皆さん目覚めが早い。
いつもより1時間も早く起きてしまい、同室の人と、
散歩しながら、温泉の吹き出ているところを見に行く。
熱いお湯は苦手なので、サーと出てしまい、
気が付かなかったのですが、かなり塩分の強い泉質のようでした。
松之山温泉は、開湯700年の歴史ある湯で、室町時代の上杉家の隠し湯であったとも
いわれている。なぜこの山奥で塩分が強く、90度と高温なのは、看板の能書きによると、
地殻の隆起により、1200万年前の海水が、マグマによって温められ、
地層の割れ目から一気に湧出する「ジオプレッシャー型温泉」で、
大変珍しい温泉のようです。
この牛も作品のようです。
朝食です
出発前に、買い物ができるように、お土産物屋さんを、
特別に早く開けてもらいました。
干しゼンマイ買いましたので、うまく調理ができるかお楽しみ
奴奈川キャンパス(昭和59年に開校し平成2年に閉校)
玄関前で、地元の農家の方による、お漬物とお茶の接待があり
生産された朝取りの野菜を買いました。
美人林と「森の学校」キョロロへ移動しました。
大正末期に木炭にするため、一斉にブナを伐採した後、
育ったブナ林。
芽吹きもきれいですが、野鳥の宝庫でもあるようです。
美人林といわれる通り、そろって姿が美しい!!
160段からあるキョロロの塔に上りました。
キョロロとは、アカショウビンの鳴き声からとったようです。
上から見下ろした駐車場です。
放射線状に枕木が並べてあるのですが、これも作品だそうです
次の会場 最後の教室 ボルタンスキー
廃校のエントランスです。
壁を彫刻した板で覆ってます。
体育館のような建物の床に、藁を敷き詰めてあります
暗闇に扇風機が回っていて、あかりが見えます。
手振れでおかしい画像です。
2011年3月12日(東北の3.11の翌日)北部地震で、山腹の斜面が崩壊し、
下流の積雪や土砂を巻き込んで、土石流となって100メーターにわたって
国道に流れ込んだ。
鋼製の砂防堰堤です。
その後予定していた"お蕎麦屋さん”を探したのですが、
残念ながら見当たりませんでした。
店じまいしたのか、移転したのか、
地震と豪雪により、学校も閉校したり、空き家も多く、
残念ながら過疎化は食い止められそうにありません。
雪国の生活は、高齢者には過酷です。
雪国ゆえに、日常生活を営むには、住民の結びつきが強く、
それが、災害の時に効力を発揮するようです。
昼食前に、2つ作品の会場に立ち寄りました。
「たくさんの失われた窓の為に」
気持ちよさそうに、カーテンが風に揺れてます。
右手には河岸段丘が・・・・
清津渓谷で、おそばを頂きました。
地震で立派な柱状節理が崩れたり、観光客の減少と、痛手を受け、
芸術祭に参加することで、お客さんが訪れるようになりました。
トイレです。
作品ではありますが、使用できます。
清津渓谷のトンネルは全長750m、ハード
トンネルの終点もアート作品
ペリスコープ(潜望鏡)のようなイメージだそうです。
トンネルを上流へ上ってきたと思いましたら、
眼下の川の流れが、逆になっているようで、
頭をかしげてしまいました。
最後のトンネルがUターンしているのだといわれましたが、
理解できませんでした。
2日にわたって、地震からの復興と、地域を元気にする
芸術祭を体験しました。
住民のつながりの強さが、災害の時には、1番の力になるというのを実感しました。