<noscript style="display: none;"></noscript><noscript style="display: none;"></noscript>安全保障関連法案をめぐり、23日も学生らを中心とした抗議行動が全国であった。首都圏の学生らでつくるSEALDs(シールズ)などが呼びかけ、集会やデモは全国の60カ所以上に及んだ。「いま声を上げず、後悔したくない」「自分ができることをしたい」。参加者にはこうした活動は初めてという人も多く、様々な思いが聞かれた。

「世の中は夏休みで、私だって夏を満喫したい。けど、デモに参加してたら止められたかもしれないと、後悔しながら生きたくないんです」。熊本市の大学2年生、上村征良(せいら)さん(20)は同市内の公園で、約200人を前に訴えた。

政治に関心はなかった。デモを見かけても「迷惑だな」「うるさいな」と思っていた。だが、ネットで法案の中身を知り、東京で若者が立ち上がっているのを見て、突き動かされた。ツイッターで知り合った3人と、「WDW熊本」を立ち上げ、23日が主催する3回目のデモだった。

関心のない人の気持ちも分かる。だからこそ思う。「同じ思いを持った人が同じ場所に集まることには、本当に意義がある。何回でもデモを続けて、これからを生きていく人たちに少しでも関わってもらいたい」

福岡・天神では、安保法案の国会提出後に発足した学生や母親らの3団体がデモ行進などをした。その中に、高校2年の女子生徒(16)もいた。友達とこの問題で話すことはないが、ニュースなどを見て憲法9条が揺らいでいると感じる。「みんながみんな、賛成しているわけではないのに変えてしまうのは嫌」。思い切って初めて参加したという。(引用ここまで