花の開花に合わせてスケジュール変更して
5月25日シナノコザクラ見に行きました
シナノコザクラです サクラソウ科
絶滅危惧種 草丈5~10センチぐらい 花の径2センチほど 花弁がハート形
高山帯の花で石灰岩質に咲くイワザクラの変種とされている
昨年岐阜県の舟伏せ山で見たイワザクラ
南アルプススーパー林道は長野県側は長谷村戸台から南アルプス仙丈ケ岳への登山口北沢峠まで
4~11月まで一般車両は入れず村営のバスが運行されている
我々は途中の歌宿まで乗り舗装された林道をてくてく歩く
歌宿まで所要時間45分 林道がない時は4~5時間かかったのでしょうか?
バスの運転手さん 自然を知り尽くしているようで地質から地形 植物や動物はもちろん
植物好きのお客と見るや観光の目玉のシナノコザクラやまたまた絶滅危惧種のホテイランのスポットを
丁寧に案内してくれる
スーパー林道を作る時は自然保護の反対が多くあったようだが一般の車両を締め出すことによって
自然が守られ我々体力のない者にもこの感動を味わえる
今日はお天気が悪く登山客はいないようだが霧を吹いてまで風情ある写真を撮る人もいるのだから
この雨は最高だとおっしゃってくれる
気温9度ほど貴重なチョウが見れるかと期待したがちょっと無理かな
タチツボスミレ(環境ゆえかはいつくばっている) ?テンナンショウ
今回同行した方々は県博の植物グループのメンバー 心強い
イワセントウソウ タチネコノメソウ
イワウサギゴケ
地質のことは説明を聞いてもよくわかりませんが林道のところに地層が露出しているのがあちこちで見受けられた
中央構造線が横切るので三波川変成帯(蛇紋岩) 秩父帯(石灰岩) 四万十帯(砂岩 泥岩)
戸台大橋から歌宿手前までは秩父帯 その先が四万十帯だという説明を受けた
その秩父帯(石灰岩)にシナノコザクラが見られる
こんな身近で十分写真も撮れてお腹いっぱいになった感じがしたがそうもいってられず
イワツバメが巣作りしているトンネルの中で雨をよけてお昼にする
その後もう一つのお目当てホテイランの場所に移動する
画像だと大きいと思うが草丈15センチぐらいお顔が大きく本当に愛らしい
以前八ヶ岳の山麓で案内していただいたが盗掘にあって数が減少しているらしい
絶滅危惧種
ヒメホテイランに訂正
* ヒメホテイラン(ラン科)
ホテイランは背面の袋状の大きな距が先で2裂して長く突き出る。ヒメは距が短く下に突き出ない。
北海道、青森県に分布するが南アルプスに稀にある(「信州の野草」信濃毎日新聞社)
八ヶ岳山麓の時の画像を見ると2裂した距が長く突き出ている(Wさん調べる)
ホテイランはこのような環境を好むので運転手さんが教えてくれたところ以外咲いてないかと
探すが葉だけは見つけられたが残念ながらあきらめる
コミヤマカタバミ ミヤマスミレ
コキンバイ イカリソウ
蕾のツバメオモト 水飲み場
ダイモンジソウ の葉裏 (赤) 帰りのバスに乗る前お名残りのシナノコザクラ
ウリハダカエデ
ウリハダカエデ ヒメバラモミ(トウヒ属)
八ヶ岳周辺と南アルプスの一部の海抜
1000~1800で見られる希産種
ハタザオ ミヤマハタザオも見ましたが尚ピンボケ オウレンシダのカーペット
ミヤマハタザオは高山蝶のクモマツマキチョウの食草
この蝶見たさに粘ったとブログ出ていましたが…見たい
シダに詳しい人がご一緒しましたが
歌宿15時15分に出たバスに拾ってもらいました
5,6キロは歩いたようでしたが本当に楽して素晴らしい花に出合えました
出発地に戻りさっきバスの中で珍しいテンナンショウヲ見たのでそれ見たさに戻っていただきました
情報によりヤマザトテンナンショウ
諏訪インター17時 帰宅20時10分
ここ4~5日PCの具合が悪く結局IE9から8に戻したらなんとか画像アップできヤレヤレでした