気ままに菓子作り

差し上げて喜んでもらえ、たまにはほめられて満足してます

伊良湖岬にハギクソウ

2025-01-11 20:06:22 | 花とも

今年最初の植物観察
リーダーの方が10年ほど前に
4回目の観察をされ
この地でしか見られない
絶滅危惧種”ハグキソウ”を
見てもらいたいと
計画してくださいました
その時も自生地が砂浜から
後退していて、
危機感を抱いていられたようです
最近は休暇村の園地で
保護されているという情報もあり
保険の意味でとりあえず
見られるのでは、
楽な気持ちで出かけました
伊良湖(イラゴ)岬までは
豊川インターを下りてから
先端までは90分の道のり
田原市郷土博物館で
情報確認と資料を頂く




  トベラ




保護されているので
簡単に見つかるかと思いきや
看板に偽りあり?


 枯れかかった一株


前に見られたという伊良湖岬へ
車を進める




 駐車場にトイレと売店があったという記憶で
まずはここへ立ち寄り
遊歩道の周りを探す


 ハマアザミ



シャリンバイの実がたわわ


 マサキ



 コシロノセンダングサ


 しばらく進んだが諦めて
 恋路ケ浜へ移動
 取りあえず食堂へ入り
 遅い昼食


食堂の入り口でおじさんに
ハギクソウの事を訪ねる
お店の店員さんもすぐそこで
見れるという嬉しい情報
あちこち問い合わせて返事待ちだったので
その言葉で,なお美味しい食事となりました
その上トマトや文旦を購入したら
キャベツを1個ずつサービスしてくれると
大きい品ではなかったが皆さんニコニコ
(主婦ですね)



食堂から恋路ケ浜を望む
恋人の聖地と言われ
結婚式の前撮りをしていた   
カップルを見かけました

灯台めざして遊歩道を
歩きながら
目を皿のようにして探索
三島由紀夫の小説「潮騒」の
舞台となった神島
伊良湖岬港から15分だそうです


 ハマナデシコの残花


      ハマニガナ


赤い葉を見るとハギクソウかと
思ってしまいます
ハマボッスでした




灯台まで来ましたが
見当たりません
海から吹き付ける強風で
波の華がうち付けます
食堂のおじさんたちの言葉に
疑いを抱いてしまいました


心底寒いので引き返すことに
案内のNさんが駐車場で
ニコニコ顔で出迎え
灯台の先に慰霊碑があり
お願いしたら見つかったとの事
案内して頂きました
灯台へ行く道の上の道を進むと
直に”指定希少野生植物保護区”の看板
4か所巡ってやっと会えた貴重な植物
ハギクソウ トウダイグサ科






 オキアガリネズの中に大感激
オキアガリネズも
愛知県の新城市にも分布し、
ネズミサシとハイネズの交雑種
との記述あり

 緑から黄色から赤へ変化
 花より葉の方が注目される









  以前見られた時と違って
  生育地の変化も甚だしく
  数も減らしているようですので
  お急ぎください





乗車距離376キロ 10時間19分でした
疲れも吹き飛ぶ満足感

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斑尾高原 沼の原湿原

2024-10-03 15:28:11 | 花とも

前回”今年の花じまい”と言っておきながら
翔平選手の大記録達成を祝して
追加のご案内を頂きました


乗車距離470K 時間10時間8分
現地での歩行距離14K 3時間22分



沼の原湿原に入る前に
観光協会で情報を得ようと
立ち寄りましたが休館でしたので
ネットでの情報で
最近草刈りをしたらしいので
どの程度残っているか心配でした





 クジャクシダ
 さあさあ出てきました
先週の地元での富田裕明氏を講師に
「秋の山野草観察」で
説明がありましたが
キク科 ノギクの見分け方 


 ユウガギク
葉がギザギザで、手で触るとツルとしている
花色は白
キク科は?
シロヨメナではと?

 
  ノコンギク
 葉がざらざらして、花は小さめ
並んでいたので、確認する


  キツリフネ


アケボノソウもかろうじて残ってました



  サラシナショウマ


 メスグロヒョウモン




  ゴマナ



 オオニガナ
 
リーダーが見たいと言われた花
絶滅危惧2類 
近畿から東北の湿地帯
ニガナの種類ではなく、
フクオウソウと同じキク科の
フクオウソウ属
草丈は1メーター以上



  丁度時期が良かったのか
  群生してました




  シラヒゲソウ




  アカバナ
ほとんど訪れる人もいないので
木道に座って遅いお昼



    アザミ?➡タチアザミ



     シロネ


     ミズオトギリ


 
 アズキナシの大木
ここで集合写真を撮りました
皆さん満足そうなニコニコ顔でした
ここからショートコースと
ロングコースに分かれました


 コマユミ


 カラハナソウ


 アケボノソウ



  コウヤワラビ



   オヤマリンドウ


  カメバヒキオコシ



  ヤマハッカ


  ツルリンドウ




   サワフタギ
関東以西では、タンナサワフタギが生育するが
実が黒い(Hさん)とおっしゃってました
この湿原は青い実ばかりでした


 アキノキリンソウ


  フユノハナワラビ



   アケビ


   これってカンボク?➡ミヤマガマズミ

 ミヤマガマズミ





  オヤマボクチ


  ツルリンドウ


  サワフタギ


 アキノギンリョウソウ


  草刈りした後にオオニガナ



 ?リーダーは別コースなので問い合わせ


  ゴマナ


 ナギナタコウジュ


 オニシモツケ



   クロバナヒキオコシ


 丁度駐車場の戻った時
雲行きがおかしくなってきました
別行動のHさんたちの見た植物



   ミヤマハンショウヅル(Hさん)



  キズミ(Hさん)
高速乗る前に、
飯山豊田道の駅に立ち寄り
果物、野菜が豊富
その上新米の木島米をゲットした人もいて
重いけれど大満足の秋の1日でした
私は拾い集めてもらった
小さな山栗とこれから格闘

 

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南アルプス林道 広河原

2024-09-21 15:15:39 | 花とも

”花とも”追加コース成立
広河原周辺での”秋の花”観察のお誘い
南アルプス林道で北沢峠は
何度か行ったことがあり
行く前まではあの仙流荘で乗り換えて
行くものと思ってました
今回は山梨側の芦安からシャトルバスで
2番目に高い北岳の登山口の
広河原へ1時間ほどで到着
以前は広河原から、長野県側の伊那市
北沢峠までつながっていたのが
2019年の台風で地質がもろいのか
あちこちで道路の崩落があり
未だに復旧の目途が立っていないようです
広河原へ行く途中でも
至る所で崩落を防ぐ工事車両が
作業をしていました

芦安駐車場でシャトルバスに乗り換え
駐車場にはかなりの乗用車
と思いましたが、
連休前にしては少ないとか
天気が下り坂なのが原因
広河原で行きかう人は
北岳登山の人で
大きなリュックを背負って
我々のようにぶらぶら散策する人は
ほとんどいませんでした


  ノコンギク


  ヤマハハコ


クサボタン


  シラネセンキュウ


  〇〇アカバナ

 

 シラネナデシコ



  目の前に北岳
仲間で上っていないのが
私を含めて2人のみ



   フジアザミ
かなりの群落がありました



丁度ベンチがあったので昼食


   モトゲイタヤカエデ


 コウシンヤマハッカ
北岳の登山口へ移動
少し登ったところに
今日のお目当のアオキランがあるという





以前見たYさんがおっしゃるには
案内の人とこの辺りで探したと
遅いのではないかと思われたが
出会えました!!!
地味で目立たないし
10~20センチと小さいので
這いつくばらないと撮れません
もう終わりかけているのもありましたが
きれいな株も見つけました



  アオキラン
落葉樹林内の乾燥している場所に生え
葉緑素を持たない菌従属栄養植物
和名が発見者の名前
トラキチラン属にトラキチランと
タシロランがあり
いずれも発見者の名前が付く
山梨でも絶滅の手前となっているが
今回は20本ぐらいの株から
至る所で見れました
情報によると、コロナ禍を経て
数を多く増やしているらしい











中を覗いたMさん画像
斑紋がきれいです
全体の姿見たことあると思いましたら
昨年見たタシロランに色合いが似てます
忘れられないランとなりました
目的を果たしたので
バスの時間まで園地内の秋の花



サラシナショウマ


アキノキリンソウ



  ノコンギク



  フジアザミ


     貧弱だけどイワシャジン


 広河原山荘の前に
 ホソバウンラン(帰化)
帰りのシャトルバスで
車掌さんが嬉しいお知らせ
前のバスがホウオウシャジンを
見ることのできる場所で止まってくれるので
車中から見てくださいと・・・
ホウオウシャジンは鳳凰三山の
岩場で見られる植物
前回Yさんも停めて見せて頂いたという
最初バスの窓から乗り出してみていたが
なんとYさんが
バスから降りて写真撮っている
続いて急いで数人図々しくも
行動を共にしました
私は遠慮気味(?)だったので
あまり良い写真が撮れませんでした

 
邪魔者が映り込んでしまいました



  Mさんに拝借
夜叉神峠入口で下車
お迎えの車を待つ間に
ちょっと登って見るが
ほとんどめぼしい下草なし




イケマ





 リンドウ
道の駅に立ち寄った時の
ムーとした暑さ
さすが山梨は盆地
日が短くなったので
帰宅時間は早かったが
急かされるようでした

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都民の森 三頭山 初秋の花

2024-09-11 21:30:00 | 花とも

奥多摩は隣の自治体であっても
公共機関を使うと思いの外、
時間がかかる
走行距離はで100キロ弱だが
事故渋滞もあり
3時間ほどかかって目的地
前回生命の星の観察会で訪れた記録


駐車場から森林館へ
20人ほどで前を歩く
グループがいられたが、
後はパラパラと出会うぐらい
2回ほどここを訪問しているが
何を見たか強烈な印象はない


 ミツバベンケイ


四葉だけれどこれもミツバベンケイ



  ギンバイソウ アジサイ科
ほぼ終盤
葉先が2つに裂ける
ギンパイソウという紛らわしい植物もある


カメバノヒキオコシ シソ科
葉の形が亀に似ているのが名前の由来
花時期には早いのかと思いましたが
まとまって咲いている場所もありました







ツリフネソウ


  ヒカゲミツバ



 ヒナノウスツボ  Hさんに拝借
花が小さく撮りにくい


 ヒナノウスツボ ゴマノハグサ科
 可愛い花を再度撮ってみたい


  ヤブマメ


ヤマシャクヤクの実
株がたくさんあったので
花時は見ごたえありそう



 森林館でお昼を食べながら
 花の情報を得て
 コースを選択


 ボタンヅル


  レンゲショウマ
今年お目にかかってなかったので嬉しい




 キバナアキギリ
職員の方がおっしゃるには
最近鹿害がひどく
保護している場所でのみ
かろうじて残っている
三頭大滝まで

ウッドチップの
道を歩く
 

  トリカブト


 レンゲショウマとヤマシャクヤク


 コウヤボウキ


 ヤマジノホトトギス


 ノササゲ


 オヤマボクチ
秋川水系にある三頭大滝



 落差30m
 瀧見橋から眺めました





 ヤマグルマ
森林館で聞いた話では
ここから渓流沿いに
300メーターほど登った
ムシカリ峠近くに
ミヤマツチトリモチが見れるという
ここ迄ゆっくり花見るペースで
進んできたが
希望者が挑戦してみることになった


 時刻は14時近かった
 駐車場が16時30分で閉まるというので
 取りあえず行けるところまで
 最悪Iさんに先に行ってもらい
 カメラに収めてもらうことにする


 タマガワホトトギス



 4人でついて行ったが、
体力のない私はほぼあきらめの境地


 前を歩いているHさんが
 後50mと声かけて下さり
 タイムリミットまで
 20分ほどに迫る
 上から声がしてIさんの姿
 取りあえずカメラに収めたらすぐ下山


 ミヤマツチトリモチ


 ウリハダカエデの木の根に
寄生する
黒くなって寿命


  I画像  
こんなに急いで下山したことないくらい
駐車場に閉鎖間際に下りることが出来ました




 

2010年1月5日から奄美に

行った時に湯湾岳で見た
ユアンツチトリモチ

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御嶽山中腹 田ノ原湿原

2024-08-03 21:24:04 | 花とも

当地に珍しく、

かなりの強い雨が
夜分降った翌日は、
やや気温が下がったが
猛暑がぶり返してきた
新潟から東北の北の方も
やっと梅雨が明けたというので
日本列島は当分この暑さから
逃れられそうにない
昨日は涼風求めて
標高2180mの地を訪れることが出来ました
夏休み中なので
渋滞のところもありましたが
我が家を出て
帰宅迄15時間半ほどの
長丁場でした


  王滝村 田ノ原駐車場から見た御嶽山
10年前の2014年9月27日大惨事の
あった山を目の前にして
犠牲になられた登山客の
冥福を祈り、常に災害を防ぐ意識を確認



お昼を済まして早速歩き始める


  富士山 白山と共に
  信仰の山として名高い
平安以降修験道が盛んになり
特に江戸後期から本格的な
修験者の修行の場となっている
上がってくる道沿いに
石碑群があちこちに見られ
死者の魂が帰る場所とされていたらしい
今は車で一気に7合目まで上がってしまうが
下から身を清めながら参拝したのだろうか


中腹に絵図がありました
田ノ原天然公園をめぐってみる



左側大きく山体が崩壊している場所は1979年に

水蒸気爆発した箇所
5000年前からマグマの火山活動がなく水蒸気を

噴出するぐらいで
静かだったので休火山と思われていた
日本の活火山は108もあり
火山王国の日本は常に対策を強いられる



   ゴマナ



 ミヤマアキノキリンソウ




 ヒロハツリバナ



    サワギク



   キオン
    
 

  シラネニンジン



木道が整備されているが
乾燥化がかなり進んでいる
イワカガミやコバイケイソウ

 

ホシガラスの好物のハイマツ



  笹が繁茂



 展望台で、ホシガラスの姿を収めようと
 カメラマンが数人


   ヤマハハコ
 
  コバノイチヤクソウ

 

 トリアシショウマ
 
 

シナノオトギリソウと

ヒカゲノカズラ
 

 

頂上のお社に参拝出来ない為に
設けられているのでしょうか
 

 

 
 
遠州から参拝に来られた講の人



 コケモモ


 ウスノキ


  オヤマリンドウ
半月もすればあちこちで
見れることでしょう



  クロマメノキ





 

 ホソバキソチドリ  
ビジターセンター「山テラス」に立ち寄り
火山と自然の展示を見ました
高速の伊那インターまでは
1時間強あります
行きに道沿いに咲いていた花を観察する為
3か所停めていただく


 キンレイカ (ハクサンオミナエシ)
岩場を好むようです







   クガイソウ





   ヤナギラン





   ヒヨドリバナ


    アカバナ



  マツムシソウ





   御岳百草丸
山岳修験者の常備薬だった
キハダが主原料のようだ
木曽駒の道の駅でお買い物をして
涼しい1日を過ごしてきました

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霧ヶ峰 車山から八島湿原

2024-07-11 22:51:44 | 花とも

梅雨入りしてから
日本列島は記録的な激しい雨による
被害が出ている場所や
一方連日の酷暑から
どうやって身を守ればよいか
関東地方もそろそろ天気の
変わり目のような気配
先取りするように
昨日は標高1600mほどの
涼しい高原へ1日避難?
ニッコウキスゲが例年になく
山肌を黄色く染めているという
車山周辺から八島湿原へ
昨年の山火事が幸いして
笹に覆われていた場所の下草が
例年になく生育が良いのも一因
さすが観光地だけあって
駐車場は満杯
広い場所なので
人の出が多いと言っても
数珠つなぎになることはない
我々はゆっくり花を観察しながら
多少曇り空も幸いして
気持ちよく歩くことが出来ました
ただ3連休は車も人も渋滞が予想されている
何度か霧ヶ峰周辺は訪れているが
7月前半に歩くのは初めてかも?



 電気柵が写真を撮る時災いする



タカネナデシコ
エゾカワラナデシコとの
表記もあるが?


  ハクサンフウロ




   ヨツバヒヨドリ


   ヤマトキソウ
数か所で見ました
小さくって写真が撮りにくい





 ヤマハハコ


 キンバイソウ


   車山の頂上が望めます




  ツルニンジンの蕾
コウリンカやウスユキソウも、もう一息



     ヨツバヒヨドリ



   コロボックルの山小屋



   ハナニガナ



 シロバナニガナ



ネバリノギラン



  オオヤマフスマ



  ヤマトキソウ


イブキトラノオが吹き流しのよう


  ヒメウラナミジャノメ

  
 ヒメウラナミジャノメの表翔
 ウラナミジャノメとは蛇の目の数で見分ける


 ヒメキマダラセセリ
 ウツボグサの花から離れません
wさんにSOS出してお聞きしました


もう1枚セセリチョウが写ってました


  コキマダセセリ(Wさんが多分?)
草原は蝶の宝庫のようで
昔分からないながら
先生とご一緒に歩いたこと思い出しました



下の方に車山湿原が
コバイケイソウが見られましたが
かなり乾燥化が進んでいるようです




    ササの花



   オトギリソウ

 引きかえしてお昼


次の訪問地 八島湿原へ

 
  イブキジャコウソウ
   移動中の道路沿いに

  ミヤマホタルブクロ
八島湿原の駐車場に入る頃には
ほとんど小雨



  ミツモトソウ



    コゴメオトギリ(帰化)

 イタチハギ(帰化)

    
  オカトラノオ


   ハナチダケサシ
ピンク系のも見られました


  ノリウツギの多いこと


 オオカサモチ
イブキボウフウやシシウドも見られました




 キバナヤマオダマキ





   イブキトラノオ


  ノハナショウブ
 ショウブ、アヤメ、カキツバタの
 お勉強をしました


  カラマツソウ



  アカバナシモツケソウ


コウリンカ


  ?



    ヤナギラン
もう半月もすれば、ピンクのカーペット


  ホソバノキリンソウ





   グンンナイフウロ


とうとう本降りになりました
車に戻り、蓼科自由農園(道の駅)に
立ち寄り、又又今年もルバーブゲット
早速ジャムを作りました
梅雨明けまであと10日のようです
今年の観察会も後3回
どんな出会いがあるのでしょうか?


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菅平へ初夏の花の観察

2024-06-22 22:40:24 | 花とも

梅雨入りが遅れているようで
催行されることとなった
この日(6月21日)後で分かったが
関東地方も梅雨入りしたらしい
関東地方の南側は雨で
長野の方は曇りとの予報であったが
朝になって少々悪い予報となってしまった
現地に着くころには上がっていると
期待して進めた
湯の丸SAを出ても
周りの景色は雲の中
菅平湿原の木道が滑ってもと
午前中の予定を変更
別所温泉に近い
「無言館」への立ち寄りを提案され
一同(お一人を除いて)
訪れたことはなく大賛成
「無言館」は戦争で道半ばにして
命を落とした若者の
絵画やその他作品を展示してある











展示物や遺族との書簡を
静かな雰囲気の中で
収蔵品に接し
希望や意思が
自由に表現できる今の世を
持続させねばならないとの思いを
強く感じました
駆け足でしたが
館内を出るころには
雨も小やみになってました


その後車で1時間ほど移動して
本命の菅平高原自然園へ
車中で遅いお昼を済ませ
いよいよ昨年(8月24日)
観察できなかった植物のリベンジ
皆さんのお話を聞いていても
何一つ思い出せないと思い
ブログ確認しましたら
私の方で何か出席出来ない事が
あったようで、
今回初めての訪問でした


 カラフトイバラ
氷河期の名残の花
別名 ヤマハマナス
昨年は大きな種だったようです
昨年花が見れなかった
ツキヌキソウ   スイカズラ科



 長野県のみが自生地
  茎が葉を突き抜いたのが名前の由来


   ウツボグサ

  ?スグリ



  ヤマヨツバムグラ



 ミヤマヨメナ


 ネコノメソウの仲間


   オオヤマフスマ
菅平湿原は四阿山の噴火で
川ががせき止められ
湖が出来、陸地化が進んだ


  サワオグルマ
オニナルコスゲ、
 サンリンソウの残花も見れました


  カラコギカエデ


    タカトウダイ
 白い花をつけたカンボクの大木が
あちこちで目立ちました







ハナヒョウタンボク
花がほぼ終わり
実が出来始めてました


  クロミサンザシ


今回のもう1つの目的は
ヒメザゼンソウ
昨年来た時は一株のみ見られたようだが
今年はどうか?


 どうもこのピンクの紐が目印
花は、この葉が枯れて開花するようだ
オオウバユリの若葉に似ている
数を減らしているようで
なかなか貴重な植物
残念だがもう少し先のようだ


アマドコロ(オオを頭につけたいくらい)


   オドリコソウ
ヨシのような植物が多くなり
姿は見えないが、
オオヨシキリやヨシキリ、ホトトギスの声


     コウヤワラビ
端境期で花は見れないので
切り上げて、ベニバナイチヤクソウを
探しに移動
住民の方にお聞きすると
下の方に下りないといけないらしく
今年は終わりとのことで
時間もないこと故
今回は諦めて、
行きに車窓で見たヤグルマソウの
群落を見て
17時ごろ高速に乗る




 ヨウシュコナスビ
車窓から夏至の満月(ストロベリームーン)が
見え、1年越しの宿題の
植物の開花に会えて充実した花旅でした

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白馬 猿倉林道 春から初夏の花

2024-05-30 23:09:28 | 花とも

花の開花を追って
5月は4回開催となりました
同じような花を何回も見ると
すぐ忘れる私にとっても
かなり勉強になります
今回は白馬方面
予定では姫川源流&親海湿原でしたが
当日出発前の情報で
急遽変更となりました
白馬猿倉林道の方が
雪解けからそう日が経っていないので
期待出来るというのが理由でした
小回りが利いて
このチームは最高です



 林道入り口に猿倉山荘
山荘はまだ営業していないようですが
車や人の出入りが煩雑
よく見ると山荘の名前が違う??
聞いて分かったことは
7月8日からフジテレビで放映される
ドラマのロケが行われているようです
「マウンテン ドクター」だそうです
建物の階段で早お昼
建物の周りには、咲き進んだ
春の花があちこちで見ることが出来ました


  キヌガサソウ
サンカヨウ、エンレイソウ
ミヤマニワトコ、オオバクロモジ
オオタチツボスミレ、オオツリバナ
ニリンソウ、
盛りを過ぎてる個体も多く
これから標高を上げていくと
良い出会いがあるのではと思われます


 猿倉林道への入口


    ユキザサ


  オオバユキザサ



  サンカヨウの種

 
 エゾアジサイの蕾
きれいなブルーの花を見せてくれるでしょう



 クルマムグラ


  シュウリザクラ
別名 ミヤマイヌザクラ
北海道から中部以北に分布

   ムラサキヤシオ


  クルマバソウ



 エゾユズリハ→ヒメモチ


  ズダヤクシュ



ここまで30分かかりました
目的地までは標準コースタイムは1時間だそうですが、
帰りの時間を考えて
行けるところまで行って
引き返すことにします




  オオタチツボスミレ




    シュウリザクラ
 大木です


  タムシバ
ほぼ終盤です


    ウリハダカエデ


   白馬?
丁度雲が切れて山容を見せてくれました


   ニリンソウ



  ミドリニリンソウ


  サンカヨウ
この2種が斜面を埋め尽くしてました
サンカヨウは雨に濡れると
ガラス細工のように透きとおって見ごたえがあります





水たまりに何の卵か?
干上がってきて
友人がかわいそうと言って
手ですくって水の中へ移してました



   スミレサイシン



    ツバメオモト
 この一株だけでした


  ブナの株立ち
標高1339m 
出発地から100mほど登り
所要時間90分ほど



   イヌガンソク


   ザゼンソウ
小さくって、しおれた姿のよう


 残雪のそばにおいしそうな

フキノトウ



   キクザキイチゲ
青い色の個体もありました


雪解け水がすごい勢いで
  流れていました


   マイズルソウ
あと期待するのはシラネアオイ
ちょっと横道に入ったところで仲間が大発見
ぐちゃぐちゃの土手の上に
大きなお顔
なんとしても納めたいと
踏ん張りながら登りました




  山野草の女王様と言われるように 存在感あります



 もう全開で翌日には
 散ってしまうかもしれません


 十分見させてもらいました
 ちょっと遠目でしたが
キヌガサソウが三花と
サンカヨウの群落




   サンカヨウ


 ショウジョウバカマ


    コイワカガミ
先を急ごうと横道から戻ってきました
リーダーが上から下りてこられた地元の人に
聞いたところによると雪渓から少し外れたところに
シラネアオイが見られるらしい
でも十分見たので時間も迫っているので
引き返すことにする
地元の人がザックから、
ユキザサが美味しいのだと
我々に分けてくださる
10人いるのでそんなに頂いてはと
遠慮しようとしたところ
3本取り出して切って食べなさいと
成長すると花が見れるのではと
ちょっと申し訳ない気持ちになる
多分最初で最後でしょう
前にここでトガクシショウマを
見た記憶があるとおっしゃったが
それは見ることが出来ませんでした





雪渓でスキーを楽しんだお兄さん


  トチノキ



  イワナシ (Iさんから借用)

  Iさんから借用

帰りは急いで1時間ほどで
駐車場に戻ってきました
疲れが吹き飛ぶような
大満足のフラワートレッキングでした




初ワラビでした






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妙高 笹が峰 夢見平

2024-05-20 23:27:20 | 花とも

今回新井地区に
春の花を見に行く予定が
今年は積雪量が少なく
雪解けが早かった影響で
春の花の開花は、
かなり前倒しの状況で
苦心して近辺を探していただき
今回の案内となりました
夢見平とはどんな所で
どんな花に会えるか楽しみ!



珍しく昨日は日曜日の催行で
渋滞か所もあり
一筆書きのように
関東近県を一周してしまいました





左上のショートコースを
夢見平を目指して巡ります



 標高1300m、笹ヶ峰に入る道が
  4月末に開通されたようです





  乙見湖の笹ヶ峰ダム
 目の前に金山 天狗山 焼山と
頚城山塊が連なります







もう足元は賑やかに花々が
迎えてくれます



  オオタチツボスミレ


  オオイワカガミ


  ユキザサ



 県民の森への入り口
 ムシカリが盛りです
 朝早かったので早めのお昼
 目の前にはブナ林
 ハルゼミの声がします




 マイズルソウ



  出てきました
フイリヒナスミレ

   エンレイソウ
 違う場所にはミヤマエンレイソウ



 
  シロバナニシキゴロモ
 日本海側に分布



  ミヤマスミレ
 スミレに精通している人が
 おっしゃるには、普通には見れないとの事
 確かに調べてみると
 ミヤマは深山と書くように
 北海道や本州では標高が高く
 東日本や広島、四国に分布し
 落葉樹林帯や土壌に湿気の多い所を好み
 花期が遅めで短いと紹介されている



     斑入りの個体も観察

 





かなりの距離に両側で
見られ特徴がつかめました
地上径がなく葉が心形
葉に特徴あり
掌上に向けて窪むもの多い
花は紅紫色で側弁の基部に毛がある



    スミレサイシン
 日本海側に分布



  オオタチツボスミレ


  シロバナタチツボスミレ?



   タネツケバナ


  オオカメノキ(ムシカリ)


  水辺にニリンソウ



  ミヤマカタバミ



    キクザキイチゲ


  リュウキンカ


  ほぼ終盤かと思いますが
  至る所に生育




   カタクリもほぼ終わり


  なんとコシノカンアオイが
 何株も見られました


   ヒナが親鳥に餌をねだっているよう


   フッキソウ

 クリンソウも蕾が上がってきてます



  ツバメオモト
ちょっと早かったか、
蕾を付けている株も見られました




  エゾエンゴサク



  夢見平到着
目の前に妙高の外輪山三田原山



  サンカヨウ
 雨に濡れるとガラス細工のような姿





    ルイヨウボタン


     ズダヤクシュ


     ?ネコノメソウ


  ミヤマスミレ
又又お目にかかれました


  ニリンソウ
その中に珍しいミドリニリンソウ




ミヤマエンレイソウとミドリニリンソウ



     サンカヨウ


 クロサンショウウオの卵



   ツクバネソウ


4時間半ほどで出口に戻ってきました
花が多く、なかなか前に進めませんでしたが
大変素晴らしいフラワーハイキングでした
長時間にわたる運転お疲れさまでした
出発点の地元のおじさんにお聞きした
シラネアオイにはお目にかかれませんでした
案内所の係りの方にお聞きすると
シラネアオイはゴールデンウイークの
最終辺りでは何とか見れたそうで
開花の早いのに驚かされました

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清里でクモイコザクラに会えるか?

2024-05-11 22:47:34 | 花とも

昨年計画していて
実施されなかった
クモイコザクラ探しに
昨年より計画を早めて出かけました
参加者のお二人が清里の別の個所で
10年以上前に会っているようです
その記憶をもとに
いろいろ情報を収集していただき
案内してくださることになりました
クモイコザクラはコイワザクラの変種で
葉の切れ込みが深く、
裂片がとがっていると
紹介されていて
自生地が八ケ岳、南アルプス
”谷間の令嬢”と呼ばれているようだ
川俣渓谷へ下りる途中で見れるようだが
倒木等での通行止めの個所があり
地元の案内所で尋ねても
詳細が不明
取りあえず渓谷めざして
林道を進む




  ヒメイチゲ(ボケてます)


  フモトスミレ
ヒトツボクロやミヤマウズラ
イチヤクソウの葉も見られました


下から水の流れる音がしてきます
下る時かなり神経を使います




取りあえず渓谷の下まで下見に行ってくださり
戻ってこられたら、
下の方にはへばりつく岩も見当たらない
との報告
倒木で道が塞がれていて
戻ろうと相談する





以前見られた方はそんな下の方ではないと
丁度横に大きな崖のようなの岩があり
よく見るとピンクの花が目に付く
以前はびっしり花が付いていたので
目を疑われたようだ






  せっかく一眼レフ持参したのにピンボケ
よく見ると花が落ちているのが多く
前に見た方は消化不良のようだった





 葉っぱは沢山見られたので
 時季が早ければ素晴らしかったでしょう
取りあえず引き返し
もう一方が見た場所を探すことにする



 オトメスミレ 距が紫



    アケビ 雌雄花


  サクラスミレ
側弁に毛があり、花弁が桜の花びらに似る
取りあえず清泉寮のベンチで食事
その間に様子を見に行ってくださる




もう1か所の岩がなかなか見つからず
我々は初見だし、見れたので十分
吐竜の滝へ移動



  クリンユキフデ


   クワガタソウ



   ネコノメソウ


  ミヤマハコベ



   ワダソウ










  ニワトコ


  エンレイソウ



  マルバスミレ


   イワデンダ


  ミヤマノキシノブ
今日小田原植物会で先生にお聞きした



  チゴユリが大きな岩一面繁茂


  おまけにベニシジミ
風が爽やかで体が冷えてしまいましたので
名物のジャージー牛のソフトクリームを
諦めました
後で観光事務所の係りの方にお聞きすると
今年のクモイコザクラはピークが2週間も
前だったようです
昨今花時期は難しいですね

  

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