口では「負担軽減」を語り実際には国民の不安を増幅させる日米両政府!
日本の国内法を無視する米軍の無法を野放しにする安倍政権の実態浮き彫りに!
「米軍再編計画で重要度を増した日米防衛の要」とは米国侵略戦争の代名詞だ!
共同通信 菅氏、沖縄の負担軽減を要請 米国防長官に 2015/04/08 16:50 http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015040801001406.html
菅義偉官房長官は8日、米国のカーター国防長官と官邸で会談した。菅氏は沖縄県の負担軽減に向け、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)より南にある米軍施設・区域の返還計画を早期に実施するよう要請。両氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を推進する方針を確認したとみられる。会談冒頭で、菅氏は「カーター氏の指導力に大いに期待する」と述べた。カーター氏は「日本との同盟、友情はオバマ大統領のリバランス(アジア重視戦略)の主要な要素だ」と応じた。菅氏は沖縄基地負担軽減担当相を兼務する。(引用ここまで)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のKC130空中給油機が岩国基地(山口県岩国市)に移駐を始めた。8月末までに全15機が移り、2017年をめどに空母艦載機59機も神奈川県の厚木基地から転入する予定。数年後には東アジア最大の米軍基地となり、地元からは「市民無視」との批判も上がっている。
▽日米防衛の要
瀬戸内海に面した三角州にある岩国基地。1機目の空中給油機が15日午前11時半ごろ、シュプレヒコールを上げて移駐に反対する市民団体の上を通過し、着陸した。午後には2機目も到着。
沖縄の過重な基地負担の軽減を理由に、米軍の部隊が初めて沖縄から本土に移った。
岩国基地には戦闘攻撃機など53機が配備され、勤務する米兵や家族らは5千人を超える。 06年に日米両政府が合意した在日米軍再編計画に基づき、 普天間、厚木からの移駐が完了すれば、所属する米軍機は127機となり、東アジア最大の米空軍基地、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を上回る。
米側は既に、岩国基地に最新鋭ステルス戦闘機F35を配備する方針を表明。新型輸送機MV22オスプレイが沖縄から本土に飛行する際の中継地にもなっている。防衛省幹部は「米軍再編計画で重要度を増した日米防衛の要」と位置付ける。
KC130空中給油機(上)が着陸した米軍岩国基地。周辺には市街地が広がる=15日、山口県岩国市 |
▽補助金
米軍の拠点化が進む一方、政府は補助金などの「アメ」を使い、地元が受け入れやすいように促してきた。
空母艦載機受け入れの是非を問う06年3月の岩国市の住民投票では反対が89%に上った。同4月の市長選でも反対派が再選されると、政府は市庁舎建設の補助金を凍結する強引な手段に打って出た。市議会と対立した市長が辞職し、受け入れ容認派の福田良彦市長が当選した直後、政府は補助金を復活させた。
岩国市への14年度の基地関連の補助金、交付金は総額で62億円。地元選出の岸信夫外務副大臣は5月、福田市長らに空中給油機移駐の説明をした際「広域的な補助金を検討中」とも話した。
岩国基地近くの女性(57)は「身内が基地内で働いていたこともあり、地元が潤うのは事実。それでも騒音はひどいし複雑」とため息を漏らした。
▽ 警戒感
厚木基地の騒音訴訟では5月21日、横浜地裁が自衛隊機の飛行差し止めを命じる一方、米軍機については「夜間の騒音の大半」と認定しながら、差し止めには踏み込まなかった。岩国基地の騒音被害を訴える爆音訴訟原告団長の津田利明さん(68)は「普天間、厚木から岩国に騒音がどんどんやってくる。訓練も実戦的になる」と警戒感を強める。加速度を増す岩国基地の機能強化に、周辺に住む別の女性はこう指摘した。「騒音があると若者は出て行ってしまうし、治安も心配。市民を無視して基地だけが大きくなる」(引用ここまで)
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