goo blog サービス終了のお知らせ 

迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

てつみちがゆく-鶴見あたり

2012-12-14 20:27:56 | 鐵路
鶴見線の鶴見駅~国道駅間には、昭和17年に廃止となった「本山停留所(ほんざんていりゅうじょ)」駅の跡が、70年を経た現在ものこされています。

開業が昭和5年だったそうですから、駅として機能していたのは、わずか12年間。

廃止され、放置状態になってからの時間のほうが長いわけで、半世紀以上もたっているとなると、もうほとんど文化財モノであります。


その本山停留所駅跡の斜め下には、今年の四月に全面廃止となった「総持寺踏切」が、まだその姿を留めています。



東海道線にその緩行線である京浜東北線、「品鶴線」という貨物専用線を転用した横須賀線(湘南新宿ラインもこの線路を通ります)の三路線を渡るわけですから、向こうまでがおそろしく遠いのも道理なれ。

“開かずの踏切”であることが問題となって、ついにその役目を終えることになってしまいました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニッポン徘徊―中山道64の2... | トップ | いとしさはにくしみ。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。