わが家にも先日老妻宛の「ねんきん特別便」が届いた。社会保険庁が記録漏れの
恐れがあるとして送った356万通の中の一通である。早速、夫婦合わせて150歳の
ボケ頭を突き合わせ読んでみたが難解である。なにしろ半世紀近くの記憶をたどり
ながら保存していた記録と照合するのだから大変な作業だ。教えられた社保庁の
関係部門三か所に電話して、やっと一件落着、昨日”訂正なし”との葉書をポストに
入れた。
ところがである。今日の新聞を見て驚いた。昨年12月から社保庁に”訂正なし”と回
答があった人をさらに追跡調査すると8割近くが訂正の必要があるのだという。どう
なっているのだろうかー。昨日”訂正なし”と投函した妻の”特別便”も心配になって
きた。
妻は昭和38年10月に国民年金に任意加入しているが、その頃の年金手帳をみると
区(東京)の担当者が毎月、加入者の家をまわり集金している。手帳に捺印してその
証拠が残っている。ところが、わが家の場合僕の札幌転勤などで妻の年金支払いが
ストップしてしまった。昭和61年4月の年金制度改正で、妻は第三号被保険者となり
支払いが復活した。どうもそのあたりの役所間の連絡の悪さが”記録漏れ”の原因に
なっていたようだ。
保存していた記録と"稗田阿礼”とまでは行かないが、僕の記憶力で妻の年金にはま
ちがいはないと思うのだが、心配だ。今回の社保庁とのやりとりで、妻と同姓同名の
方の記録が"名よせ”されていたことが判った。それを訂正する意味では役にたった
のだが、完全に厚労省の年金行政の失敗である。年金証書には歴代の社会保険庁長
官の名前が白々しく印刷されている。一時騒がれたこの人たちの責任問題はどうなっ
たのであろうか。
恐れがあるとして送った356万通の中の一通である。早速、夫婦合わせて150歳の
ボケ頭を突き合わせ読んでみたが難解である。なにしろ半世紀近くの記憶をたどり
ながら保存していた記録と照合するのだから大変な作業だ。教えられた社保庁の
関係部門三か所に電話して、やっと一件落着、昨日”訂正なし”との葉書をポストに
入れた。
ところがである。今日の新聞を見て驚いた。昨年12月から社保庁に”訂正なし”と回
答があった人をさらに追跡調査すると8割近くが訂正の必要があるのだという。どう
なっているのだろうかー。昨日”訂正なし”と投函した妻の”特別便”も心配になって
きた。
妻は昭和38年10月に国民年金に任意加入しているが、その頃の年金手帳をみると
区(東京)の担当者が毎月、加入者の家をまわり集金している。手帳に捺印してその
証拠が残っている。ところが、わが家の場合僕の札幌転勤などで妻の年金支払いが
ストップしてしまった。昭和61年4月の年金制度改正で、妻は第三号被保険者となり
支払いが復活した。どうもそのあたりの役所間の連絡の悪さが”記録漏れ”の原因に
なっていたようだ。
保存していた記録と"稗田阿礼”とまでは行かないが、僕の記憶力で妻の年金にはま
ちがいはないと思うのだが、心配だ。今回の社保庁とのやりとりで、妻と同姓同名の
方の記録が"名よせ”されていたことが判った。それを訂正する意味では役にたった
のだが、完全に厚労省の年金行政の失敗である。年金証書には歴代の社会保険庁長
官の名前が白々しく印刷されている。一時騒がれたこの人たちの責任問題はどうなっ
たのであろうか。