「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

70歳代は人生の花の真っ盛り

2015-10-06 05:30:24 | 2012・1・1
80歳代半ばになると、新しい人との出会いが少なくなるが、最近、このブログを通じてお一人、また13年前書いた旧著を通じてお一人、新しく知り合いを得た。年々、旧知の友人、知人が亡くなって来ているだけに、新しい人との出会いは嬉しいものである。

ブログを通じて知り合った方は、小ブログが先月、大東亜戦争の緒戦で日本軍が蘭印軍に勝利して降伏式のあったカリジャテイ=現在はインドネシア空軍基地=に、旧日本軍の慰霊碑があることを紹介したのがきっかけだった。コメント欄を通じて、是非訪問したいから詳細を教えてくれと申し出があった。
そこでメール.アドレスを教えてもらい、それを通じてやり取りさせて貰っているが、先日、その方から「フィリピン戦没者慰霊の旅」という立派なお手製の冊子を頂戴した。

もう一方は、僕が2002年に出版した「大東亜戦争とインドネシア」(朱鳥社)を読まれた方で、その本の中の一章「スマトラ横断鉄道建設」について問い合わせてこられた。早速、返事する方々、現地を訪問したという意向なので、現地のインドネシア人を紹介することにし来週お会いすることにした。

メールを通じてのやり取りからみてお二人とも「年金」世代だが、戦争の直接の体験はなく、僕より若い、恐らく70歳代ではないだろうか。超高齢化時代である。60代で現役を去っても余生はたっぷりとある。僕の体験でも、何か目的をもって生活をしないと時間を持て余す。失礼ながら、お二人とも旅の一つの目的はこれかも知れない。その意味では70歳は人生の花の盛りである。80代になると足腰が弱り、気力があっても体力が外国旅行を許さなくなる。