「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            タバコ一箱は一万円でもよい

2008-03-09 06:26:50 | Weblog
タバコ一箱を千円にせよという声が大きくなっている。日本のタバコは一箱(20本入り)が
300円前後だそうだが、欧米では、例えばロンドンでは5ポンド(約千円)ニューヨークでは
8ドル(約九百円)と日本の3倍近く高い.これは各国のタバコの税率が英国82・4仏80・9
独80・4%と高いからだ。

日本財団会長、笹川陽平氏が日本のタバコを欧米並みに一箱千円に値上げすれば9兆
5千億円の新たな税収になると新聞に書いていた。タバコは健康に悪く、医療費のムダに
つながっている。千円に値上げすればタバコをやめる人も出てきて"一石三鳥”の効果が
あるという主張だ。大賛成である。僕は一万円でも好いと思っている。

先日、愛読している女性のブログに自分の会社では34人中28人が喫煙していて毎日灰皿
の掃除が忙しく、身体にタバコの匂いが染み付くのがイヤだと書いておられた。これだけタ
バコの害がいわれていても、まだこういう会社があるのかと驚いた。

僕も30年ほど前まではヘビースモーカーであった。その体験から言えば、タバコを千円に値
上してもそんなにタバコをやめる人はいないと思う。 まだ多少、小遣いをやりくりすれば買
える範囲だ。思い切って一万円にすべきだと思う。

禁煙は一種の生活習慣病である。わが国から喫煙を追放するには各職場で"禁煙休暇”日
を設け、その期間中に禁煙を習慣づけたらどうであろうか。そして休暇明けでもまだ喫煙の
習慣がなおらない人物には多額な罰金を課すか、あるいは解雇したらどうか。本人の問題
ではなく、受動喫煙の問題なのだ。