迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

秋黄萬爛。

2024-12-04 19:46:00 | 浮世見聞記

先月三十日より皇居乾通りの一般公開が始まったとラジオで聴いたので、二年ぶりに出かけてみる氣になる。



人出は多かったが渋滞もなく、さほど見頃でもない秋の植物を見上げながら、まずは季節を聴いて進む。



出口の乾門を額縁に、代官町通りのイチョウが黄々と燃えてゐて、幾人かが道の真ん中で立ち止まってカメラを構へてゐる。



警備係が道端に寄って撮影するやう促すなか、二人連れの女性が乾門を背景に冩真を撮ってほしいとスマホを手に近づいて来た。

私はスマホを受け取ると、道の真ん中は邪魔になるので端に寄りませう、と云って真ん中を避けた。

二人連れは、真ん中で撮って欲しかったやうな様子を見せつつ、同意した。

そこからでもイチョウが美しい、最高の一枚を撮って差し上げた。







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