赤坂氷川神社というと、一人暮らしを始めて間もない頃、ある深夜枠のTVドラマにハマり(正確には主演の女性タレントにハマったのだ)、そのロケ地の一つがここの境内であることを突き止め(そんな虚しい努力こそ青春なり!)、日が暮れかけた時刻に(なぜかは覚えていない)、こっそりと訪ねて行った、そんな甘酸っぱい思ひ出がある。
あれから十数年-
江戸時代、氷川神社祭礼で巡行した山車に載っていた人形のうちの一体、「猩々」が正月期間だけ展示されているというので、お詣りも兼ねて見に行った。
なかなか大柄で、着けている装束も本式仕立てだ。
手にしているのが扇ではなくて柄杓であるのが、謡曲の本文に則ったものとはいえ、なんとなく愛嬌を感じる。
この猩々人形は平成十八年に他の八体とともに奇跡的に発見されて復元修理が施され、復活した祭礼の山車巡行で再び陽の目を見ているが、しばらく眠っていたあいだに天を突くような高層建築ばかりとなった江戸の町の変わり果てた姿に、人形はさぞ戸惑っていることだろう。
今後の保存と維持のために寄付金を募っているとのことで、微力ながら協力。
正月も四日目だが、まだ初詣客の姿が見られる。
なかには振袖姿の女性もいたが、袖がなんとなく邪魔そうに見えたのが、わたしの初笑い。
あれから十数年-
江戸時代、氷川神社祭礼で巡行した山車に載っていた人形のうちの一体、「猩々」が正月期間だけ展示されているというので、お詣りも兼ねて見に行った。
なかなか大柄で、着けている装束も本式仕立てだ。
手にしているのが扇ではなくて柄杓であるのが、謡曲の本文に則ったものとはいえ、なんとなく愛嬌を感じる。
この猩々人形は平成十八年に他の八体とともに奇跡的に発見されて復元修理が施され、復活した祭礼の山車巡行で再び陽の目を見ているが、しばらく眠っていたあいだに天を突くような高層建築ばかりとなった江戸の町の変わり果てた姿に、人形はさぞ戸惑っていることだろう。
今後の保存と維持のために寄付金を募っているとのことで、微力ながら協力。
正月も四日目だが、まだ初詣客の姿が見られる。
なかには振袖姿の女性もいたが、袖がなんとなく邪魔そうに見えたのが、わたしの初笑い。