「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         「暗拳殺」の日の出来事

2008-03-20 06:34:41 | Weblog
昨日の僕の運勢は「暗剣殺」のようだった。誰かに暗闇から斬りつけられているみ
たいな日だった。早朝、家の階段下の電柱脇に大きな犬の糞を見つけたのが始ま
りだった。こんなに愛犬家のモラルが叫ばれているのに、まだ他人の迷惑など考え
ない人がいる。

お彼岸の墓参をかねて帰郷する老妻と近くのバス停で待ち合わせたのだが、多少
ボケも手伝ってか、行き違いになり、僕は一時間もJRの駅で待ちぼうけを食ってし
まった。僕がバス停に妻の姿が見えなかったので、先に出かけたとカン違いしたが
いけなかったのだ。

そのバスの中での出来事。若い女性が手に口も当てずに、何度も大きなセキをして
いる。困ったなあ、と思っていたら、後から乗ってきたマスクをした僕と同年配の老人
が見かねて注意をした。しかし、若い女性はアッケラカンの表情。昔、大和撫子という
言葉があったのだが。

帰りのバスの中ではこんな出来事。やはり若い女性がバッグからヨーグルドを持ち出
し大口あいて食べ始めた。終点まで乗っても一時間足らずの路線である。僕は横目で
観察しながら”こんどはお化粧かな”とみていたら、案の定だった。推理の当ったのは
嬉しかったがー。

どうも馬齢を重ねると怒りっぽくなる。新聞に"切れた年寄り”などと書かれないように
注意しなければならない。それにしても、最近の若い女性のモラル低下は目にあまる
ものがある。もてなくなった老人のヒガミではない。