細川・宇都宮氏の候補者一本化問題が、まだくすぶっています。舛添氏優勢の世論調査結果が、その原因かと思います。コメントにもありましたが、宇都宮氏を応援するのは、その「会」であって、共産党も社民党も「推薦」政党ですから、宇都宮氏の去就に、「どうのこうの」といえないのは、当然でしょうね。
そこで、不思議なのは、特定秘密保護法の時には、著名人は共産党や社民党と一緒に、また昨年までの脱原発の国会周辺行動や官邸前行動は一緒にやってきたのに、彗星のごとく現れた細川・小泉両氏に「ひ・と・め・ぼ・れ」してしまった人たちが、宇都宮氏に候補者を降りろというのは、しかも、細川氏とは、連絡もなく、また都政の政権構想も合意していないのに(といわれている!)、このような行動にでることは、摩訶不思議なことです。
善意に取れば、脱原発の切実さの裏返しでしょうか。しかし、それには、それなりのスジがあるように思います。コメントを寄せていただいた方の主張は、当然です。
しかし、それでも「脱原発」を掲げる候補が一本化できるのであれば、それに越したことはありません。だが、それにしても、公開の場で議論し、皆が納得したうえでの一本化でなければ、当選後、任期途中で、都政を維持できるか、そこが問題です。これでは都民に対する背信行為です。
この間の経過と愛国者の邪論の主張は、書いてありますので、そちらをごらんいただければと思います。
しかし、万歩譲って、あの薩長合意のようなどんでん返しが起こることを展望したとすれば、宇都宮政権、細川副知事か、細川都知事か、宇都宮副都知事でしょう。政策のすり合わせは、それこそ、脱原発だけではなく、世論調査などでも出されている都民の要望を、4年間で、どこまで協力して実現していくか、そこの多角的一点共闘論が必要でしょう。曖昧な「合意」は野合です。離合集散は、過去の歴史が示しています。そもそも細川内閣の非自民・非共産(実際は反共産)政権で経験していることです。細川氏の選挙を応援している背後に、どのような「脱原発」勢力がいるか、著名な人たちが、どこまで見抜いているか、です。
そのようなことを無視して、マスコミの取り上げる「風評」に右往左往することなく、軸足をしっかり据えて有権者を信じて、本当の意味の「脱原発」推進都政を実現するために、最後まで尽力することではないでしょうか?
共産党や社民党に望むことは、こうした有識者の方々のエネルギーをどのように発揮していただくか、懐の広さと深さを示し、そのための事実を、皆さんにご理解していただくしかないのではないでしょうか?
それにしても、マスコミは金権腐敗にまみれている石原・猪瀬氏のミニ版候補、舛添氏か、脱原発一本を強調する細川候補か、という枠組みを中心に報道しているようです。総選挙の際の政権枠組み論の焼き直しです。この手口をこそ、変革することが、必要ではないかと、痛感している今日この頃です。
以上、コメントをいただきましたので、記事にしてみました。
新しき勲章植え込み旧式は右から取り出しありがとうという