「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         朝日新聞の内閣支持率

2009-11-18 07:00:59 | Weblog
朝日新聞社が11月14,15日に実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の
支持率は62%で、前回10月に比べ”微減”だったとのこと。内閣発足直後には9割以
上あった(同紙付け16日朝刊)のだから僕にいわせれば"続減”だと思うのだが、昨
日の同紙コラム「天声人語」は"9割以上”の数字ではなく71%を使っている。自分の
原稿に都合のよい数字を使用するのであろうか。

理解できないのは、官僚依存を改める鳩山内閣の取組みを支持する人が69%もいる
のは解るにしても斉藤次郎・元大蔵事務次官が日本郵政の社長になったことが内閣
の掲げる"官僚支配打破,天降り禁止”に矛盾していると答えた人が59%もいることだ。
民主党支持者は要するに、この問題についてどうでもよいのだ。

鳩山内閣の年金・医療政策を評価している人が48%もいたのも驚きだ。新内閣になっ
て何か進展があったのであろうか。年寄りからみれば公約の「後期高齢者医療制度」
の廃止は2年後に延期され、それも具体案も示されていない。年金問題も掛け声だけ
で宙に浮いたままだ。

行政のムダについての取組みを評価する人が76%もいたのは当たり前である。ムダを
支持する者などいない。行政刷新会議の"仕分け”のパーフォーマンスに目を奪われて
いるにすぎない。どれだけ節約できたのか実際の数字をみなければ評価できないのだが。
マスコミの実施している世論調査はなにか恣意的にみられてならない。