「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           礼服にもクールビズを

2009-06-22 04:52:24 | Weblog
クールビズも4年目に入って定着してきたようだ。少なくとも本来の目的である
二酸化炭素排出量マイナス6%つまり室内温度28℃維持協力は出来ている
ようだ。ただ麻生総理はじめ閣僚たちのクールビズは、それどころではないの
だろう。見た目には代わり映えしない。ジャケットにノータイ姿が多い。

昔人間の僕にとってクールビズで一番困るのは、冠婚葬祭である。やはり黒の
礼服にノータイでは礼に反する感じがする。明日23日は沖縄慰霊の日だが、昨
年の記念式典だったと思うが、県知事はじめ来賓が黒の半そで、ノータイで参席
されていた。沖縄だけのクールビズだが、全国版に広めてはどうか。

常夏のインドネシアでは伝統的のジャワ更紗(バティック)地の長袖のシャツが、
冠婚葬祭のさいの礼服として公認されている。日本ではクールビズといえば、ジャ
ケットにノータイ姿だが、おしゃれという観点からはどうなのだろうか。

戦前、クーラーなどなかった時代だが、都会のサラリーマンは白麻の背広、カンカン
帽をきちんとかぶっていた。今のクールビズは、ただタイをはずしただけ。襟元がなん
となくさびしい。気候も風土も違うが沖縄のクールビズは、本州に比べてもっと多様化
している。礼服クールビズを含めて学ぶところが多い。伝統的な白絣地を使ったクール
ビズなんかもどうだろうかー。