よろぎかいも、今年の計画で、
大島の地層、先月の大涌谷のジオ、
今月はユネスコのジオパークに認定されている
南アルプス、中央構造線を、学びに行きました。
台風19号、20号が立て続けに、列島に接近しているので、
心配されましたが、大して降られもせず、
伊那のジオガイドさんの案内で、じっくり見ることが出来ました。
二宮町内を回り、6時にインターから伊那市長谷に向かい
仙流荘10時発のバスで、ジオガイドさんと歌宿下車
林道を歩きながら、地層と、言うまでもなく、植物の観察もしました。
メインの仏像構造線の場所まで、ルンルンの林道歩きです。
右側の赤茶けた岩肌と、左側の白い石灰岩の岩肌
今回のポイントのようです。
アルプス林道がなかった時は、この河原沿いを
6時間かかって北沢峠まで歩いたようです。
マルバダケブキ
センジュガンビ
フジアザミの株の後ろに、オオビランジ
フジアザミ
白いフジアザミ
アサギマダラがヒヨドリバナに吸密に来てました
アサギマダラの食草、イケマが繁茂してました
マルバダケブキにミドリヒョウモンチョウ
フジウツギ
後翅に♂は黒い性標あり
ホソバキリンソウ
ウダイカンバ
シラカバ→ダケカンバ→ウダイカンバ
標高によってすみ分けているようです
ウシキタソウ
ミズタマソウのような種です。
ほかの植物の葉が、邪魔してしまいました
ミヤマモジズリ 最盛期でした
ミヤマダイコンソウ?
ソバナ
これもソバナ?→ミヤマシャジン
アカバナ
トダイアカバナ
分布が限られている
南アルプスの石灰岩地には多く見られる
?→カマナシミヤマハタザオ
ミヤマタニタデ
シナノナデシコ
ウメバチソウ
キツリフネ
ダイモンジソウ
ダイモンジソウ
雨が落ちてきたので、濡れないところで昼食
ウスユキソウ
似ている植物で、ヤマハハコ、
この土地の名前が付いたトダイハハコ、
見ることが出来ました。
トダイハハコ
ウスユキソウとトダイハハコ
ヤマハハコ
本日の重要ポイント 仏像構造線
てっきり隣の崩れかかっているところかと思いましたら
この辺りを通っているようです。
中央構造線に並行して走っていて、
四万十帯の地層と秩父帯が帯状に接している
南アルプスは、1億2000万年前は海の中
日本列島が形成された頃の地層に、
南の海で作られた比較的新しい地層が、
プレートに乗ってきてぶつかり、押し上げられて形作られた。
この構造線を境に、北側と南側は地層が異なる。
この中央構造線が、九州から西日本を縦断して、
南アルプスの稜線を作り、関東地方の下仁田までの大断層
フォッサマグナ という言葉も出てきて??
これは西南日本と東北日本の境目の大きな亀裂ということ
中央構造線の北側の地質 は、比較的温度が高く、地表に近い地中で
化学変化を受けた。
南側の地層は、比較的温度が低く、地下の深いところで、
高い圧力や化学変化が起こって作られたと、
初心者は解ったような解からないようなもやもやしてます。
セセリチョウの名前は?
構造線も見たので、予定より1本前のバスに乗り出発点へ。
ここからちょっと移動して、露頭の見られる美和湖へ移動
中央構造線を表わすポールが立っていた
日本列島が中央構造線によって、北側を内帯
南側が外帯に分けられると書かれていた。
少し下って露頭を見る 溝口露頭
地質が違うというのは解りますが、
右側が三波川変成帯、左側が領家変成帯
来月の定例の勉強会で、もう1度復習していただきたい。
台風の影響か、高速乗ったらひどい雨でしたが、
二宮に戻るころには、ほとんど雨がやんでました。
無事、念願の南アルプスジオラインを、訪れることが出来ました。
どうもジオは難しい