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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

「子連れ専用車両」歓迎の一方で複雑な思いも鉄道各社も工夫

2022-05-05 19:17:00 | 浮世見聞記




「子連れ専用車両」──

小田急電鐵と東京メトロ大江戸線、また東海道新幹線「のぞみ」には期間限定で導入云々。


私は大歡迎です。

“女性専用車両”と違って。


子どもはそもそも聲の調子が甲高く、また聲量も自制できないので、電車内と云ふ箱空間ではとくに響いて耳につくのはある程度仕方のないことです。

よって私は距離の長短に拘はらず、交通機関を利用するときは必ずウォークマンを携帯し、さうした場面に遭遇したらすぐ賑やかな音樂で封殺するやう、自衞を心掛けております。


ただ、電車と云ふ文明が珍しいのか何なのか、やたら興奮して大ハシャギする未開児だけは、さすがに許せません。

それは親からして未開人ゆゑで、ふだんから公共の場における常識をしつけてゐない──そもそも當人がしつけられてゐない──ヒナに、いきなり形ばかりの「しっ!」などやってみせたところで、ヒナには何のことかすら理解できないのは無理のないことであります。

いつからか我が町内に闖入し棲み着き、日夜お構いなしに咆哮をあげてゐる雌型人面獣など、さうした無知未開なまま年齢(トシ)ばかりを食ったなれの果てと申すことが出来ませう。





それはさておき、とくに大型連休といった澤山のヒトがいっぺんに動く時期に、子どもの“音害”は避けて通れないのものでせうか?

通れます。

自分がさういふ場を通らなければ良い、それだけです。


時間の使ひ方をちょっと工夫することです。



そしてなにより「快適な車両」とは、乗り心地云々以上に“雑音”と、



“雑物(ゴミ)”のない車内環境を云ふのであります。








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