居村容疑者のルール無視はどこからきているか!
居村容疑者の思考回路がどうなっているか?すでに記事にしておきました。ご覧ください。
居村佳知容疑者「銃は自衛のための必要最小限の武器で必要」と!憲法九条のゴマカシはここまできた! 2014-05-09
http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/563f4d68d3a124cf9cbd76924ef3a905
今回の公判でも、愛国者の邪論が主張したことについて解明されていません。そこで、再度記事にしておきます。ポイントは「違法性の認識は乏しかったので、減刑を求めた」弁護人の思考回路です。これでは「認識していなかった」という理由・口実を言えば、許されるということになります。全くの論外でしょう。こうした思考回路は、「権利を持っているが使えないというのはおかしい」と、そもそも憲法9条がどのような背景で制定されたのか、その役割は何かなど、経過も内容も一切無視をして「権利がある」(これも正確に言えばウソ)などと、自分の都合の良いところだけをつまみ食いして、自分の主張を押し通そうとしている安倍首相の思考回路と同じです。何でもアリ!です。
裁判では、このような思考回路が、現代社会の「風潮」となっていることの実態と、その意味について解明してほしいものです。こんなことが許されるなら他人の人権を侵しても、口実を見つけて、それを主張すれば許されるということになります。そもそも人権は侵すことのできない永久の権利であって、それを擁護する義務が個人にも国家にもあるということを確認しなければ、法治国家とは言えません。無秩序放置国家となってしまいます。それでは記事をご覧ください。
ウソを吐き、身勝手な言い訳と自己顕示欲浮き彫り!誰かと似ている!
読売 3D銃「日本にも作製者」誇示か…検察動機説明 2014年08月22日 18時30分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140822-OYT1T50032.html
3Dプリンターで製造した樹脂製拳銃(3Dプリント銃)2丁を所持したとして、銃刀法違反と武器等製造法違反に問われた川崎市高津区、元大学職員居村佳知被告(28)。横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)で21日に開かれた第2回公判で、検察側は居村被告が動機について、「日本にも3Dプリント銃を作製できる技術者がいることを伝えたかった」と供述していることを明らかにした。この日は、武器等製造法違反について審理が行われ、被告は大筋で起訴事実を認めた。
弁護側は「製造の事実は認める」とする一方、被告には違法性の認識が乏しかったと主張し、刑の減軽を求める考えだ。
検察側は冒頭陳述で、「被告は実弾の発射に耐える強度を確保するため、銃の薬室などを肉厚にし、部品点数がなるべく少なくなるように設計していた」と述べ、被告が当初から殺傷能力のある銃の製造を目指していたと指摘。動機については、「3Dプリント銃が米国で作製されたことを知った被告は、日本にも作製できる技術者がいることを伝えたいと考えた」と説明した。オリジナル設計で製造した銃は「ディフェンダーマーク2」と名付けていたという。また、検察側は、米国で設計された3Dプリント銃のデータを被告がインターネットで入手、製造した際、動画共有サイトに組み立て状況を撮影した動画を投稿したと指摘。この時、「(銃身に詰めて発射できなくする)インサートを挿入すれば発火モデルガンの扱いになり、日本でも所持が可能」などと説明していたことを明らかにした。
続けて行われた証拠調べでは、「人の殺傷や銃を売ってもうける目的はなかった。危険性は認識していたが、自分の解釈で(違法性はなく)許されると思っていた」とする被告の供述調書が読み上げられた。2014年08月22日 18時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun (引用ここまで)
産経 被告「違法の認識ない」 3D銃公判、製造めぐり 2014.8.21 19:35 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140821/trl14082119350005-n1.htm
3Dプリンターを使った拳銃製造事件で、銃刀法違反(所持)と武器等製造法違反(無許可鉄砲製造)の罪に問われた元大学職員、居村佳知被告(28)の第2回公判が21日、横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)で開かれた。この日は武器等製造法違反罪について初めて審理され、居村被告は起訴内容を「間違いありません」と認める一方、「違法という認識は持っていなかった」と述べた。検察側は冒頭陳述で、製造した銃2丁のうち1丁は自ら設計し、製造過程を考慮して部品がなるべく少なくなるようにしたと指摘。もう1丁は米国で設計された3Dプリンター銃のデータをインターネットで入手し、変更を加えて製造したと明らかにした。起訴状によると昨年9~12月、自宅でパソコンや3Dプリンターを使って樹脂製の銃の部品を作って銃2丁を製造し、今年4月に自宅で所持したとしている。(引用ここまで)
日経 3D銃所持 大筋で認める 初公判で被告「殺傷力、意識なく」 2014/7/18 2:10
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO74421690Y4A710C1CC1000/
3Dプリンターを使った拳銃製造事件で、銃刀法違反と武器等製造法違反の罪に問われた元大学職員、居村佳知被告(28)の初公判が17日、横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)であった。この日は銃刀法違反罪のみ審理し、居村被告は罪状認否で起訴内容をおおむね認めた。一方で「殺傷能力がないように加工していた。鑑定結果を聞くまでは、実弾を発射できる銃刀法上の拳銃との意識はなかった」とも述べた。検察側は冒頭陳述で、居村被告が銃身にアルミ板を挿入していたが、取り除けば殺傷能力がある金属製の弾丸を発射できたことを明らかにした。また、居村被告が幼少時から銃器に興味を抱き「所持すれば力の差を解消できると考えた」と指摘。昨年2月ごろ、米国人が3Dプリンターで銃の部品を製造したとネット上で知り、同8月ごろから設計を開始、同9月に3Dプリンターを手に入れたとした。起訴状によると、昨年9~12月、自宅でパソコンや3Dプリンターを使って樹脂製の銃の部品を作り、銃2丁を製造、今年4月、自宅で所持したとしている。神奈川県警は4月、居村被告宅を家宅捜索し3Dプリンターで製造された銃5丁を押収。うち殺傷能力が確認された2丁を所持した疑いで逮捕、製造容疑で再逮捕した。〔共同〕(引用ここまで)
時事通信 3Dプリンターの拳銃所持認める=製造の男、初公判で-横浜地裁 (2014/07/17-16:55)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014071700671
3次元(3D)プリンターで拳銃を製造し、所持したとして、銃刀法違反と武器等製造法違反の罪に問われた川崎市高津区の元大学職員居村佳知被告(28)の初公判が17日、横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)であった。この日は、自作の拳銃2丁を所持した銃刀法違反罪について審理が行われ、居村被告は起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述で、製造した拳銃2丁は神奈川県警が試射して鑑定した結果、基準を上回る殺傷能力が確認されたことを指摘。これに対し、同被告は「鑑定結果を聞くまでは、実弾を発射できる銃刀法上の拳銃との意識はなかった」と述べた。(引用ここまで)
【神奈川新聞】「殺傷能力 認識なく」起訴内容認める3D銃製造で被告 2014.07.18 03:00:00 http://www.kanaloco.jp/article/74800/cms_id/92026
3Dプリンターで拳銃を製造したとして、武器等製造法違反(無許可製造)と銃刀法違反(所持)の罪に問われた川崎市高津区、無職の男(28)の初公判が17日、横浜地裁(伊名波宏仁裁判長)で開かれた。この日は銃刀法違反罪の審理が行われ、同被告は「拳銃2丁を所持したのは間違いない」と起訴内容を認めた一方、「殺傷能力があるという認識はなかった」として、犯意を争う姿勢を示した。検察側は冒頭陳述で、被告は昨年2月から同5月ごろにかけて、インターネットの動画サイトで米国人が3Dプリンターで銃を製造したことを知り、同9月に3Dプリンターを入手して独自に設計した拳銃を作成したと指摘。拳銃は県警の科学捜査研究所の再現実験で、殺傷力のある弾丸を発射できたと説明した。
被告は罪状認否で、「殺傷能力がない銃として製造した。銃刀法上の拳銃には当たらないという認識だった」と述べた。閉廷後、弁護人は「(起訴状の)拳銃を所持していた時点では、被告に違法性の認識はなかった。ただ、どこまで争うかは被告と相談する」と語った。武器等製造法違反罪の審理は、次回公判から行われる。【引用ここまで】
神奈川新聞社説にアッパレ!
銃の役割と意味、そして日本国憲法9条の意味と役割、その違いと関連性を解明すべき!
【神奈川新聞】【社説】銃と向き合う 忌避すべき存在、明瞭に 2014.05.30 09:02:00 http://www.kanaloco.jp/article/72193/cms_id/83587
危険性や違法性を知りながらも、拳銃やライフルなど殺傷能力の高い武器に引きつけられる人は少なくない。触りたい、所有したいという欲望と、どう向き合えばよいのか。県内で、あらためて考えさせられる事例が相次いだ。
昨年8月に開催された在日米海軍横須賀基地内のイベントで、米兵が見学に訪れた子どもたちに銃を触らせた。問題視する県内の平和団体代表者らは近く、米軍の行為は銃刀法違反に当たるとして、同基地前司令官らを横浜地検に刑事告発する見通しである。イベントの銃体験コーナーは、親子が列を成すほどの盛況だったという。問題発覚後すぐに、米軍幹部は横須賀市役所を訪問。「文化的な背景の違いから一部の方々に大変不快な思いをさせた。同様のことが起こらないよう最大限配慮する」と釈明した。一連の問題はインターネット上で「米軍の無神経さに腹が立つ」「兵器への憧れは誰でもある。反戦意識とは別物」と賛否が分かれ、物議を醸した。
また、3Dプリンターで製造された殺傷能力のある拳銃を所持したとして大学職員の男が逮捕された事件で、横浜地検は今月28日、銃刀法違反の罪で男を起訴した。県警の調べに、男は「拳銃が大好きで、銃が違法な日本でどうしたら持てるかを考え、自分で造ろうと思った」と動機を供述。さらに「体力的に弱い者の自衛手段として拳銃は必要だ」と持論を展開したという。
銃が人を引きつけるのは事実だ。力強さや機能美、造形美などが理由だろう。幼少期にモデルガンで遊んだり、ゲームや映画の銃撃戦に心躍らせたりした経験を持つ人もいよう。私たちの中には、平和や治安を願う一方で、こうした武器の魅力を無頓着なほど容易に受け入れてしまう面が否定できないことをまず自覚する必要がある。その上で、映像やモデルガンなどを楽しむ行為と、本物を手にする行為に明瞭な一線を引かなければならない。特に、銃による残酷な描写や情報が氾濫する現代は、子どもたちが自ら判断し、欲望を制御する力を身に付けなければならない。
どんな理由を並べようと、銃は紛れもなく人を殺傷する武器であり、忌避すべき存在である。日本社会では受け入れられないとの共通認識を醸成し、強固にせねばなるまい。(引用ここまで)
アメリカ銃社会の病理現象は結論が出ているのに!歴史と文化と伝統では済まないだろう!
原因は「死の商人」の政治力にあり!「死の商人」の暗躍は日本も同じだ!
日経 米国市民に聞いた銃の購入、所持、保守管理の実際 銃社会の住人の本音(上)2013/1/15 0:34
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50585560U3A110C1000000/
日経 それでもアメリカは銃を手放せないのか 銃社会の住人の本音(下) 2013/1/16 0:23 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50585590U3A110C1000000/