愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

地方自治は民主主義の学校だが政治的中立を口実に憲法と地方自治法違反の福岡市は再学習を!

2015-08-19 | 憲法を暮らしに活かす

「一方を後押しすると見られるのは行政として良くない」

「特定の主義主張に立脚している」

という前に

憲法99条・地方自治法第1条をよくよく読むべきだな!

自治体が

憲法をないがしろにするのは

地方自治法をものさしに判断放棄をするのは

恥ずかしいことだし

そもそもルール違反だろう!

自治体は国家と対等でなければならない!

それが民主主義だ!

「地方自治の本旨、国と地方の役割」とは何か!

http://www.kenpoushinsa.sangiin.go.jp/kenpou/houkokusyo/houkoku/03_45_01.html

第8回「地方自治の本旨」と条例-94条~92条

(水島朝穂-憲法から時代をよむ)http://www.quon.asia/yomimono/business/column/mizushima/275.php

愛知と長野の自治体が沖縄米基地を巡り

「地方自治の尊重」等を 日本政府に求める意見書を採択

まさのあつこ | ジャーナリスト 2015年3月30日 9時20分

http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20150330-00044350/

疑問、憂い…広がる波紋 

福岡市後援拒否の「戦争展」始まる [福岡県]

2015/08/19付 西日本新聞朝刊   2015年08月19日 01時20分

安全保障関連法案

「何から着想を得るのか」など、来場者の質問に答える 漫画家の西山進さん(右)「何から着想を得るのか」など、来場者の質問に答える 漫画家の西山進さん(右)

日韓友好などを願う市民参加イベント「ピースロード2015」では韓国のチマ・チョゴリや日本の浴衣の参加者が歌を披露した=福岡市中央区の天神中央公園日韓友好などを願う市民参加イベント「ピースロード2015」では韓国のチマ・チョゴリや日本の浴衣の参加者が歌を披露した=福岡市中央区の天神中央公園

特定の主義主張に立脚している」として福岡市が後援を拒否した「平和のための戦争展」が18日、同市・天神のアクロス福岡で始まった。「表現の自由の侵害」「権力に異を唱えられないのか」。戦後70年の夏、主催団体のメンバーは危機感を募らせる。戦争を知る世代の高齢化、安全保障政策の転換、ぎくしゃくした隣国関係…。来場者や街の声に耳を傾け、その波紋を追った。

会場には戦争の悲惨さを伝え、護憲や反原発を訴える資料が約300点展示されている。集団的自衛権行使の危うさを訴えるイラスト、首相の戦後70年談話を報じた15日の新聞各紙も。

食い入るようにパネルを見ていた東区の馬場紀子さん(68)は、市が後援拒否したことに疑問を感じている。「展示内容は主催者側の主張、問いかけであって結論ではない。見る側の意見は人それぞれ。偏っていると言って拒否するのは理解できない」と語る。

南区の60代の女性は午前10時の開場と同時に姿を見せた。「若い人が少ない。スタッフも高齢化しており心配だ」と戦争を語り継ぐ難しさを憂える。

見回すと高齢の人たちが目立つ。「未来の子どもたちのためにやっている」。戦争展に寄せる思いを語ったある男性の手提げ袋に、成人用の紙おむつが入っていた。老いと戦いながらの訴えは、若い世代にどう響くのか。

漫画作品を展示している西山進さん(87)=南区=は最近、うれしいことがあった。市の後援拒否を知った市内の学生から、反戦や反原発を訴えるプラカードの絵を依頼された。今回の騒動がもたらした、せめてもの救いか。「怖いのは、みんなが自粛して意見を言わなくなること。自己規制をかけ始めると世の中、暗くなる」。戦時下の経験が西山さんにこう言わせる。

平和は空気のようなもの。空気が濁って、だんだんと息苦しくならないとなかなか分からない」。戦争展の運営委員長で福岡大名誉教授(憲法学)石村善治さん(88)の言葉だ。

    ◇   ◇

会場外にも平和の訴えが響いた。午後2時、天神中央公園で始まった日韓友好イベント「ピースロード2015」。参加者は約200人。北海道から韓国を目指す自転車2台が到着し、韓国のチマ・チョゴリ、日本の浴衣を着た女性が両国の童謡を歌った。

実行委員長の林吉植(イムキルシク)さん(63)=西区=は「生みの親は韓国、育ての親は日本。日韓の今の状況は本当に心が痛む」と在日2世の思いを吐露した。

アクロス3階の県国際交流センター。中国出身の職員、高雪飛さん(29)は戦争展について「個人的な意見」と前置きして語った。「日本は報道やメディアで自由に意見を発表できるが、若者は興味がないように感じる」。中国では体制に批判的なネット発信は一方的に削除されるという。戦争展をめぐって主催者と市が対立しても、互いの立場を主張し合っていることは「いいこと」と映る。

同センターの県職員の中村悦也さんは「一方を後押しすると見られるのは行政として良くない。市と同じ対応になると思う」。街の声を聞くと、市の対応に理解を示す人たちもいた。

午後7時前、後援を不承諾とした市の担当部長と課長が来場した。15分ほど首相批判の風刺画などを見て回った。課長は「特定の主義主張であるという考えに変わりはない」と取材に答える一方、部長は「一市民として勉強になった」と語った。ともに「企画そのものは否定しない」と口をそろえた。男性スタッフから「部下もみんな連れてきてね」と声を掛けられ、2人は複雑な笑みを浮かべた。

主催者によると、初日の来場者は例年の倍を超す383人。市が後援をすべきか否か、取材班は明確な答えは出せない。安保法制は「平和のため」と訴える政権を支持する人も、しない人もいる。さまざまな立場の人たちが、当たり前にものを言える社会に-。そう思って取材し、記事を書いた。戦争展は23日まで。(引用ここまで)

住民福祉向上を責務とする自治体が

住民生活を擁護するための

判断能力を放棄するのは大問題だろう!

「政治への配慮」がこのところ目立つNHKが「配慮しすぎて萎縮する」自治体を独自にニュース報道 水島宏明 | 法政大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター 2014年4月22日 16時52分 http://bylines.news.yahoo.co.jp/mizushimahiroaki/20140422-00034718/

 五十嵐仁 自治体による護憲イベントの後援拒否は99条の憲法尊重擁護義務違反だ 2014年10月05日 06:55  http://blogos.com/article/95871/

-全国の自治体の皆さんに訴えます-地方自治を否定する周辺事態法案1998年8月 自由法曹団 http://www.jlaf.jp/iken/98/980800.html

1 自治体に協力義務を定める新ガイドラインと周辺事態法案

2 求められる「限りなき協力」

① 米軍による港湾・空港の使用

② 病院の使用

③ 道路や公営交通機関の使用等

④ 河川・海岸・森林等の使用・管理

3 強制される自治体の「協力」

4住民の福祉に反する「軍事協力」

5 働くものの権利侵害ー自治体及び民間労働者の強制動員

6 自治体の立場から問題提起を (引用ここまで)

地方自治の尊重を政府に求める陳情 更新日:2015年6月25日https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/gikai/katsudo/gikai_09-4_seigan-ke/seigan/h2106/chinjyou27-08.html

「平和のための戦争展ふくおか2015」の名義後援拒否問題についての申し入れ2015-08-06 20:08:46 | 日記 http://blog.goo.ne.jp/horiuchitetsuo/e/93d0406df755dd10e447512ff38775dc?fm=entry_awp

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武藤議員離党で済ます!安倍総裁の公認責任は不問!「仕方がない」と全く他人事!自民党はオワリ!

2015-08-19 | 自由民主党

ジミント―は説明責任を果たさせないまま

自分で責任を取らせて幕引き謀る!

全く「自分中心、極端な利己的考え」政党だな!

武藤氏の離党届スピード受理=幕引き優先

事実確認置き去り-自民

時事通信 2015/08/19-19:35

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015081900803

自民党は19日、金銭トラブルが発覚した衆院議員の離党届を即日受理した。同氏に対する事実関係の確認作業などは行っておらず、問題の拡大を避けるため幕引きを優先した形だ。民主党は「不可解な対応」と批判している。
武藤氏のトラブルは、19日発売の週刊文春が報道。
 
自民党の幹事長は同日午前の公明党幹部との会談で、武藤氏の件について「事実関係を把握した上で、また報告させていただく」と釈明していた。だが同日夕、武藤氏が代理人を通じて離党届を提出するとすぐに受理。応対した幹事長代理は、党としての調査を行わなかったことについて「事実関係の)聴取以前に離党したいという話があったので、受理したまでだ」と記者団に説明した。 
 
安全保障関連法案の審議を発端に下落した内閣支持率は、いまだ最盛期には程遠い。自民党としては、支持率に響きかねない不安要素はすぐに取り除きたいのが本音だ。ただ、谷垣氏は武藤氏のスピード離党について「基本的に本人の判断だ」と強調した。
 
これに対し、民主党は事実解明を要求。同党の役員室長は記者団に「(実態が)不透明なまま離党させて頬かむりするのは問題をうやむやにしかねない」と指摘した上で、「説明が不十分なら国会でただしていく」と述べた。(引用ここまで
 
武藤氏、自民を離党=金銭トラブルで引責
時事通信 2015/08/19-18:20
 
武藤貴也 衆院議員

未公開株をめぐる金銭トラブルが表面化した自民党の衆院議員(36)=滋賀4区=は19日、同党に離党届を提出した。政治不信を招いた責任を取ったもので、同党はこれを受理した。安全保障関連法案の参院審議が続く中、国会運営への影響を抑えるため、党として早期の事態収拾を図ったとみられる。

【国会議員情報】武藤 貴也(むとう・たかや)

武藤氏は代理人を通じて離党届を提出。この後、コメントを発表し、「党に大変な迷惑を掛け心苦しく思う。プライベートなことで党にこれ以上迷惑を掛けるわけにはいかない」と説明。この問題では関係者と東京地裁で係争中であるとして、「(事実関係は)法的な場でしっかりと明らかにしていきたい」とした。
19日発売の週刊文春によると、武藤氏は昨年、知人らに「値上がり確実な新規公開株を国会議員枠で買える」と持ち掛けた。この呼び掛けに23人が応じ、約4100万円を集めたが、実際に株は購入されておらず、一部の出資金も返済されていない。

武藤氏に関し、谷垣禎一幹事長は記者団に対し、「ご自身がきちっと説明責任を果たさなければならない」と語り、疑念の払拭(ふっしょく)に努めるよう求めた。また、谷垣氏は武藤氏の離党について首相(党総裁)に電話で報告。首相は「仕方がない」と語ったという。
 武藤氏は2012年12月の衆院選で初当選し、現在2期目。先にツイッターで安保法案に反対する学生団体を「自分中心、極端な利己的考え」などと批判し、波紋を広げた。 
 ◇衆院の新たな勢力分野は次の通り。
 自民289▽民主・無所属クラブ72▽維新40▽公明35▽共産21▽次世代2▽社民・市民連合2▽生活の党ととなかまたち2▽無所属11▽欠員1()2015/08/19-18:20

武藤貴也衆院議員が提出した離党届を受理し、記者団の質問に答える自民党の幹事長(中央)=19日午後、東京・永田町の同党本部

 自民 武藤貴也衆院議員が離党届を提出

NHK 8月19日 16時57分
自民 武藤貴也衆院議員が離党届を提出
 
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自民党の武藤貴也衆議院議員は、知人に未公開株の購入を持ちかけ、集めた出資金の返還を巡ってトラブルになっていると一部で報じられたことなどを受け、自民党に離党届を提出しました。
衆議院滋賀4区選出の自民党の武藤貴也衆議院議員は、19日に発売された「週刊文春」で、知人に未公開株の購入を持ちかけ、集めた出資金の返還を巡ってトラブルになっていると報じられました。
これを受けて、武藤議員は19日午前、「ご迷惑をおかけした皆さまには心よりおわびを申し上げます。本件につきましては、今後関係者らと相談し、きちんと対応してまいりたい」とするコメントを発表していました。
こうしたなか、武藤議員は「みずからのプライベートな問題で党に多大な迷惑をかけており、これ以上迷惑をかけるわけにはいかない」として自民党に離党届を提出し、受理されました。
武藤議員を巡っては、先に、安全保障関連法案を批判している学生らの団体の主張を「利己的考えに基づく」などとみずからのツイッターに書き込み、野党だけでなく与党内からも批判が出ていました。
 
武藤議員「党に大変な迷惑 心苦しく離党」
 
自民党を離党した武藤貴也衆議院議員は「先日のツイッターでの発言でも迷惑をかけたばかりであるのに、今回は自身のプライベートに関する件でさらに党に大変な迷惑をかけていることを大変心苦しく思い、離党届を提出した。プライベートのことについては法的な場で、しっかりと明らかにしていきたい」などとするコメントを発表しました。
 
自民 谷垣幹事長「本人がきちんと説明を」
 
自民党の谷垣幹事長は党本部で記者団に対し、「残念だ。こういう問題は本人がきちんと説明をしなければいけない。安倍総理大臣に報告したが、『しかたがありませんね』ということだった」と述べました。
また、谷垣氏は安全保障関連法案の審議への影響について、「計り難い。われわれとしては、法案の趣旨を丁寧に説明する努力を今まで以上にしていく」と述べました。(引用ここまで

 

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全国全没者追悼式首相式辞の主語が曖昧な理由は侵略戦争責任問題があるから!憲法活かすも曖昧!

2015-08-19 | 安倍談話

安倍首相の式辞は大ウソ!

「平和を重んじ、戦争を憎んで」

堅く身を持してまいりました」

首相「空爆でイスラム国壊滅を」 エジプト大統領と会談  2014/9/24 10:19

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE24H0A_U4A920C1EAF000/

首相、空爆「やむを得ない」 イスラム国との戦い支持 2014年9月26日14時29分http://www.asahi.com/articles/ASG9V315SG9VULFA004.html

「これから日本人に指一本触れさせない」と言った安倍首相の『決意』のウラにあるのは! 2015-02-05 22:47:28 | 中東

テレビ・新聞が志位VS安倍質疑を生々しく報道していれば、自民党政権はアッという間に倒れる! 2015-05-30 23:02:53 | マスコミと民主主義

 

「今日の我が国の平和と繁栄」は

 

「自由で民主的な国に造り上げ、平和と繁栄」は

「戦没者の皆様の、貴い犠牲」

「貴い命を捧げられた、あなた方の犠牲」

「戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲」

「犠牲」が創られたのは何故か!

曖昧だ!

犠牲を強いたものは

大日本帝国憲法と教育勅語だ!

明治憲法と教育勅語http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317610.htm

爾臣民父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し朋友合信し恭倹己れを持し博愛衆に及ぼし學を修め業を習ひ以て智能を啓發し徳器を成就し進て公益を廣め世務を開き

常に國憲を重し國法に遵ひ

一旦緩急あれは義勇公に奉し以て天壌無窮の皇運を扶翼すへし

是の如きは独り朕か忠良の臣民たるのみならす又以て

爾祖先の遺風を顕彰するに足らん(引用ここまで

教育勅語等排除に関する決議

http://www.stop-ner.jp/chokugo.html

憲法前文

日本国民は

政府の行為によつて

再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意

われらは

全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、

平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

日本国憲法第13条

すべて国民は、個人として尊重される。

生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、

公共の福祉に反しない限り、

立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

日本国憲法第97条

この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、

人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、

これらの権利は、

過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、

侵すことのできない永久の権利として

信託されたものである。

侵略戦争の反省の上に制定された日本国憲法に対する

安倍政権の態度はどうか!

試金石・踏絵は日本国憲法だ!

平成27年8月15日 全国戦没者追悼式式辞http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/0815budoukan_sikiji.html

天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。
遠い戦場に、斃れられた御霊戦禍に遭われ、あるいは戦後、遥かな異郷に命を落とされた御霊の御前に、政府を代表し、慎んで式辞を申し述べます。
皆様の子、孫たちは、皆様の祖国を、自由で民主的な国に造り上げ、平和と繁栄を享受しています。それは、皆様の尊い犠牲の上に、その上にのみ、あり得たものだということを、わたくしたちは、片時も忘れません。
七十年という月日は、短いものではありませんでした。平和を重んじ、戦争を憎んで、堅く身を持してまいりました。戦後間もない頃から、世界をより良い場に変えるため、各国・各地域の繁栄の、せめて一助たらんとして、孜々たる歩みを続けてまいりました。そのことを、皆様は見守ってきて下さったことでしょう。
同じ道を、歩んでまいります。歴史を直視し、常に謙抑を忘れません。わたくしたちの今日あるは、あまたなる人々の善意のゆえであることに、感謝の念を、日々新たにいたします。
戦後七十年にあたり、戦争の惨禍を決して繰り返さない、そして、今を生きる世代、明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓いていく、そのことをお誓いいたします。
終わりにいま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、末永いご健勝をお祈りし、式辞といたします。

平成26年8月15日 全国戦没者追悼式式辞http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0815budoukan_sikiji.html

天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表、多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。 
祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊、いまその御前にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。 
戦没者の皆様の、貴い犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。
いまだ、ふるさとへの帰還を果たされていないご遺骨のことも、決して忘れません。過日、パプアニューギニアにて、ジャングルで命を落とされ、海原に散った12万を超える方々を想い、手を合わせてまいりました
いまは、来し方を想い、しばし瞑目し、静かに頭を垂れたいと思います
日本の野山を、蝉しぐれが包んでいます。69年前もそうだったのでしょう。歳月がいかに流れても、私たちには、変えてはならない道があります。 
今日は、その、平和への誓いを新たにする日です。  
私たちは、歴史に謙虚に向き合い、その教訓を深く胸に刻みながら、今を生きる世代、そして、明日を生きる世代のために、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くしてまいります。
終わりにいま一度、戦没者の御霊に永久の安らぎと、ご遺族の皆様には、ご多幸を、心よりお祈りし、式辞と致します

天平成25年8月15日 全国戦没者追悼式式辞http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0815sikiji.html

皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。

祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊の御前に、政府を代表し式辞を申し述べます。

いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、貴い命を捧げられた、あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。

御霊を悼んで平安を祈り、感謝を捧げるに、言葉は無力なれば、いまは来し方を思い、しばし瞑目し、静かに頭を垂れたいと思います。

戦後わが国は自由、民主主義を尊び、ひたすらに平和の道を邁進してまいりました。

今日よりも明日、世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に、支援の手を差し伸べてまいりました。

内にあっては、経済社会の変化、天変地異がもたらした危機を、幾たびか、互いに助け合い、乗り越えて、今日に至りました。

私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります。

終わりにいま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、ご健勝をお祈りし、式辞といたします。

平成24年8月15日 内閣総理大臣式辞 http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/2012/0815sikiji.html

天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族並びに各界代表多数のご列席を得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。

先の大戦では、三百万余の方々が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、異郷の地で亡くなられました。改めて、心からご冥福をお祈りいたします。
また、最愛の肉親を失った悲しみに耐え、苦難を乗り越えてこられたご遺族の皆様に、深く敬意を表します。

先の大戦では、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えました。深く反省し、犠牲となられた方々とそのご遺族に、謹んで哀悼の意を表します。

今日の我が国の平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれています。
私達は、過去の悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、次の世代に語り継いでいかなければなりません。

終戦から六十七年の歳月を経た本日、ここに、我が国は、不戦の誓いを堅持し、戦争の惨禍を繰り返すことのないよう、国際社会の一員として、国際平和の実現を不断に追求していくことを改めて誓います。

また、我が国の安定と発展を願い続けた戦没者のためにも、私達は、東日本大震災からの復興を通じた日本再生という使命を果たしていかなければなりません。

戦没者の御霊の安らかならんことを、そしてご遺族の皆様のご平安とご健勝を心からお祈り申し上げ式辞といたします。

「戦没者の御霊に平安」を願うのは何故か!

国家のために犠牲を強制したからだ!

慰霊・鎮魂は後ろめたさがあるからだ!

だが、「英霊」と呼んで政治利用しているぞ!

何故政治利用するか!

ネライは一つ!

侵略戦争を正当化し、憲法を改悪し

同じ過ちをくり返すためだ!

 

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連続コピペのお言葉の中で、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願いと憲法前文を述べる天皇が

2015-08-19 | 天皇制

「さきの大戦に対する深い反省と共に」

「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」

この「お言葉」を挿入した意味は何か!

日本国憲法第3条

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

日本国憲法第3条

天皇の国事に関するすべての行為には、

内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。

日本国憲法第99条

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、

裁判官その他の公務員は、

この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

日本国憲法前文

日本国民は、政府の行為によつて

再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、

この憲法を確定する。 

毎日新聞 終戦の日:天皇陛下おことば全文…全国戦没者追悼式  2015年08月15日 12時08分(最終更新 08月15日 13時07分)http://mainichi.jp/select/news/20150815k0000e040171000c.html

全国戦没者追悼式でお言葉を述べる天皇、皇后両陛下=東京都千代田区で2015年8月15日午後0時3分、喜屋武真之介撮影
全国戦没者追悼式でお言葉を述べる天皇、皇后両陛下=東京都千代田区で2015年8月15日午後0時3分、喜屋武真之介撮影
 
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天皇陛下「深い反省」…全国戦没者追悼式 08月17日 03時36分

安倍首相の式辞全文…全国戦没者追悼式 08月17日 03時36分

天皇陛下おことば全文(英文) 08月17日 03時36分

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に70年戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、感慨は誠に尽きることがありません。

ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

全国戦没者追悼式  平成26年8月15日(金)(日本武道館)http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h26e.html#D0815

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に69年,国民のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,苦難に満ちた往時をしのぶとき,感慨は今なお尽きることがありません。

ここに歴史を顧み,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い,全国民と共に,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

全国戦没者追悼式 平成25年8月15日(木)(日本武道館)http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h25e.html#D0815

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に68年,国民のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,苦難に満ちた往時をしのぶとき,感慨は今なお尽きることがありません。

ここに歴史を顧み,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い,全国民と共に,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

全国戦没者追悼式 平成24年8月15日(水)(日本武道館)http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h24e.html#D0815

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に67年,国民のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,苦難に満ちた往時をしのぶとき,感慨は今なお尽きることがありません。

ここに歴史を顧み,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い,全国民と共に,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

全国戦没者追悼式 平成23年8月15日(月)(日本武道館)http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/okotoba-h23e.html#D0815

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に66年,国民のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,苦難に満ちた往時をしのぶとき,感慨は今なお尽きることがありません。

ここに歴史を顧み,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い,全国民と共に,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,心から追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。(引用ここまで

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現行憲法で政治的権能を持たない天皇が憲法遵守擁護の義務を履行すると政治的となってしまう!

2015-08-19 | 安倍談話

天皇の「お言葉」は憲法平和主義の延長上だな!

天皇が侵略戦争を総括する日は来るか!

満州事変を侵略と総括するなら、その前はどうするか!

大日本帝国憲法の立憲君主の天皇と現行憲法の象徴天皇

その違いと区別と、天皇制の未来についても議論を!

だが、今は

現行憲法の尊重擁護の義務履行が優先だろう!

読売は満州事変にあたって臣民に与えた勅語にある侵略正当化思想を否定せずして未来を語るな! 2015-08-18 10:20:28 | 安倍談話

 

天皇のお言葉評価=韓国与党 

時事通信 2015/08/16-16:05

【ソウル時事】全国戦没者追悼式の天皇陛下の「お言葉」に先の大戦への「深い反省」が盛り込まれたことに対し、韓国与党セヌリ党スポークスマンは16日、「天皇が反省に直接言及したのは初めてだ」と評価した。また「安倍(晋三)首相が戦後70年談話で、植民地支配や侵略に関して直接謝罪しなかったのとは対照的だ」と指摘した。(引用ここまで) 

「深い反省」、異例のお言葉=天皇陛下、昨年までは定型-全国戦没者追悼式

安倍首相に対しては「『(戦後70年談話での)過去形の謝罪を受けた未来形の対応』を全世界が期待している」と訴えた。さらに「心からの謝罪と反省を通じ、韓日関係回復の突破口を開かなければならない」と呼び掛けた。(引用ここまで

 首相70年談話:「反省」天皇陛下と対照的 米メディア 

毎日新聞2015年08月17日 11時01分(最終更新 08月17日 13時53分)http://mainichi.jp/select/news/20150817k0000e030088000c.html

第二次大戦後70年にあたり、談話を発表する安倍晋三首相=首相官邸で2015年8月14日、藤井太郎撮影
第二次大戦後70年にあたり、談話を発表する安倍晋三首相=首相官邸で2015年8月14日、藤井太郎撮影
 
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<戦後70年だから考えたい>2000万人超が死んだ…大東亜共栄圏とは何だったのか? 08月19日 03時42分

【ワシントン和田浩明】天皇陛下が70回目の終戦記念日である15日、政府主催の全国戦没者追悼式で「さきの大戦に対する深い反省」に初めて言及されたことについて、米主要メディアは安倍晋三首相の戦後70年談話とは「対照的」などと報じた。

米通信社ブルームバーグは「天皇、戦争に反省表明、安倍首相と対照的」との見出しで記事を配信。また、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「安倍首相の政策に対する静かな反対」との見方が強まると紹介した。

全米公共ラジオ(電子版)も第二次大戦に関する「前例がない謝罪」であり、安倍首相の談話より踏み込んだもの、と評価した。米メディアは安倍談話について自らの言葉で謝罪がなかったとして日本の指導者、第二次大戦で謝罪に至らず」(ワシントン・ポスト紙)などと批判的に伝えていた。(引用ここまで

「天皇陛下が安倍首相よりも謝罪」と欧米メディアが速報

更新日: 2015年08月17日

戦後70年を迎えたきょう、政府主催の全国戦没者追悼式で、天皇陛下が「さきの大戦に対する深い反省」と初めてお言葉で述べられたことをめぐり、海外メディアでは「日本の天皇は第二次大戦について安倍首相より謝罪の色を濃く打ち出す」などとして大きく注目されている。(引用ここまで

 日本天皇が「深い反省」を表明 

安倍氏と異なる方針を示す 

「中国網日本語版(チャイナネット)」  2015年8月17日

http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2015-08/17/content_36327507.htm

日本の安倍晋三首相が8月14日に敗戦70周年記念談話を発表した後、明仁天皇は15日に「おことば」を発表した。明仁天皇は、父の裕仁天皇が70年前に日本の降伏を発表した同日の昼、皇后美智子、安倍首相と共に東京で開かれた追悼式に出席し、戦争の死者を追悼した。

明仁天皇はまた、日本の第二次大戦中の暴行に「深い反省」を表明し、例年の「おことば」よりも反省を強めた。8月15日付の米ワシントン・ポストが伝えた。天皇は毎年この日に「おことば」を発表するが、今年は例年と異なる内容となった。この81歳の元首はこれまでの「深い悲しみ」と異なる、反省という強い言葉を用いた。天皇は、「さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願う」と表明した。

ワシントン・ポストは、「日本の天皇が平和主義の論争をめぐり、安倍首相と異なる道を歩み始めた」と分析した。皇室ジャーナリストとして数十年の経験を持つ久能靖氏は、「天皇は私たちに歴史を学ぶよう戒め、なるべく多く発言しようとしている」と述べた。また明仁天皇の今回の発言は、「前代未聞だった」と指摘した。1999年に裕仁天皇が崩御し、明仁天皇が菊の御紋と皇位を継承し、日本の現憲法下で即位した唯一の天皇になった。憲法から多くの規制を受けているが、天皇はこれを回避する手段を模索し、典型的な微妙な表現により、日本を軍事化の道にリードしようとする安倍首相への不満を示している。

また天皇の「おことば」の微妙な変化は、安倍首相を批判する人々を励ましている。

しかしこの天皇も東京の追悼式で、「敗戦以来既に70年、戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました」と述べた。天皇は日本の戦争の行為に対する反省を示したが、過去の歴史にピリオドを打とうとした。(引用ここまで

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憲法9条を否定し米軍を支え米軍の枠を超えて自衛隊を使うぞと戦争できる国づくり宣言をする読売!

2015-08-19 | 安倍談話

そもそも「軍事抑止力」論は歴史的に破たんしている!

軍事抑止力論に基づく軍事同盟は歴史的に破たんしている!

日米軍事同盟を「公共財」するのは現実を黙殺する暴挙!

日本国憲法こそが「非軍事抑止力」の「公共財」だ!

終戦70年/平和の堅持へ国際協調貫こう 2015/8/14 4:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150813-OYT1T50148.html

◆安保法案成立で抑止力の向上を◆

15日は、70回目の「終戦の日」である。先の大戦で心ならずも犠牲になった300万人以上の冥福を静かに祈るとともに、平和への誓いを新たにしたい。

長崎市の田上富久市長は9日の平和宣言で、安全保障関連法案に言及し、「憲法の平和の理念が、今揺らいでいるのではないかという不安と懸念が広がっている」と述べた。政府と国会がこの不安と懸念に耳を傾け、「慎重で真摯(しんし)な審議」を行うことも注文した。

「軍事抑止力」が「軍事抑止力」を創りだす歴史。『矛盾』論が判っていません!今大切なことは「非軍事抑止力」論です。

 ◆日米同盟は公共財だ

団的自衛権の行使容認を柱とする安保法案は、自衛隊と米軍などの防衛協力を強化し、日本の平和と安全を確保することを目指すものだ。正反対の受け止めをされているのは残念である。日本はこの70年間、東西冷戦時代もポスト冷戦期も戦争に巻き込まれなかった。これは、憲法の平和主義のお陰だけではない。むしろ1954年に自衛隊を創設して、時代に即した防衛力を整備しつつ、60年に日米安保条約を改定し、同盟関係を着実に強化してきたことが大きい。日米同盟は今、アジア全体を安定させるための国際公共財として広く認知されている。朝鮮戦争や、旧ソ連によるアフガニスタンへの侵攻、イラクのクウェート侵略、ロシアのグルジア侵攻――。領土や国民を守る軍事力と抑止力の重要性を示す実例は枚挙にいとまがない。

 

改めて、この認識が全くのデタラメ・スリカエ・ゴマカシ・大ウソであることが浮き彫りになります。

1.「残念」論の意味です。

(1)「団的自衛権の行使容認を柱とする安保法案「合憲」論の立場から視て、長崎市長の発言は「残念」だということです。

(2)しかし、これは明らかに憲法違反であることをゴマカシ・スリカエ、そしてデタラメを言っています。安倍政権の応援団であるテレビ・新聞の各種世論調査においても「違憲」論は多数派です。

(3)こうした「事態」に対して、田口長崎市長が「政府と国会」が、「憲法の平和の理念が、今揺らいでいるのではないかという不安と懸念に耳を傾け、『慎重で真摯な審議』を行うことも注文した」のは、勝手なことを言っているのではなく、何より、圧倒的多数の国民の声であることを述べたに過ぎない物ですが、読売の「残念」論は、こうした世論に対する「挑戦」と大ウソを言っていることを意味しています。

(4)そもそも、この安保法制が違憲であることは、国家主権を売り渡した砂川最高裁判決を持ち出していること、72年の三要件を憲法の言葉を使って捻じ曲げ、新たな三要件をでっち上げて、憲法を否定していること、このことは、自らが憲法9条を捻じ曲げて創設した自衛隊の存在そのものを否定していること、集団的自衛権行使は、国際法違反の侵略戦争の代名詞だったことなど、大ウソが散りばめられていることです。

(5)「残念」なのは、国際紛争を解決する手段として何を使うのか!侵略戦争の反省の上に制定された憲法平和主義の視点を放棄して、憲法を否定する安倍政権の立場にたっている読売のデタラメです。そのような読売に「残念」などという資格がある訳がありません。

2.「日本はこの70年間、東西冷戦時代もポスト冷戦期も戦争に巻き込まれなかった」というのは、安倍首相が多用している思想と言葉です。ここに、大ウソが浮き彫りになります。

(1)「1954年に自衛隊を創設」したこと。そして「時代に即した防衛力を整備」してきたこと、「60年に日米安保条約を改定し、同盟関係を着実に強化してきたこと」の具体的な事実を視れば、憲法9条の解釈を変更してきたことが浮き彫りになります。そして、そのことそのものが「東西冷戦時代もポスト冷戦期も戦争に巻き込まれなかった」ということの大ウソ・スリカエ・デタラメ・ゴマカシが浮き彫りになります!

(2)それは、国際法違反の侵略戦争のベトナム・アフガン・イラク戦争に協力加担して、憲法を形骸化させながら、日米軍事同盟そのものを変質させてきたこと、「時代に即した防衛力を整備」してきたことをゴマカシ・スリカエ・デタラメ・大ウソをついています。

(3)このような諸事実によって、沖縄県民がどのような事態に陥ったのか。日本国民の血税がどのように使われたのか。全くゴマカシ・スリカエ・デタラメ・大ウソをついています。

(4)「戦争に巻き込まれなかった」論には、「戦争に巻き込まれる」論が、日本と国民の戦争参加と戦死などの事態を前提にしていることを浮き彫りにしているのですが、これも先に述べた諸事実を曖昧にさせる、スリカエ・デタラメ・ゴマカシです。

(5)「日米同盟は今、アジア全体を安定させるための国際公共財として広く認知されている」論に出てくる事例は、米国にとって都合の良い事例ばかりであることが浮き彫りになります。ここに、侵略のための、偽装・偽造の「公共財」としての「日米軍事同盟=公共財」論の本質が浮き彫りになります。

(6)アメリカの違法な侵略戦争は全く黙殺され、そうして「領土や国民を守る軍事力と抑止力の重要性を示す実例は枚挙にいとまがない」などと、スリカエ・デタラメ・ゴマカシ・スリカエ・大ウソをつくのです。

(7)「東西冷戦時代もポスト冷戦」も、「領土や国民を守る軍事力と抑止力」として、国際社会において、米国と米軍が、何をしてきたか、検証すべきです。

(8)「東西冷戦時代もポスト冷戦期も」「領土や国民を守る軍事力と抑止力の重要性を示す」ために、米ソなど、冷戦時代の中枢である大国がやってきたことは何か。検証すべきです。

(9)「朝鮮戦争や、旧ソ連によるアフガニスタンへの侵攻、イラクのクウェート侵略、ロシアのグルジア侵攻」など違法な侵略戦争の他に、アメリカによって引き起こされた「諸軍事行動」=国際法違反の侵略戦争にはダンマリです。寧ろ「同盟関係を着実に強化してきたことが大きい」と評価しています。ここに、安倍政権、読売の憲法否定の本質が浮き彫りになります。

安全保障の「公共財」は日本国憲法です!

憲法前文にある「恒久の平和を念願」し、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」するだけで平和が確保されるというのは、国際政治の冷徹なリアリズムを無視した理想論だろう。

憲法の歪曲そのものです。憲法をよく読めば、「不断の努力」を傾けることを随所で述べています。その最たるものが憲法9条と前文の国際協調主義です。これを悉くサボタージュしてきたことを隠ぺいしているのです。軍事抑止力の日米軍事同盟の枠内で、アメリカの違法な侵略戦争に加担してきて、よくもこんなことを言えるものだということです。

侵略戦争を反省した日本、憲法9条を持つ国日本が9条外交を徹底していないことこそが問題です。これを不断の努力で世界を動かすのです。今や紛争を武力で解決すると言うことを公然と語ることができない!それが国際社会の常識・到達点です。ニカラグアの経験などを踏まえるべきです。アセアン・中南米の経験、非核地帯条約の経験などなど、憲法9条の経験を隠ぺいすることは許されるものではありません。

日本は戦前、集団安全保障を模索した国際連盟を脱退し、世界秩序を破壊する側に立った。戦後は、その反省から、自衛隊の活動を過度に抑制してきた。米国主導の国際秩序による平和と繁栄を享受する中、安全保障政策を米国に依存し、思考停止に陥りがちだったことは否めない。

「自衛隊の活動を過度に抑制」という曖昧な言葉を使って、自衛隊を世界有数の「軍隊」に拡大強化してきたのは事実です。しかも、その自衛隊を海外に派兵して同盟国アメリカの侵略戦争に武力加担させようとしているのです。

だからこそ、「米国に依存」「思考停止」「否めない」と言っているのです。しかし、安倍政権と読売は、戦後の国際法違反の侵略戦争によって沈下してきたアメリカに代わって「世界の警察官」としての役割を果たしていこうというネライを公然と語るのです。

 ◆世界秩序を支える側に

転機は91年の湾岸戦争だ。戦後の機雷掃海や国連平和維持活動に自衛隊を派遣して実績を積み、関係国の信頼を着実に得てきた。自衛隊の国際活動を拡充する安保法案は、この延長線上にある。慎重過ぎた憲法解釈を適正化するとともに、新たな国際秩序を支える有志国の一翼を担い、応分の責任を果たさねばなるまい。

「慎重過ぎた憲法解釈を適正化する」論そのものが憲法違反を述べているのです。こういう言葉を使ってもだい丈夫だろうという思惑が浮き彫りになります。傲慢!思い違い!です。

沈下したアメリカを支え、アメリカにとって代わっていくために「新たな国際秩序を支える有志国の一翼を担い、応分の責任を果たさねばなるまい」としているのです。

これは世界各地に拡散した日本の多国籍企業の利権と利益を擁護する狙いがあります。「地球儀を俯瞰する」論です。これは多国籍企業を引き連れて世界各地を訪問した安倍外交を視れば一目瞭然です。これは、同時に「対中包囲網作戦」論です。戦前の「ABCD包囲網作戦」論の焼き直しです。三国同盟路線の延長線上です。

今年10月に創設70年を迎える国際連合は、安全保障理事会の5常任理事国の拒否権などで機能不全に陥り易(やす)い。紛争解決に役割を十分果たしているとは言い難い。

だからこそ、侵略戦争をした国日本、憲法9条を持つ国日本が何をなすべきか!一目瞭然です。アメリカに追随した国連外交をしてきたことを隠ぺいするな!です。

今、中国は東・南シナ海で、ロシアはウクライナでそれぞれ独善的な論理を振りかざし、力による現状変更を試みている。いずれも強大な軍事力を背景にし、国際社会の批判にも耳を貸さない。日本にとって、中国の軍備増強と海洋進出は深刻な問題だ。中国が現在のペースで国防費を伸ばせば、5年後には日本の4倍超、10年後には7倍近くに膨らむ。北朝鮮は、日本を射程に収める弾道ミサイル数百発を保有する。過激派組織「イスラム国」などテロの脅威も拡散している。

安倍首相や読売・産経などの言いたいことはここです。こうした思考回路が、「軍事抑止力」の矛盾を発展させるのです。安全保障の「ジレンマ」論です。しかし、その矛盾の最大の問題は、中朝との対話と交流をサボっている安倍首相です。それは歴史認識問題で追及されるのは恐れているからです。祖父岸信介の野望を否定されることになるからです。対話もせず、9条を使うこともせず、「危機」と「脅威」を煽り、野放しにして、自らの憲法違反を正当化するのです。これは戦前の脅威論と同じ延長線上にあります。

日本の安全を確保するには、安保法案を確実に成立させ、米国や豪州、さらに東南アジア・欧州諸国との重層的な連携を強化することが欠かせない。外交と軍事は車の両輪として、相互補完関係にある。自衛隊による切れ目のない事態対処を可能にしておくことが、紛争を回避し、地域を安定させる平和外交を推進するための後ろ盾になろう。安保法案には、「日本を再び戦争できる国にする」「戦前に回帰するものだ」といった批判が一部にある。曲解と言うほかない。

「外交と軍事は車の両輪」論のアメリカが何をやってきたか!明らかです。顔は笑って友好的なそぶりを見せても、懐剣をしのばせているのです。これは相撲のルールを視れば一目瞭然です。如何にデタラメ・スリカエ・ゴマカシか!浮き彫りです。

対中包囲網の「軍事同盟安全神話」論そのものです。歴史から何も学んでいません!9条を使うなどという発想は微塵もありません!ここに最大の問題があります。

憲法9条を拡散することこそが世界平和の公共財!

◆「戦争できる国」は曲論

今の日本が戦前と決定的に異なるのは、憲法の平和主義を堅持し、侵略や国土拡張を否定して、国際協調を重視していることだ。文民統制(シビリアンコントロール)もしっかり確保されている。

であるならば、憲法9条を改悪する必要などありません!ウソはバレバレです!スリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソのトリックです。

「文民統制」と言いながら、憲法9条を否定する自衛隊の既成事実化が進行しています。以下の事例が、そのことを雄弁に物語っています!

赤旗 自衛隊統幕監部の内部文書 防衛省が存在認める/中谷防衛相の指示うけ作成/主要幹部のビデオ会議で使用 2015年8月18日(火)

法案が定める集団的自衛権の行使容認や、海外における自衛隊の人道復興支援や他国軍への後方支援活動の拡充は、いずれも国際的な連帯を強固にする。

「海外における自衛隊の人道復興支援」は「憲法9条があったからこそ‼」であって、本来は武力行使・武力加担を目指したものであったことを隠ぺいするものです。主客転倒です!

「他国軍への後方支援活動」はドイツなどの事例を視れば明らかです。ウソの上塗りは止めろ!です。

だからこそ、歴史認識を巡って日本と溝がある中国、韓国を除く圧倒的多数の国々が、法案内容を高く評価、支持しているのである。安倍政権の「国際協調主義に基づく積極的平和主義」に対する各国の期待は極めて高い。

「歴史認識を巡って日本と溝がある中国、韓国を除く」論が、この法案の本質を語っています!それは、かつての「皇軍」=「旧軍」と読売は評価していますが、加害を受けた被害国として当然です。歴史問題を清算していない法案だからです。「憲法9条を活かす」とは対立する位置にある法案だからです!

安倍首相は、安保法案の意義と必要性を国民に説明し、理解を広げる努力を倍加させるべきだ。

2015年08月14日03時12分 Copyright©TheYomiuriShimbun (引用ここまで

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