ルール違反の辺野古サンゴ破壊を許す新聞テレビは何をやっているのだ!
中国船の小笠原サンゴ破壊・強奪の時はどうしたのだ!
辺野古サンゴを破壊しても粛々・確固として基地建設を強行するのか!
安倍政権の民意否定には目に余るものがありますが、更に問題なの事が、改めて浮き彫りになりました。それは仲井真前知事の時の「約束」すら守らない安倍政権が浮き彫りになったことです。
しかし、こうした無法が起こっても、テレビは、新聞は、あの小笠原サンゴの時の中国船避難の時のような報道はしていないのです。ここに改めて「中国「脅威」論で安倍政権を応援し、集団的自衛権行使と自衛隊の海外武力行使、憲法改悪に加担しているテレビ・新聞の姿が浮き彫りになりました。以下ご覧ください。
沖縄タイムス 辺野古損傷サンゴ、9割超が許可外 知事判断に影響も 2015年4月11日 10:16
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=111189
【東京】沖縄防衛局は10日、名護市辺野古の新基地建設に関連し、大型コンクリートブロックによる損傷が確認されたサンゴ94群体のうち、9割を超える89群体が県の岩礁破砕許可区域外であることを明らかにした。県はこれまで許可区域外の1カ所でサンゴ礁の損傷を確認しているが、より多くのサンゴが区域外で損傷を受けたことになる。
防衛局は今年2月、新基地建設に伴う海上作業で、ブイ(浮標)を固定するための重しとして使った大型コンクリートブロックがどの程度サンゴを傷つけたのか設置した計75地点を調査。
9日の第4回環境監視等委員会で94群体のサンゴが損傷していたことを明らかにしていた。
翁長雄志知事は今年2月、県の調査で見つかったサンゴの損傷が、許可区域外の可能性が高いとして問題視。国に海上作業の停止を指示し、岩礁破砕の許可取り消しも検討している。 許可区域外で多くのサンゴの損傷が確認されたことで、許可取り消しの判断にも影響を与えそうだ。(大野亨恭)(引用ここまで)
琉球新報 辺野古サンゴ、破壊89群体許可外 2015年4月11日 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241666-storytopic-271.html
埋め立て予定区域(岩礁破砕許可区域)
【東京】米軍普天間飛行場の辺野古移設計画をめぐり、沖縄防衛局が2月に実施した調査でサンゴの破壊が見つかっていた問題で、破壊された94群体のサンゴのうち9割超の89群体は県が岩礁破砕を許可した区域の外だったことが10日、分かった。
防衛局は「サンゴ礁にまで発達していないサンゴ類の損傷で、沖縄県の規制対象とならない」と主張している。
翁長知事は県の調査で許可区域外のサンゴ礁1カ所が破壊されているのを確認したとして、臨時制限区域内の調査をするまで作業の一時停止を指示した。今回新たに許可区域外で多数のサンゴ破壊が判明したことで、岩礁破砕許可の取り消しも視野に対抗策の検討を進めている知事の判断にも大きな影響を与えそうだ。
防衛局は取材に対し「サンゴ類の損傷や摩耗痕などの、何らかの影響が確認された94群体のうち、岩礁破砕などに係る許可の区域内のものは5群体だ」と回答し、大部分が岩礁破砕許可区域外だったことを明らかにした。許可区域外の外側には立ち入りを制限する臨時制限区域が設けられている。県は制限区域の外側を調査し、サンゴ破壊を1カ所だけ確認しており、今回判明した89群体の破壊は許可区域外で制限区域内の海域とみられる。
沖縄防衛局は2月に浮標灯(ブイ)を設置するためのコンクリートブロックが設置された周辺の75カ所で、サンゴ破壊の有無を調査した。9日に都内で開かれた移設に向けた環境保全策を検討する環境等監視委員会で調査結果を報告した。
一方、県は臨時制限区域外に加え、区域内の調査を実施するために米側に立ち入りを求めた。しかし米側が拒否したため、調査は実現していない。(池田哲平)(引用ここまで)
赤旗 11日付 2面 辺野古 サンゴ破壊の巨大ブロック 防衛省有識者委に諮らず
中谷元・防衛相は10日の記者会見で、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う巨大コンクリートブロックの投下でサンゴが破壊されている問題について、ブロックの重量は有識者委員会の助言を経たものではなく、防衛省自身の判断によるものと認めました。防衛省は、昨年秋の台風で浮具を固定するアンカー(いかり)の半数近くが行方不明になったことを受け、今年1月から最大45トンに上る巨大ブロックに変更。同省の調査でも、94群体のサンゴを破壊していることが明らかになっています。中谷防衛相は、9日開かれた同省の有識者委員会で有識者から問題点の指摘が相次ぎ、「委員会としてアンカーの大きさについて助言や承認を行ったものではない」との見解が示されたと説明。「私としては、沖縄県の気象や工事の安全性を考えて。(巨大ブロックの)必要性があったと思う」と述べ、防衛省自らの破断でブロックを重くしたことを認めました。(引用ここまで)
琉球新報 防衛相、サンゴ破壊の直接評価避ける 2015年4月10日 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241656-storytopic-53.html
【東京】米軍普天間飛行場の移設作業に伴う環境保全策を検討する9日の環境監視等委員会で作業の進め方に懸念が出たことについて、中谷元・防衛相は10日の閣議後会見で「議事要旨や資料の速やかな公表など、より透明性の確保に努める」と述べた。94群体のサンゴの破壊が確認されたことについては直接の評価を避けた。浮標灯(ブイ)を固定するためのコンクリートブロックの重量を沖縄防衛局の判断で重くしたことについて、中谷氏は「(沖縄は)非常に大きな台風がやってくるので、この規模のアンカーの必要性があったと防衛省は認識をしている」との見解を示した。【琉球新報電子版】(引用ここまで)
沖縄タイムス 中谷防衛相「監視委の助言反映させる」辺野古サンゴ 2015年4月10日 11:16
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=111093
【東京】中谷元・防衛相は10日午前の閣議後会見で、名護市辺野古の新基地建設作業で海底に沈めたコンクリートブロックの重しが94群体のサンゴを損傷していた問題で、「今後も環境監視等委員会の知見、助言を受け止め生かしていきたい」と述べ、今後の作業に同委員会の助言を反映させていく考えを示した。(引用ここまで)
沖縄タイムス 辺野古サンゴ 大型ブロックで94群体損傷 監視委から批判 2015年4月10日 05:10
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=111032
【東京】沖縄防衛局は9日、名護市辺野古の新基地建設に関し政府へ助言する第4回環境監視等委員会(中村由行委員長)を都内で開き、辺野古の海域で浮標を固定するために海底に設置した大型のコンクリートブロックにより94群体のサンゴが損傷していたことを明らかにした。委員からは「丁寧に工事をすれば破損は避けられた可能性が高い」「(防衛局の)対応は遺憾だ」と作業方法に批判が続出した。
委員会後、中村委員長や防衛局が記者団に明らかにした。委員会ではブロック設置について「サンゴへの影響を低減、回避できる措置があった」との強い批判が上がった。中村氏は記者団に「丁寧に工事をすべきとの意見は委員会の総意だ」と述べ、事業者の国に環境への配慮を求めた。
委員側は「台風時には(ブロックと浮標を結ぶ)ロープを切るなど意見を出してきた」と指摘。「(流出防止のために)重いブロックを置いただけの対応は遺憾だ」と批判した。中村氏は防衛局がブロックを重いものに変えた判断について「重量の根拠が委員会に説明されていない」と述べ、委員側は関与していないことを強調した。一方、サンゴの生態系への影響については「それほど大きくない」との認識を示した。
県側が「岩礁破砕の蓋(がい)然(ぜん)性が高い」と指摘していることに対しては、「法的な問題の判断は委員会の役割ではない」として議論はなかった。
一方、昨年6月の第2回委員会の議事録の公開が今年3月と遅れたことに、委員からは「透明性を持って事前に説明すべきだ」と防衛局に速やかな公開を求める声が上がった。辞任の意向を示している副委員長の東清二・琉球大名誉教授については防衛局が慰留していることを明らかにした。
調査は防衛局が今年2月、設置した全てのブロックを含む75地点で実施した。この日の委員会は13人中9人の委員が出席し、非公開で行われた。(引用ここまで)
共同通信 辺野古ブロックに批判続出 沖縄防衛局の有識者会合 2015/04/10 00:47 http://www.47news.jp/CN/201504/CN2015040901001858.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設工事をめぐり、有識者が環境保全策などを検討する沖縄防衛局の「環境監視等委員会」の会合が9日、東京都内で開かれた。立ち入り禁止区域を示すブイなどの重りとして、防衛局が大型コンクリート製ブロックを設置した手法に「社会的影響が大きかった」などと批判や疑問が相次いだ。ブロック設置は国と県の対立が先鋭化するきっかけとなった。委員会は辺野古移設に関して沖縄防衛局のお目付け役的立場。批判が相次いだことで沖縄防衛局の対応が、あらためて問われそうだ。(引用ここまで)
時事通信 大型ブロック「生態系に影響なし」=防衛局、サンゴ損傷は認める-辺野古沖 2015/04/09-18:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2015040900778
防衛省は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の名護市辺野古の海底に大型コンクリート・ブロックを設置したことがサンゴ礁を損傷したと県側が指摘していることについて、沖縄防衛局が行った調査結果を公表した。サンゴ礁の損傷は認めたものの、「生態系に大きな影響を与えていない」と結論付けた。
防衛局によると、調査対象は、2月に立ち入り禁止海域を示すブイ(浮具)を固定するために設置したブロックの周辺75地点。94カ所のサンゴ群体で損傷が確認されたが、損傷程度は最大45センチで、全体の94%は20センチ以下だった。この結果について、防衛局が問い合わせた専門家は「影響は軽微だ」と判断したという。防衛局は9日、東京都内で開いた移設事業の環境監視を行う有識者委員会(委員長・中村由行横浜国立大院教授)に調査結果を報告した。
辺野古移設をめぐっては、翁長雄志知事がサンゴ損傷の可能性を理由に移設作業中止を防衛局に指示。対抗措置として防衛局が行政不服審査法に基づく指示取り消しを林芳正農林水産相に申し立て、農水相が指示を一時的に無効にしている。(引用ここまで)
防衛省ヒアリングで明らかになった沖縄防衛局「環境監視等委員会」の機能不全
まさのあつこ | ジャーナリスト 2015年4月11日 18時43分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20150411-00044733/
質問の軸は、防衛省の沖縄防衛局が辺野古の埋立の申請を沖縄県に行ったときに「留意事項」とした「環境保全措置」がどう守られており、そのために沖縄防衛局が設置した環境監視等委員会がどう機能しているかである。・・・
赤旗 防衛局監視委 辺野古新基地環境対策ずさん 会合議事録作成せず- 2015年1月23日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-01-23/2015012301_02_1.html
…同委員会は、沖縄県の仲井真弘多前知事が2013年12月に辺野古の埋め立て承認の際、「留意事項」として設置を求めていたもので、いわば新基地建設容認の条件でした。しかし、実際は「建設ありき」で、「環境保全」は視野の外という政府の姿勢が鮮明になりました。
環境監視委員会は昨年4月に設置され、第1回会合を開催。6月に第2回、今年1月に第3回会合が開かれました。第1回会合では、議事内容を「できるだけ速やかに公表する」ことで合意しました。ところが第2回会合の議事録がいまだに公表されていません。
沖縄防衛局は本紙に対して、「議事録は作成中」だと回答しました。さらに、仲井真知事が求めた「留意事項」では、「(委員会の)実施状況について、県に報告すること」としていますが、議事内容は県の担当課にまともに報告していませんでした。
「粛々」と進める政府姿勢に憤り
日本自然保護協会主任(海洋環境学)・安部真理子さんの話 環境監視委員会は情報公開のいいかげんさだけでなく、委員の責任分担も不明確であるなど、目に余るずさんさです。また、委員会の設置は仲井真前知事の要望にもかかわらず、当時の県は議事内容が報告されなくてもとがめないばかりか、関心も持っていませんでした。一方で、辺野古の埋め立てに向けた作業は予定通り、「粛々」と進める政府の姿勢に憤りを覚えます。 (引用ここまで)