6日、5兆4654億円の補正予算が衆議院を通過しました。触れ込みは、増税に伴う経済への悪影響を最小限に食い止めるのだからだそうです。
悪影響のある増税ならば、やらなければ良いのに!また最小限に食い止めるということは、悪影響は、もっと大きくなることを想定しているのだということになるんでしょうね!ちょっと待った!です。
主な項目というものを見て、驚きました。以下みていますと、
農地集約化事業852億円、五輪に向けた交通網整備1011億円、子育て世代への一時金1473億円、設備投資の促進1582億円、住宅取得支援給付金1600億円、学校耐震化1771億円、低所得者向け一時金3420億円、東日本大震災の復興支援1兆9308億円
だそうです。これをみて、8兆円の消費税増税の悪影響を最小限に食い止めるという項目は、どれでしょうかまさに、アメとムチと言えます。こんなアメをしゃぶらされて、黙っていていいのでしょうか?低所得者一人一万円、子育ても一人一万円だそうです。こんなことをやる前にやることあるだろう!でしょう。そうです!賃金を上げれば良いのです。一人当たりの労働者に月一万円の賃金値上げです。当然所得税や住民税も増額になるし、購買力も高まるでしょう。この方がよっぽど財政再建にも貢献するのではないでしょうか?
しかし、安倍政権の姑息、スリカエは、目に余るものです。復興特別税を止めたこと、さらに訳の判らぬ設備投資促進など、さらには、増税前の駆け込み買い溜め支援の特別措置など、姑息な、増税を正当化する予算が図られているのですから、呆れます。
ところが、昨日と今日の共産党の辰巳孝太郎議員の国会演説をみると、ホントに腹がたってきます。大企業減税20兆円、国民負担8兆円です。この20兆円を国民のために使えば、まさに双方向、還流経済が、うまく回転するはずです。財政が厳しいという理由で、増税するのですが、大企業のために20兆円もマケテやっているのです。この税金を国民のために使えば良いと思うのは、愛国者の邪論だけでしょうか?
「ないない」と言いながら、大企業のためには、予算を回し、減税してやるのです。そのようなカネは、どこからか、知らないけれど、出てくるのです。ところが、国民には、「ナイナイ」とゴマカスのです。このゴマカシのカネを国民のために使え!という声を上げていかなければならないと思います!
安倍政権は、賃金値上げをした企業は名前を公表すると言っています。ということは、賃上げしない企業は公表されないのです。このやり方も、姑息というか、増税のために賃上げをしないのは、お前が悪い!ということを言っているようなものです。権力的です。ここに安倍政権の体質が浮き彫りになります。独裁的です。
そもそも、賃金値下げを容認し、煽ってきたのは、自公政権でした。大企業を応援し、内部留保を溜め込んできたことを容認してきたのです。ま、先日の朝日では、初めてでしょうか、内部留保の溜め込みの事実を年度毎に一覧してありました。それにしても「ようやく!」です。こうした状況が、今日の財政状況、金融状況、税制状況をつくってきたのです。
しかし、安倍政権は、そうした自らの政治経済政策の破綻を覆い隠し、賃上げを錦の御旗にするのです。しかし、国民のためではありません。消費税増税のためなのです。それにしても安倍政権も必死です。増税に加担してきたマスコミも必死です。一連托生がバレバレになるからです。
しかし、このようなデタラメな政策は破綻することは明らかです。これまでの延長線上の政策だからです。
それにしても、マスコミが触れないのは、南スーダンやソマリア沖への自衛隊「派兵」費用がこっそり含まれていることを指摘しないことです。こうした事実を覆い隠しているからこそ、安倍首相がつけあがって、むちゃくちゃなことを言ってくるのです。きちんと、真っ向対決している共産党の主張を報道すべきなのです。判断は国民がすればいいのです。
その昔、「違いが判る・・・」というCMがありましたが、これでは違いも糞もありません。国民が味噌も糞も判らないようなものを食べさせられているのです。これでは、「国民の知る権利」を「保障」などと、言えないことは明らかです。公正な報道、中立な報道とは、対立点をハッキリさせるということです。スリカエるな!トリックを使うな!ゴマカスな!ということです。
これでは、日本のマスコミが度々批判している中国や北朝鮮と同じだぞ!と声を大にして言っておかなければならないと思います。中国国民と北朝鮮国民と日本国民は、中国の諺を使えば、五十歩百歩だということです。
それにしても、辰巳議員は、一年生議員!たいしたもんです!アクセスしてみてください!