外國人觀光客と云ふ環境公害──外夷がめでたく駆除されてヤレヤレと安堵し、それが當たり前な街頭光景として馴染んでゐただけに、たとへ少人數による試験的な侵入許可であっても、私はイヤです。
なにより、官の検疫防疫体制がまったく信用できないからにほかなりません。
昨夏の茶番大運動會の時も、感染済みの運動競技屋が入國してしまったではありませんか！
今度はさらに得体の知れないのが、ニッポンのマヌケな検疫をすり抜けて街中を徘徊するかと思ふと……、その分かりすぎる結果にはまうウンザリです。
夷人の物見遊山など、この人災疫病禍をさらなる蔓延猖獗に陥れる病菌そのものにほかならず、さうした不要不急な人体實験は國難終熄の目途がついてからで充分なのであります。
