「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

75歳以上のガンはどうでもよい!?

2007-05-09 05:21:02 | Weblog
毎朝お世話になっているラジオ体操の会長さんがガンで亡くなった。
まだ72歳の若さである。体操をやるぐらいだから人一倍健康には
気を使っておられたが、やはり病魔には勝てなかった。今年になっ
て僕は二人も自分より若い人に先だたれている。

厚生労働省の「ガン対策推進協議会」が75歳以下のガンによる死亡
率を今後10年間で20%削減する案を決め、一般からの意見募集を
開始するという。新聞によると、75歳以上の高齢者はガンによる死亡
率が急激に高まるため、75歳未満を指標としたものだという。
この書き方は、とりようによれば、75歳以上の年寄りは削減計画をた
ててもムダだ。なるようになるより仕方がない。老人のひがみかもしれ
ないが、そうとも考えられる。

6年前、僕は膀胱ガンで入院、1・5cmぐらいの患部を幾つか摘出した。
幸いその後の経過は良好に推移している。喫煙による肺ガン、暴飲暴
食による胃ガン、大腸ガンと違い、膀胱ガンには何が原因なのかはっき
りしない。僕の場合は、出血による痛みから早期発見できた。

厚労省の死亡率削減案がどんなものかしらないが、やはり、ふだんの予
防PRと早期発見だと思う。しかし、僕の周囲にもまだ依然として喫煙者が
いる。彼らの言い分は”自分の身体は自分が一番よく知っている”という
勝手な意見が多い。いま問題になっている”受動喫煙”を理解していない。
政府もタバコ会社などに配慮せず喫煙者に罰金を科すべきである。