
鎮神社を過ぎてさらに坂道を上って行くと、鳥居峠の登り口となる狭い石段が、右手に見えてきます。
島崎藤村「夜明け前」の冒頭そのままの山道(上段写真)を上り続けること約16分、葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる場所に至ります。
ここには、かつてこの場所に存在していた「中の茶屋」を復元する意味で設置したとおぼしき休憩用の東屋があり、ここから先は急勾配の九十九折りが続きます。

約15分のぼったところで一里塚跡を示す小さな石碑を過ぎ、坂はますます急峻に。
歯を食いしばるようにして歩を進めるうち、覆うように繁っていた木立を抜けて、道もようやくなだらかになります。
ログハウスのような建物に復元された「峰の茶屋」跡を左手にチラ見して過ぎ、その先の平坦な場所が、奈良井宿をたって約30分、鳥居峠の頂上(標高1,197㍍)です。

またこの地点は、楢川村と木祖村との境でもあります。
ただしこの道は明治になってから開かれた道で、本来の道筋はもう少し山の上を通っていたようですが、現在は消滅しています。
鳥居峠の下りは、その明治の新道を、道端に設置された熊除けの鐘を鳴らしてから出発です。
島崎藤村「夜明け前」の冒頭そのままの山道(上段写真)を上り続けること約16分、葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる場所に至ります。
ここには、かつてこの場所に存在していた「中の茶屋」を復元する意味で設置したとおぼしき休憩用の東屋があり、ここから先は急勾配の九十九折りが続きます。

約15分のぼったところで一里塚跡を示す小さな石碑を過ぎ、坂はますます急峻に。
歯を食いしばるようにして歩を進めるうち、覆うように繁っていた木立を抜けて、道もようやくなだらかになります。
ログハウスのような建物に復元された「峰の茶屋」跡を左手にチラ見して過ぎ、その先の平坦な場所が、奈良井宿をたって約30分、鳥居峠の頂上(標高1,197㍍)です。

またこの地点は、楢川村と木祖村との境でもあります。
ただしこの道は明治になってから開かれた道で、本来の道筋はもう少し山の上を通っていたようですが、現在は消滅しています。
鳥居峠の下りは、その明治の新道を、道端に設置された熊除けの鐘を鳴らしてから出発です。