国政に関する権能を有しない象徴天皇をイロイロ利用してきた自民党政権なのに
散々国会開会式などで天皇のお言葉を利用してきた自民党政権なのに
即位以来途絶えたことはなかった新年の感想中止の助言・承認は異例中の異例!?
「負担軽減」であるならば、外国訪問こそ中止すべきだろう!
主権の存する日本国民の総意に基づく象徴天皇の地位、危機的事態か!?
主権者国民はどうするか?!
NHK 天皇陛下 新年の感想を取りやめ 宮内庁発表 12月26日 17時08分
宮内庁は天皇皇后両陛下の年齢にふさわしい公務の在り方について検討を進める中で、天皇陛下が毎年、新年にあたって表わされてきた感想を取りやめることになったと発表しました。
天皇陛下はこれまで毎年、元日に新年の感想を文書で表されてきました。この中で天皇陛下は新たな年を迎えるにあたって日本と世界の人々の幸せを願い続けられてきました。
前の年の末に前立腺がんが見つかり手術を控えていた平成15年や、体調不良で天皇誕生日の記者会見などを中止したすぐあとの平成21年の元日にも新年の感想を表され、即位以来途絶えたことはありませんでした。
このうち、戦後70年の節目を迎えた去年は、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本の在り方を考えていくことが今、極めて大切なことだと思っています」と述べられました。
また、東日本大震災の翌年の平成24年には「日本は大震災の影響等により現在厳しい状況にありますが、皆が被災者に心を寄せつつ力を合わせ、あすの社会を築くために忍耐強く力を尽くしていくことを期待しています」と述べられています。
天皇陛下の新年の感想はその時々の社会情勢によって毎年内容が異なっていて、平和を願う気持ちや自然災害の被災者に寄せる思いのほか、経済情勢や社会の高齢化などに触れられた年もありました。(引用ここまで)
NHK 天皇陛下、今年も国内外で公務…ベトナム訪問も 2017年01月01日 05時00分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161231-OYT1T50148.html?from=ytop_main3
宮内庁は1日付で、天皇、皇后両陛下が昨年中に詠まれた歌と、ご一家の写真を公表した。
天皇陛下は昨年8月、退位の意向を示唆するお言葉を発表されたが、今年も初のベトナム公式訪問を始め、国内外で様々な公務に臨まれる。毎年元日に発表されていた天皇陛下の「新年の感想」は、負担軽減のため、今年から取りやめとなった。
ベトナム訪問は2月末から3月初め、5日間程度の日程で調整が進んでいる。首都ハノイや世界遺産の古都フエなど北中部を回られる方向。秋にはタイの故プミポン前国王の葬儀が営まれる見通しで、事情が許せば、天皇陛下ご自身が参列される可能性もある。
5月には「全国植樹祭」で富山県、9月の「国民体育大会」開会式で愛媛県、10月に「全国豊かな海づくり大会」で福岡県を、それぞれ訪問される予定。
皇太子さまは、2月に北海道で開かれる「冬季アジア札幌大会」の開会式に天皇陛下の代理として出席される。7月に山形県で「高校総体」、9月に奈良県で「国民文化祭」などの恒例行事に出席されるほか、年間を通じ、「日デンマーク外交関係樹立150周年」の名誉総裁を務められる。
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1日、陛下は早朝にお住まいの皇居・御所で、伊勢神宮や四方の神々らを拝む年中最初の行事「四方拝」に臨んだ後、皇后さまとともに宮殿行事として、皇族方や三権の長、各国の大使らから祝賀のあいさつを受けられる。
2日は、新年一般参賀が行われ、両陛下と皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻らが午前10時10分、同11時、同11時50分、午後1時半、同2時20分をめどに計5回、宮殿のベランダに立たれる。参賀者は午前9時半から午後2時10分までに皇居正門から入る。
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◆両陛下が昨年詠まれた歌(宮内庁発表)◆
◆天皇陛下
〈第67回全国植樹祭〉
山々の囲む長野に集(つど)ひ来て人らと共に苗木植ゑけり
〈第36回全国豊かな海づくり大会〉
鼠ヶ関(ねずがせき)の港に集(つど)ふ漁船(いさりぶね)海人(あま)びと手を振り船は過ぎ行く
〈第71回国民体育大会開会式〉
大いなる災害受けし岩手県に人ら集(つど)ひて国体開く
〈平成28年熊本地震被災者を見舞ひて〉
幼子の静かに持ち来(こ)し折り紙のゆりの花手に避難所を出づ
〈満蒙開拓平和記念館にて〉
戦の終りし後(のち)の難(かた)き日々を面(おも)おだやかに開拓者語る
◆皇后さま
〈1月フィリピン訪問〉
許し得ぬを許せし人の名と共にモンテンルパを心に刻む
〈被災地 熊本〉
ためらひつつさあれども行く傍(かたは)らに立たむと君のひたに思(おぼ)せば
〈神武天皇2600年祭にあたり橿原神宮参拝〉
遠つ世の風ひそかにも聴くごとく樫の葉そよぐ参道を行く