脈として流れています。

 そこにこそ、依拠した運動が求められています。それは自民はダメ、だから民主に期待した、しかし民主は自民党化してしまったので大ダメ、多くの国民は自民が良いなどと思っていないのに、自民に政権が復活してしまった、だから本当に国民のための政権のあり方が求められてくる!しかし、共産党への信頼は未だ大きな潮流とはなっていません。そこが解決のための最大のキーポイントだと思います。

 だからこそ、その国民のための政権のあり方をたたき台として提案していく必要があるのです。そういう政党が野党から出てこなければ、いわゆる「日和見主義」でしょう!国民への責任放棄でしょう!「民主連合政権」の前段としての暫定政権、自民党や民主党政権「よりましな政権」です。自民と連携しようとする政党を相手にするのではなく、運動に参加してきた国民と連帯し、旧い自民党型政治を温存しようとしている政党や政治家を孤立させる政権です。

 今ある国民生活を改善するために向こう4年間で何をやるのかをハッキリさせた政権です。復興・消費税・原発・福祉・子育て教育・外交など、違いを強調しあうのではなく、一致点を確認し合い、広げていく政党・団体・個人が集まってつくる政権です。既存の政党の連合に囚われない、幅の広い枠組みの集まりです。最大の一致点は、この間の「自民党型政治を変えて国民生活を改善する」「憲法に基づく政治と外交を徹底して実行する」政権です。

 このことが確認できれば、安倍自公連合政権にとっては大きな脅威となります。どっちが国民のための政権か、どっちが諸外国から信頼される政権か、どっちが日本の再生復活に貢献できる政権か、国民的討論を呼びかけるのです。

 その際の理論的方向については、次に掲載しておきますので、ご覧ください。 

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