「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「生活不活発病」

2015-03-17 05:42:21 | Weblog
早朝のNHKラジオ番組を聞いていたら”健康コーナー”で、「生活不活発病」というあまり聞きなれない病気の話をしていた。身体を動かさない状態が長く続くのが原因で、心身の機能が低下してゆく病気だとのことだ。昨年、一昨年と大病して入院して以来、僕もあまり身体を動かさなくなり、最近ひょっとすると、この病気に罹った、のではないかと思うようになってきた。

若い頃には頑強で、不節制な生活をしていても、医者のお世話にならなったが、二度の大病をしてから急に意気地がなくなってきた。数年前までは早朝のラジオ体操に毎日参加し、一日1万歩を目指して散歩を心掛けていたが、今はとてもそんな元気がない。膝に人工関節を入れた結果、痛みはなくなったが、やはり”本物”とは違って違和感がある。どうしても外出が億劫になってきた。

これではいけない、と思い、特に用事もないのに、老妻から千円札一枚を貰い近くのスーパーまで買物に行くのを日課にするようになった。歩数にすれば往復で2千歩だが、一日家に閉じこもりよりよい。杖なしでもよいのだが、安全のため持参して意識的に大幅に歩くようにしている。そのほか一日一回、昔、子供のつかっていた0.5キロのバーベルを50回上げ下げしているが、この方は時々忘れることがある。

まだまだ寒さは続くが、散歩道の梅は満開、沈丁花の匂いも心なしかしてきた。春の到来も近い。旧友会やOB会のお誘いの便りも舞い込んできた。生きている限り、生活が“不活発”にならないよう、身体も動かすことにしょう。