「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          都議選 自民党のマンネリ戦術

2009-06-27 05:27:55 | Weblog
7月3日が告示だというのに東京都義戦は事実上始まっている。昨日も新聞のチラシ
に混じって自由民主党の機関紙「自由民主」の○○議員特集の号外が入ってきた。
機関紙は毎週火曜日発行、一部税込み105円だが、号外は無料である。選挙のプロ
がやっているのだから法律には反してはいないのだろうが、号外発行にかかる費用
は相当なものだ。ここでも政治とカネについて考えさせられる。

選挙目当ての号外だから仕方がないが、後期高齢者の僕がみてもマンネリだ。議員
と都知事とのツウショットの写真は、まあまとしても1ページ使って区内に住む自民党
支持の有力者の顔写真をずらりと載せ、さらに区議会議長の経験者の写真を掲載して
いる。いずれもおつむが後退した男性ばかり、33人中女性は2人だけだ。まるで自民党
の支持層を象徴しているみたいだ。

わが選挙区は公明党が力を入れている選挙区らしく、数か月前からいろんな筋を通じて
他宗派の我が家にも接触がある。が、自民党の候補者は名前も知らない。昔、自民党
の候補者といえば、選挙区をこまめにまわり、僕らも町の集まりなどで一回ぐらい顔をあ
わせたものだった。冠婚葬祭におカネを出せというのではない。地方議員はやはり選挙
区との普段の接触が必要だ。

麻生総理は都議会選挙を来るべき総選挙の前哨戦とみて、自民党の候補の事務所を
まわって激励したという。それも大切だが、投票するのは選挙民だ。「自由民主」の号外
をみて、年寄りの僕でさえ、あいも変らぬ自民党の無策の戦術にあきれた。いま自民党
に必要なのは新しい戦略だ。